青山学院大学 新年度(2020年度)戦力分析
続いては、青山学院大学について、新年度の戦力を見ていきます。登録している選手一覧はこのようになっております。データベース登録されている人数は4年:7人、3年:4人、2年:8人、1年:1人となっております。やはり、注目すべきは2年生の人数ですよね。エース候補に持ちタイム3部門で自己ベストを伸ばした選手が多いです。また、新入生が1人しかいないのは、決してスカウトが悪いわけではなく、先輩たちの持ちタイムレベルが高すぎるのが原因かと…
しかし…新年度戦力分析をしてはいますが……本当にいつになったら現状が収まるのか…駅伝ファンが恐れていること…3大駅伝はそもそも開催されるのか?という恐怖が。。。高校生トラックの最高峰であるインターハイも中止になりましたし、3年、4年と限りのある学生において、この時間は辛すぎますね…
大学名 | 順位 | 名前 | 学年 | 5千ベスト | 1万ベスト | ハーフ換算 |
---|---|---|---|---|---|---|
![]() |
1位 | 吉田 圭太 | 4年 | 13:43.54 | 28:27.40 | 01:01:46 |
![]() |
2位 | 岩見 秀哉 | 4年 | 14:03.09 | 28:49.13 | 01:03:13 |
![]() |
3位 | 神林 勇太 | 4年 | 13:58.70 | 29:13.62 | 01:01:53 |
![]() |
4位 | 市川 唯人 | 4年 | 14:08.89 | 29:22.35 | 01:04:22 |
![]() |
5位 | 新号 健志 | 4年 | 14:07.96 | 29:24.59 | 01:02:43 |
![]() |
6位 | 松葉 慶太 | 4年 | 14:19.75 | 29:47.23 | 01:04:37 |
![]() |
7位 | 中山 大樹 | 4年 | 14:13.73 | 29:55.82 | 01:03:09 |
![]() |
1位 | 湯原 慶吾 | 3年 | 14:00.71 | 28:44.99 | 01:03:40 |
![]() |
2位 | 飯田 貴之 | 3年 | 14:07.55 | 28:49.45 | 01:03:10 |
![]() |
3位 | 高橋 勇輝 | 3年 | 14:19.26 | 29:11.49 | 01:03:17 |
![]() |
4位 | 早田 祥也 | 3年 | 14:09.90 | 29:17.87 | 01:03:00 |
![]() |
1位 | 岸本 大紀 | 2年 | 14:06.97 | 28:32.33 | 01:09:08 |
![]() |
2位 | 宮坂 大器 | 2年 | 14:19.86 | 29:10.82 | 01:02:26 |
![]() |
3位 | 中倉 啓敦 | 2年 | 14:08.19 | 29:22.91 | 01:02:26 |
![]() |
4位 | 中村 唯翔 | 2年 | 14:13.53 | 29:22.99 | 01:02:52 |
![]() |
5位 | 近藤 幸太郎 | 2年 | 14:08.50 | 29:26.01 | 01:03:42 |
![]() |
6位 | 目片 将大 | 2年 | 13:56.71 | 29:47.86 | 01:07:48 |
![]() |
7位 | 西久保 遼 | 2年 | 13:59.18 | 29:58.50 | 01:02:30 |
![]() |
8位 | 大澤 佑介 | 2年 | 13:57.52 | 30:00.06 | 01:05:35 |
![]() |
1位 | 佐藤 一世 | 1年 | 13:57.58 | 30:38.51 |
チームのエースである吉田が4年生、さらに箱根9区で区間賞を獲得した神林、箱根8区で2位だった岩見の3人が3大駅伝を経験しています。吉田が抜けた印象でしたが、箱根の走りを見る限りは神林、岩見も十分すぎるほど戦力として計算出来そうですし、強力ですね。ただ、3年までで3大駅伝経験者が3人しかいないというのは、ちょっと少ない気がしますね。こちらも、先輩たちが強かったというのももちろんありますが。。。
3人以外では、ハーフで62分43秒のベストを持ち、箱根にもエントリーされた新号が続く候補かなあ。長い距離で結果を残しているのは大きいですよね。市川も新号同様に5千で14分1桁、1万で29分20秒台のベストを持ち、箱根もエントリーされた市川も最終学年で活躍して欲しい選手です。ハーフで63分9秒のベストを持つ中山もいますし、例年同様に4年生になって活躍する選手も多そう。
箱根では5区2位と素晴らしい走りで往路優勝のゴールテープを切った飯田、出雲、全日本は1区で好走、箱根では10区で優勝のゴールテープを切った湯原の二人がこの学年を引っ張ります。ともに大きく崩れることの無い走りが魅力で、それでいて箱根へのピーキングもさすがなだけに、今年度も大いに活躍してくれそう。ともに主要区間も経験しているのは強みですね。
上記二人が3大駅伝をともに3度経験している一方、他の選手はまだ未経験なんですよね。こうしてみてみると、3,4年生の3大駅伝経験は少なめかなあ…その分、経験している選手は全て複数回走っており、経験豊富です。ハーフで63分ちょうどのベストを持つ早田、63分17秒の高橋が続く選手ですかね。早田は箱根でもメンバー入りを果たしていますし、ハーフの持ちタイムが良い選手が多いですよね。こういう選手が、上級生となってきっちりとつなぎ区間で好走するイメージが…
箱根2区で区間5位と素晴らしい走りを見せ、エースと呼ばれるのも近いであろう岸本が実績抜群です。3大駅伝全てで区間賞を含む区間5位以内で走っていますし、今年度は全て主要区間を担うことでしょう。8人と最多人数が登録されている2年生ですが、3大駅伝経験者はこの岸本1人だけです。それでいて、これだけの選手が3大駅伝のエントリーを果たしているか、持ちタイムでトップ10に入っているのが末恐ろしい。。。
5千のベストでは13分56秒の目片、13分57秒の大澤、13分59秒の西久保と3人が13分台を有しています。大澤は出雲、全日本にエントリーされていますし、西久保はハーフでも62分30秒という好タイムを有しています。さらに恐ろしいのは、ともに62分26秒を持つ宮坂、中倉に62分52秒を持つ中村とハーフで62分台のベストを持つ選手が4人もいるんですよね。そのいずれも1年時にマークしているのが凄まじく…さらに箱根にエントリーされた近藤もいます。これだけの持ちタイムを見ると、今後は黄金世代となっていく期待も高まります。
高校時代の実績がトップクラスであり、13分57秒のベストを持つ佐藤が早速持ちタイムでトップ10に入ってきています。高校生ロード最強の証明である都大路1区区間賞を獲得している選手が箱根王者の青学に加わることとなります。特にロードでは即戦力として活躍してくれることでしょう。14分8秒のベストを持つ倉本を始め、14分10秒台のベストを持つ選手が6人もいるというエース候補だけではなく、その脇を固める選手も実力者がズラッと揃います。
倉本や鈴木は実力者ながら、都大路では倉本が1区35位、鈴木は1区27位とともに悔しい走りになってしまいましたからね。大学ではその悔しさを晴らすような活躍を見せて欲しいです。この学年も2年生同様に、1年目から多くの選手が持ちタイムでトップ10に入ったり、3大駅伝にエントリーされるかもという期待がありますね。また、黄金時代を築くこととなるのでしょうか?
ディスカッション
コメント一覧
竹石選手も残るみたいですね
あー、そういえばそうでしたね。。。
HPにも名前が載っていますし、残しておきますか・・・