2019年度 4年生特集 ~東洋大学~

本日は東洋大学の4年生について、在学中での走りを振り返っていきます。全部で8人が登録されていますね。13分台の相澤に14分1桁で渡邉、今西、中村と高校ベストの良い選手が揃った学年でした。相澤が大学No.1ランナーへと成長を遂げ、今西や渡邉も3大駅伝で好走を見せましたが、3人が3大駅伝で7回以上出場しているのに対し、他の選手はいずれも2回以下で箱根には1度も出場出来ていないんですよね。活躍した選手とそうでなかった選手の差がちょっと大きかった学年でもあったかなあ。相澤が凄すぎたというのもありますが。。。

渡邉 奏太

高校ベストは14分8秒、1年の4月にいきなり28分59秒を叩き出しています。結果として、このタイムが大学ベストということに。1年の出雲から3大駅伝出場を果たしますが、ここは4区12位とほろ苦いデビュー戦に…全日本は5区7位、箱根はエントリーもされずと1年目は苦しい結果となりました。その後、ハーフで63分9秒をマークし、このタイムが大学ベストとなっています。


2年時、出雲では最長区間の6区を任されるも、ややフラフラになってしまい区間11位…しかし、全日本ではエース区間の2区を任されて区間2位と素晴らしい走り、ここで一気に主力の仲間入りを果たすことに。箱根でも7区を任されて区間3位と好走を見せています。さらに、3年の4月に13分43秒と素晴らしいタイムを5千でマーク、ここまでは良かったのですが、その後は故障に悩まされることに…出雲、箱根はエントリーされず、全日本はエントリーされずでした…


手術を受けたこともあって、4年時もなかなか記録会に出場することも無かったのですが…出雲でエントリーを果たすと、全日本では1区を任されて区間6位、正直もう3大駅伝出場は無いと思っていたので、この復活の走りは嬉しかったですね。となると、2年ぶりの出場となった箱根4区も俄然期待したいところだったのですが…ここではまさかまさかの区間最下位に沈んでしまうことに…復活を遂げたものの、最後の箱根は悔しすぎる結果となってしまいました。

今西 駿介

高校ベストは14分8秒、意外にも5千のベストは大学4年間で更新出来ていないんですよね。1年時は出雲、全日本がエントリー止まり、箱根はエントリー外と目立った活躍は無かったのですが…2年の出雲で3大駅伝デビュー、ここでは5区10位とほろ苦い結果に終わりました。全日本もエントリー止まりだったのですが、ハーフで63分42秒をマークして迎えた箱根では6区を任されると、ここで区間5位とさすがの走りを見せました。


3年時は1万で29分17秒と大学ベストとなるタイムをマークすると、前年度二桁順位だった出雲5区で区間賞を獲得、さらに全日本でも3区4位、そして箱根では58分12秒を叩き出して区間3位、前年度よりもさらにタイム・順位ともに上げてきました。4年時も、3年連続の出雲5区で区間2位、全日本でも4区2位、さらに箱根では57分34秒と驚異の区間記録を叩き出して区間2位と3大駅伝を全て2位と圧巻の走りを披露、 3大駅伝に8度出場して7度が区間5位以内と驚異の安定感でチームを支えました。

中村 駆

高校ベストは14分2秒、中村も大学4年間でこのタイムは更新出来ていないですね。しかし、1年の出雲に早速出場、ここでは2区9位という走りでした。その後、1万で29分20秒と大学ベストと鳴るタイムをマークすると、箱根にもエントリーを果たしています。ハーフでも65分10秒をマークしています。


2年時は出雲にエントリー、そして全日本では5区5位とまずまずの走りを見せています。箱根は2年連続のエントリーを果たすも出場はならず…その後ハーフでは64分7秒までタイムを縮めてきています。しかし、まさか2年の箱根が最後の3大駅伝エントリーになるとは思いませんでしたね。。。3年時以降は持ちタイムを伸ばすことも出来ず、3大駅伝のエントリーさえ無かったのは残念でした。。。

定方 駿

高校ベストは14分35秒、2年の全日本、箱根とエントリーを果たしてはいますが、出場には至っていません。その後、ハーフで64分39秒をマークしています。3年時は5千で14分25秒、1万で29分ん46秒とタイムを伸ばしてきましたが、出雲、全日本はエントリー止まり、箱根はエントリー漏れで4度の3大駅伝エントリーもいずれも出場出来ず…その後、ハーフで63分50秒をマークしており、これが大学ベストとなっています。


そんな中、4年の関東インカレ1部ハーフで6位入賞を果たすと、5千で14分8秒、1万も29分27秒と大学ベストとなるタイムをマーク、すると出雲では最長区間の6区に抜擢されて区間3位の快走、続く全日本ではエース区間の7区に抜擢されて区間2位と出雲を上回る最高の走りを見せてくれました。となると、箱根でも俄然エース級の活躍が期待されるところでしたが…ここで出場出来なかったのは本人にとってもチームにとっても痛すぎましたね…

大西 晴己

高校ベストは14分24秒、大西も大学4年間での5千ベスト更新はなし…あまり、東洋は5千で積極的にタイムを狙っていかないかなあ…エース級か逆に良いもちタイムが無い選手の両極端の選手が出場している印象も…2年時に1万で29分36秒をマーク、ハーフも65分4秒を出していますね。1万のベストは持ちタイムでトップ10に入ってくることもあったのですが…残念ながら4年間での3大駅伝エントリーはありませんでした。

土壁 和希

高校ベストは14分50秒と8人の中では最も悪いタイムとなっています。2年時に1万で29分46秒をマークし、箱根でもメンバー入りを果たしています。3年時にハーフで64分42秒をマークし、再び箱根にエントリーを果たすも出場出来ず…6区候補の1人と言われることもありましたが、同学年に今西が君臨していては、なかなか出番はありませんよね…4年時は5千で14分29秒とベストを更新したものの、3大駅伝へのエントリーはなく、3大駅伝出場も叶いませんでした。

小室 翼

高校ベストは14分14秒、小室もこのタイムは大学4年間で更新できずですね。しかし、2年時に関東インカレ1部3000m障害で7位入賞を果たすと、日本選手権でも同種目で6位入賞を果たしています。そのスピードを買われ、出雲でもエントリーを果たしていますね。


3年時は関東インカレ1部3000m障害で2位と表彰台に上がり、日本インカレでも同種目で3位とダブルで表彰台に上がる活躍を見せました。そのまま、出雲でも2年連続のエントリー、ハーフで65分5秒と大学ベストをマークすると、箱根でもメンバー入りを果たしています。ただ、この3度のエントリーではいずれも出場には至らず…4年時は1万で30分16秒と大学ベストを更新する走りは見せたものの、残念ながら3大駅伝へのエントリーはありませんでした。

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