2019年度 1万m持ちタイム遷移 ~その3~

最後は、現時点での順位が1~8位の8校について1万mでも2019年4月1日(今年度開始)、2019年2月24日(今年度最終版予定)、2020年4月1日(来年度開始)の3つのポイントで持ちタイム遷移を振り返りつつ、来年度の戦力を見ていきます。なんだか、どんどん記録会も中止になったり、縮小したり、本当に長距離への影響も大きいですね。。。かつて無いほどに陸上へのモチベダウン中です。。。早く、落ち着いて欲しい・・・
大学名 2019年4月1日 2020年2月24日 2020/4/1(予定)
東海大学 1位 28:48.46 1位 28:39.88 9位 29:07.65
青山学院大学 6位 29:06.64 2位 28:44.84 1位 28:57.95
明治大学 2位 28:56.51 3位 28:46.00 4位 29:03.63
駒澤大学 5位 29:06.58 4位 28:49.21 6位 29:05.05
中央学院大学 4位 29:04.63 5位 28:51.64 5位 29:03.81
東京国際大学 13位 29:21.76 6位 28:51.85 2位 29:00.65
帝京大学 7位 29:13.20 7位 28:52.21 11位 29:11.92
創価大学 15位 29:26.01 8位 28:55.34 14位 29:13.51
1位:東海大学

今年度はじめも現時点でもトップはやはり東海大学、28分10秒台が塩澤、鬼塚の2人、28分台が9人を数え、平均は28分39秒と驚異的です。これでいて、チーム屈指の実力者である館澤や阪口が入っていないところに、東海のさらなる恐ろしさを感じますね。。。しかし、その一方でトップ10のうち、2~7番手を含む7人が4年生、来年度は29分7秒の9位と大きく順位を下げることになります。


来年度の新入生では喜早が早速28分52秒でチーム2番手に入ってくるのですが、それでもタイムを28秒も下げてしまいますからね…28分台は4人となりますが、28分50秒切りが1人しかいないのはちょっと寂しいですね。10番手は29分28秒まで下がることに…しかし、松崎咲や飯澤、市村ら主力もまだトップ10に入ってきていませんし、ここからどれだけ伸ばせてこれるか…最強世代が抜けた後というのは、どうしても大幅戦力ダウンは免れませんからね。。。

2位:青山学院大学

今年度はじめは6位だった青学でしたから、4つも順位を上げてきました。学連記録会での自己ベストラッシュが素晴らしかったですからね。28分台が8人となり、10番手でも29分10秒となっています。平均も22秒縮めてきていますし、これだけ上位陣で20秒以上縮めるのは容易ではないですね。吉田、鈴木とエース級がベストを出していない一方で新戦力の台頭が恐ろしいほど見られる結果に…


来年度は鈴木、中村友を始め4人が抜けることとなりますが、28分57秒と唯一の平均28分台を有しているチームとなります。28分台が5人に10番手でも29分22秒というハイレベルさ…しかも、持ちタイム以上に力のある選手がズラッと揃っているのが恐ろしい。。。28分台もまだまだ増えそうですし、なんと言っても勝負レースでの強さはずば抜けており、来年度の強さは別格かなあ・・・

3位:明治大学

今年度はじめは2位でしたから、1つ順位を下げていますが、それでも10秒タイムを縮め、28分46秒とハイレベルです。小袖が28分34秒、手嶋、鈴木らが28分40秒台と28分台は8人、10番手も29分9秒となっています。持ちタイムは良いのに3大駅伝で結果を残せず…という状況からも脱却してきたのも大きいですね。


来年度は27分台のベストを持つ阿部を始めとしてトップ10のうち5人が抜けることもあって、タイムは17秒下がり、4番手となりますね。28分台は4人いますが、10番手が29分30秒というのはちょっと寂しいかなあ。新入生の児玉が29分24秒で既に9番手に位置しています。箱根2区で快走した加藤はトップ10にも入っていませんし、タイムを伸ばせそうな選手はズラッと揃っています。

4位:駒澤大学

今年度はじめは5位だった駒澤ですから、1つ順位を上げることに。28分49秒が平均とここまでが28分50秒きりを果たしています。28分13秒を叩き出した田澤を筆頭に28分30秒台が5人いるのが凄いですね。その一方で6番手と7番手は36秒も離れて、10番手は29分28秒に留まっており、トップ10の中でもタイム差が大きいのが気になるところ…


来年度は6位ということで2つ順位を落とすことになります。28分30秒台のベストを持つ大聖、大成、山下の3人が抜けるわけですから、その影響は大きいですよね。新入生では、花尾が29分6秒で4番手、唐澤が29分36秒で10番手に入ってきています。新入生は実力者揃いですし、小林や酒井など5千で持ちタイム上位の選手が1万でタイムを持っていませんからね。一気にタイムを伸ばす可能性は最も高い大学かも…

5位:中央学院大学

今年度はじめは4位でしたから、1つ順位を下げることに…28分台が5人、5番手でも28分42秒、10番手でも29分12秒を有しています。特に5番手が28分42秒はかなりハイレベルなのでは…また、29分前半の持ちタイムがトップクラスに多いのも中央学院の選手層を厚くしていましたよね。来年度も5位ということで現状維持になりますね。


トップ10のうち4人が抜けることとなりますが、10番手でも29分25秒と引き続き10番手の持ちタイムが良いんですよね~ただ、4年生が抜けたことでその選手層が薄くなったのは否めず…持ちタイム上位の選手が持ちタイム通りの力を発揮してくれるかどうかが大事になってきそうですね。特に高橋、小島らは箱根に出場することが出来ず、チームとしても苦しくなってしまいましたし。。。

6位:東京国際大学

今年度はじめは13位でしたから、一気に7つも順位を上げたことになります。チームの大躍進とともに持ちタイムも大幅アップですね。29分21秒から30秒も縮め、28分51秒となっています。ヴィンセントの27分47秒、28分26秒の伊藤を始めとして、チーム10番手が29分22秒となっています。持ちタイムとしても箱根シード校と互角以上ですが、全日本、箱根でも圧倒的な強さを見せていますから、タイム・実績ともに文句無しです。


来年度は29分ジャストで2位にまで浮上することになります。10番手でも29分26秒という選手層に加え、ヴィンセント、ムセンビがともにハイレベルな持ちタイムですからね。仮に28分39秒のムセンビを外して考えても、11番手は29分29秒の佐伯となっており、平均で5秒ダウンですが、それでも6番手かなあ?伊藤世代が抜けたとしても、来年度に向けて期待の持てるデータとなっています。

7位:帝京大学

今年度はじめも7位ですから、順位としては変わらずになります。帝京も21秒縮めて、28分52秒という平均タイムなのですが、他の大学も伸ばしてきていますからね。28分台は7人を数え、10番手でも29分14秒ですからね。28分30秒台が島貫、遠藤、星と3人いるのも強いです。その一方で来年度は11位と4つ順位を下げてしまうんですよね。


トップ10のうち、トップの島貫を含む4人が4年生というのも大きいですが、10番手は29分45秒まで下がってしまうことの方が影響しているかなあ。28分台は引き続き3人、29分10秒台も4人いますが、続く選手が29分30秒台ですからね。まあ、帝京のことですから、また一気にタイムを伸ばしてくる選手がどんどん出てくるとは思いますが…

8位:創価大学

今年度はじめは15位ですから、7つも順位を伸ばしてきたことになります。こちらも箱根初出場というチームの躍進とともに、持ちタイムも31秒更新し、28分55秒まで伸ばしてきました。留学生がムイル、ムルワと2人いるのも大きいですが、トップ10のうち7人が自己ベストを更新し、10番手でも29分26秒というタイムは凄いですよね。少し前の創価では考えられない持ちタイム…来年度は14位ということでまた6つ順位を下げてしまいますね。


27分38秒のムイル、28分30秒の米満というダントツ2トップが抜けるのですから、タイムを大きく下げてしまうのも仕方ないかなあ。ただ、それでも10番手は29分36秒なんですよね。来年度は留学生1人でこのタイムですし、決して悪くはないですよね。その一方で選手層はやはりまだ厚いとは言えないだけに、さらに持ちタイムを伸ばしてくる選手、持ちタイムでトップ10に入り3大駅伝未経験の中武、小野寺がどれだけ戦力になってくるかが大事になってくるかなあ~

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