2019年度 5000m持ちタイム遷移 ~その3~

5000m、最後は現時点での順位が1~8位の大学について、2019年4月1日(今年度開始)、2019年2月24日(今年度最終版予定)、2020年4月1日(来年度開始)の3つのポイントで持ちタイム遷移を振り返りつつ、来年度の戦力を見ていきます。来年度には新入生の持ちタイムも加算されています。
大学名 2019/4/1 2020/2/24 2020/4/1(予定)
東海大学 1位 13:49.16 1位 13:48.72 4位 14:01.14
駒澤大学 6位 14:02.63 2位 13:56.21 1位 13:58.05
青山学院大学 3位 13:59.63 3位 13:56.82 2位 13:59.16
東洋大学 2位 13:59.44 4位 13:57.46 6位 14:02.13
帝京大学 13位 14:10.48 5位 13:58.99 8位 14:04.53
早稲田大学 4位 14:00.10 6位 13:59.36 5位 14:02.01
創価大学 12位 14:09.97 7位 13:59.93 12位 14:07.09
明治大学 5位 14:01.74 8位 14:00.23 7位 14:02.61
1位:東海大学

今年度はじめも現時点でもトップは東海大学、これはもう納得ですよね。今年度はじめから現時点まではわずかに0.44秒しか縮められていませんが、そもそも最初から13分49秒が平均というずば抜けたタイム、チームトップの選手がこのタイムでもおかしくないのに、平均ですからね。トップ4を含む7人が最強世代の4年生ということになります。


ということは、逆に言えば来年度の持ちタイムは当然大きく落ちることに。14分1秒ですから、13秒も下がることになります。5千で13秒は相当ですよね。。。来年度はじめ時点では4位まで下がることになります。新入生では、石原がチーム6番手、松尾がチーム8番手と2人入ってきます。新たに田中、宇留田も、持ちタイムでトップ10に入ってきました。来年度はガラッと主力メンバーが変わることになる中、どれだけ強さを維持出来るでしょうか?

2位:駒澤大学

今年度はじめは6位でしたから、4つ順位を上げたことになりますね。来年度のエースになるであろう田澤を筆頭に、上位10人のうち7人が自己ベストを更新しています。13分台のベストも5人いましたからね。主力どころ、新戦力と多くの選手がベストを伸ばしていたのは良かったですね。


来年度は13分58秒でトップになることになります。トップ5のうち3人が抜けるのですが、2秒ほどしかタイムを落とさないんですよね。チーム11,12番手の持ちタイムも良かったこと、ルーキーの鈴木が3番手に入ってくることも大きいですね。有力選手が複数加わるだけに、今回の箱根で悔しい結果だったところからの復活を期待したいところ。

3位:青山学院大学

今年度はじめでも現時点でも3位、3秒ほどタイムを縮めてきていますね。元々13分台の平均タイムでしたから、なかなか縮めるのは容易ではないですよね。また、主力や新戦力は1万やハーフを多く走って5千はあまり積極的ではなかったですし…トップ10のうち、4人が抜けることとなりますが、来年度も13分59秒と13分台で2位と1つ順位を上げることとなります。


期待のルーキー佐藤がチーム4番手に早速入ってきます。ただ、青学の場合は5千の持ちタイムという状況では正直無いですよね。。。箱根での圧倒的な強さを見る限り、持ちタイム以上の力を持つ選手も多く、来年度は青学一強になってしまうのでは?と思ってしまうほどです。

4位:東洋大学

今年度はじめは13分59秒で2位でしたが、現時点では4位となっています。2秒ほどしかタイムを縮めることは出来ていないんですよね。13分台で自己ベストを出したのはエースの相澤だけでしたしね。来年度はその相澤、渡邉と持ちタイムトップ2を含む5人が抜けることとなります。そのため、5秒タイムを落として14分2秒、6番手に下がることとなりますね。


来年度は実績抜群の松山がチーム3番手、渡辺が4番手、家吉が6番手、佐藤が9番手とトップ10のうち4人が新入生を占めることとなりました。これだけ新入生がトップ10に入ってくるのも凄いですね。松山、佐藤は即戦力として計算できそうですし、特に相澤の高校・大学の後輩となる松山には期待せずにはいられないかなあ。新入生に過度の期待は禁物ですが、5千のベストを見る限りは頼らざるを得ないかな…

5位:帝京大学

今年度はじめは13位だったのが、8つも順位をあげてトップ5に入ってきました。平均タイムで12秒も縮めてきているのは驚異的です。トップ10のうち、全員が自己ベストを更新してきていますからね。全員というのは凄いですよね。13分台も5人いますし…さすがは育成力抜群の帝京といったところかなあ。トップ10のうち4人が4年生、さらに来年度トップ10に入る1年生がいないこともあって、3つ順位を落とし8位ということになります。


ただ、今年度も13位から大きくタイムを縮めているわけですし、新入生も実績抜群の小野がいますからね。5千も狙えれば記録は出してくるでしょうし、エースの星もまだ現時点で10番手、どれだけチームとして順位をあげてくるかも楽しみです。

6位:早稲田大学

今年度はじめでは4位でしたから、2つ順位を落としたことになります。13分台には突入しましたが、タイムは1秒ほどしか縮めていないですからね。井川と太田智がともに13分台でのベストを出したくらいですね。来年度は5位ということで1つ順位を上げることになります。持ちタイムも3秒しか落ちないのはなかなか…


新迫、太田智らが抜けますが、新入生では菖蒲が5番手、佐藤が9位と2人がトップ10に入ってきています。13分台は3人ですが、10番手でも14分1桁ですし、やはり高校時代に実績のある選手が推薦枠が少ないとはいえ、最大4人は入る早稲田らしいかなあ。新入生は5千以上に1万で実績のある選手が揃っていますし、5千でもタイムを伸ばしてくるかも…

7位:創価大学

今年度はじめでは12位でしたから、5つ順位をあげてきたことになります。10秒あげて13分台まで伸ばしてきましたからね。確かに、ルーキーの留学生であるムルワが13分37秒を出したのは大きいですが、米満、福田が13分台、嶋津、鈴木大が14分1桁と日本人選手も素晴らしい走りを見せています。


来年度はムイル、米満とダブルエースが抜けることもあり、来年度は12位と5つ順位を下げることに。新入生は桑田がトップ10に入りますが、10番手ということもあって、タイムとしてはかなり落ちてしまうかなあ。しかし、箱根初シードに多大な貢献を果たした嶋津にムルワと新ダブルエースは健在ですし、楽しみな大学であることに変わりはないですね。

8位:明治大学

今年度はじめは5位でしたから、3つ順位を下げることになります。トップ10のうち、自己ベストを更新したのは小袖だけ、タイムは1.5秒の更新に留まりましたので、順位を下げるのはやむを得ずか…その分、1万mでタイムを更新しているから問題は無いですよね。箱根でも数年ぶりに素晴らしい走りでシードを獲得しましたし!


来年度は2秒タイムを落としますが、1つ順位をあげて7位となります。チーム2番手に入る児玉、4番手に入る安倍とトップ10のうち…というかトップ4のうち2人が新入生というのは大きいですね。特に児玉は即戦力として期待されますね。実績抜群ですし。来年度も各学年にエース級が揃いますし、とにかく怪我なく過ごしてくれれば…本来であれば今年度の箱根のような結果を続けて残せるだけの選手は揃っていますし~

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