帝京大学 新年度(2020年度)戦力分析

続いては、帝京大学について、新年度の戦力を見ていきます。登録している選手一覧はこのようになっております。データベース登録されている人数は4年:8人、3年:6人、2年:1人、1年:1人となっております。上級生が14人に対して、下級生がわずかに2人と極端な人数バランスとなっています。1年は基本5千の持ちタイムでトップ10に入るだけなので、1人もいない大学もありますが、2年生が1人というのは全大学を見渡してもトップクラスに少ないかも…現有戦力に不安はありませんが、今後を見据えるとちょっと不安なデータでもあります。

 

4年生

エース格がズラッと揃うのはやはり4年生。星は全日本で7区6位、箱根で2区9位とエース区間を任され、そして結果を残しています。1万で28分35秒、ハーフで62分20秒のベストを持ち、名実ともに今年度のエースと呼ぶにふさわしい存在ですね。小野寺は1万こそ29分14秒ですが、ハーフでは62分3秒と星をも上回るタイムを持ち、出雲では5区区間賞、箱根では1区8位と好スタートを切り、チームの躍進に貢献しました。今年度もチームを牽引してくれることでしょう。


鳥飼はハーフで63分10秒のベストに加え、箱根では2年連続で8区を任され、前回は区間3位と素晴らしい走りを見せています。ハーフで63分36秒のベストを持つ谷村は箱根こそ未経験ですが出雲で2度、全日本で1度と3度の3大駅伝経験を誇りますからね~ダブルエースに加え、3大駅伝経験者が続くという状況です。そこに割って入ることが期待されるのは、ハーフタイムを伸ばしてきている選手、増田は62分56秒のベストですし、日野原も63分4秒まで縮め、ともに箱根16人のメンバー入りも果たしています。こういった選手の存在がさらに選手層を厚くしてくれそうです。

3年生

遠藤は箱根で2年連続の3区を任されて区間2位&日本人トップ&区間新記録という圧巻の走りを見せました。1年の箱根以来、それほど目立った走りは見せていなかったのですが、大事な箱根に2年連続で合わせてくるのはさすがです。3年時となり、あらゆる大会でエースらしい走りを見せて欲しいですね。中村は自己ベスト連発でハーフも63分19秒まで伸ばし、3大駅伝フル出場、やや苦戦しましたが箱根では7区9位でまとめています。


橋本は1万で28分52秒を叩き出し、2年時は3大駅伝全てにエントリー、全日本では5区8位で3大駅伝デビュー戦を飾っています。現状は遠藤が一歩抜け出し、中村、橋本が追う感じかなあ。しかし、4年生同様に持ちタイムで見ると、細谷がハーフで63分30秒、寺嶌が63分35秒をマークし、ともに持ちタイムでトップ10に入ってきています。三原は持ちタイムこそ目立ちませんが、2年の出雲で10人のメンバー入りを果たしていますからね。4年生についで選手が揃う学年と言えるでしょう。

2年生

新井が1年時から3大駅伝全てにエントリーを果たしていますね。5千で14分13秒、ハーフでは63分30秒をマークしており、この学年で抜けた存在となっています。2年時となり、3大駅伝デビューが期待される選手ですね。続く選手となると…5千で14分21秒、1万で29分台のベストを持つ佐藤や5千で14分20秒を持つ菅家、ハーフで65分台のベストを出した元永、高橋、山田あたりが候補になってくるのかなあ。どうしても3,4年生と比べると差をつけられているだけに、まずは自己ベストを更新し、メンバー争いに絡む選手が出てきて欲しいですね。

1年生

小野の実績がずば抜けていますね。1万で29分16秒のベストも魅力的ですが、都大路1区で4位の走りは衝撃的でした。5千は14分20秒のベストですが13分台の選手と遜色なく、こういう選手は大学でも活躍する印象があります。即戦力として活躍して欲しいところ。5千では14分15秒のベストを持つ大吉がトップですね。こちらも力があり、今後が楽しみな選手の1人。例年はスカウトで苦戦することも多い帝京ですが、持ちタイムトップ2を見る限りはまず上出来と言えるでしょう。


さらに、続く選手を見ても、14分23秒を持つ近田、14分26秒を持つ西脇、14分28秒を持つ大辻と14分30秒切りの選手が続きます。帝京が3大駅伝で結果を残すようになってきて、徐々にスカウトも良くなってきているのかなあ。なかなか、14分30秒切りが5人揃うことは無いですからねえ。さらに、エース候補の小野も擁していますし…どんどん、1年目からメンバー争いに加わり、3大駅伝に出場する選手が出てきて欲しいです!!

明日、大学駅伝春号が発売されますね~私も昼休みにゲットしてこようと思います。久しぶりに買う陸上雑誌、やっぱり楽しみです~

箱根駅伝 2021 完全ガイドが12/2(水)に発売になりました。各大学の戦力を確認するにはやはり良いですね。春号、夏号、秋号、そしてこの完全ガイドは毎年欠かさずに買っています。駅伝好きならば買って損のない1冊かなあと。



箱根駅伝 2021 完全ガイド 出場21チーム有力選手写真名鑑&戦力分析 (陸上競技マガジン2021年1月号増刊)