日本大学 新年度(2020年度)戦力分析

続いては、日本大学について、新年度の戦力を見ていきます。登録している選手一覧はこのようになっております。データベース登録されている人数は4年:9人、3年:9人、2年:8人、1年:3人となっております。全部で29人というのは全大学でも最多かなあ。戦力となってくる選手が多いという見方も出来ますが、高校時代に活躍して持ちタイム上位の選手がなかなか3大駅伝・予選会にエントリーされず、強制的に新戦力の台頭が促されたことによる影響も多い気が… また、監督がかつて大東大を栄光に導いた青葉監督を起用してきたのにもびっくりしました。

4年生

箱根を2度経験している選手が3人おり、そのままこの学年の中心となってきそう。まずは武田、3年時は箱根で4区17位と苦しみましたが、箱根予選はチーム4番手の41位、2年時には4区8位で走っている実力者です。横山は1万で28分44秒のベストを有し、箱根では2年連続の1区を任されるほど。箱根予選ではチーム2番手の24位で走っていますからね。この二人に一気に追いついてきたのが宮崎、箱根では2年連続の6区山下りを任され、2年時は17位に沈むも3年時は区間4位と会心の走りを披露、ハーフも63分20秒まで伸ばし、平地でも活躍が期待される選手です。



続いてほしいのは箱根経験者である野田なのですが…2年時は3区20位、3年時は箱根予選で244位とまだ好結果を残せていないのがもどかしいですね。小林は3大駅伝の経験はありませんが、箱根予選ではチーム5番手の87位で走っており、最上級生となって期待したい選手の1人です。本来であれば、ここに竹元や関沼といった高校時代に実績のある選手も入ってきてほしかったのですが、この3年間を見ている限りは3大駅伝や予選会へのエントリーも厳しそうなのが残念です。

3年生

他の学年に比べてちょっと苦戦している印象があるのが3年生ですね。箱根経験者は2人いますが、鈴木が1年時に5区14位、橋口は2年時に9区20位と結果を残すまでには至らず…橋口は箱根予選も231位となかなかに厳しい走りだったかなあ。箱根予選では、むしろ大倉がチーム8番手の144位で走っており、まずまずかなあ。箱根と箱根予選経験者を合わせても3人というのはちょっと寂しいですね。全日本経験者である北野は雑誌に名前が無かったですし。。。


他には山本が箱根に2年連続でエントリーされ、1万のベスト29分33秒はこの学年でトップタイムですし、疋田もハーフで65分4秒を持ち、2年の箱根でメンバー入りを果たしています。こういった選手がメンバー争いに絡んでくるかどうかが大事になってきそう。この学年も本来であれば先述の北野に八重畑、大池、天野ら実力者が揃う学年となるかなあと思っていたのですが、、、特に2年時は揃って存在感を見せられていないのが気がかりです。。。

2年生

チームのエースはドゥング、箱根予選ではチームトップの4位、箱根は2区12位とやや苦しみましたが、持ちタイムも実業団での実績もあり、チーム内では抜けた存在ですね。ドゥングにはもっと高いレベルで安定した走りを求めたいところ。日本人エースの1人として期待されるのが樋口、短い距離に強い選手という印象でしたが、箱根予選でチーム3番手の33位、箱根でも3区8位とハーフの距離で好走を連発、1万も28分43秒まで伸ばし、今後の活躍がますます楽しみな選手です。


さらに、松岡、若山も箱根に出場しており、1年時に4人が出場というのも凄いですね。松岡は1万も29分11秒までタイムを伸ばし、ハーフも64分24秒をマーク、若山も1万で29分24秒をマークしています。ただ、箱根では松岡が7区、若山が8区を任されてともに区間19位と下位に沈んでしまったんですよね…箱根での悔しさを今後の走りに活かしていって欲しいです。


他にも、岩城は1万で29分12秒をマークし、箱根で16人のメンバーに入っていますし、濱田はハーフで64分51秒をマーク、小野は全日本予選に出場しています。さらに、八木はこの学年で最も高校時代の実績も5千ベストも良い選手、箱根予選は274位と苦しみましたが、箱根でもメンバー入りを果たしていますし、樋口に負けない活躍を期待したいところ。まだ2年生ですが今年度、チームの中心となっていくであろう選手が揃う学年となっています。

1年生

谷口、高貝がともに5千で14分12秒のベストを持ち、持ちタイムでトップ10に入ってきています。谷口は都大路でも長距離区間である3区で7位と好走を見せています。留学生も揃うこの区間で7位は素晴らしいですし、即戦力として活躍が期待されますね。高貝も都大路では4区11位と上々の走り、都大路の長距離区間で結果を残している選手というのは大学で活躍することも多いですし、楽しみですね。


さらに、原田は5千で14分19秒、このタイムはトップ10には入りませんが、ハーフで64分16秒を既に高校時代にマークしており、ハーフでトップ10入りを果たしている選手です。これは全大学を見渡しても原田だけですね。谷口と同じ豊川高校出身であり、都大路でも6区6位と好走しています。さらに、14分26秒を持つ三木、14分29秒を持つ寺元が持ちタイムで続き、三木は都大路で3区19位、寺元は4区14位で走っていますからね。高校時代に結果を残した選手たちが大学でどれだけ活躍を見せるか楽しみです。

大学駅伝春号が6月2日に発売されました。どうしても歴代の◯◯や過去の◯◯といった記事が入ってきてはしまいますが、選手の特集なども多いですし、思ったよりはしっかりしているというのが正直な印象。私にとっては選手の名簿はもちろん嬉しいですが、5千、1万、ハーフのベストがズラッと一覧で載っているのもありがたいです。


大学駅伝 2020 春号 [別冊付録:特大ポスター] (陸上競技マガジン6月号増刊)