第96回(2020年)箱根駅伝 10区の振り返り&気になり ~区間賞:嶋津(創価)~

続いては、10区における各選手の走りを振り返っていきます。10区結果はこのようになっております。優勝争いは9区で実質終戦・・・青学の湯原は無理の無い走りで区間5位、優勝のゴールテープを切りました。青学はどの区間も全く崩れることのない完璧なレースでしたね。10区間中9区間が5位以内、残る1区間がトップと17秒差だった1区7位の吉田圭ですからね。恐ろしいほどの安定感です。。。


東海の郡司は2年連続の10区3位、3大駅伝は5度出場し、その全てで3位以内とずば抜けて安定した走りを見せてくれました。郡司の存在もチームにとって欠かせないものでした。その一方でトップ争い以外のシード圏内は全て最終区での大激戦となりました。


まずは3位争いですよね。区間9位だった東国大の内山に区間10位だった明治の河村だった争いに、後ろから来た区間4位、國學院の殿地が追いついて3人の集団、さらにさらに区間2位&区間新だった帝京の吉野も加わって4人の争いに。ラスト1kmまでの争いから抜け出した殿地が総合3位に。前回は8区12位、その後3大駅伝に出場していなかっただけに、ちょっと厳しいかもと思ったのですが…素晴らしい走りでしたね。


総合4位に帝京の吉野、持ちタイムは良いものの3大駅伝は未経験の選手だったのですが…監督が秘密兵器と言っていましたが、、、凄すぎますね(笑)こんな選手を10区に残せる帝京、凄いです。区間新記録で一気に前を追ってきましたからね。


総合5位に東国大の内山、ラスト勝負こそ破れましたが、しっかりと区間中位の走りで初シードを5位という素晴らしい結果で勝ち取りました。明治の河村はラストはさすがについていけずに一気に離されてしまいましたが、それでも1500mからここまで距離を伸ばして区間10位、目標がシードという状況での総合6位は上出来と言って良いでしょう。


7位争いは早稲田の宍倉vs駒澤の石川という争いに。この区間は二人で最初から最後まで並走でしたね。これだけの並走も珍しい…区間順位は石川が7位、宍倉が8位でしたが、1秒差の争いを早稲田が制して総合7位、駒澤が8位となりました。早稲田も箱根予選で9位というギリギリの通過から実力通りにシードを獲得、駒澤は出雲・全日本での3位以内から、箱根はまさかの8位に沈みました。


シード争いは意外にもあっさりと決着がつくことに…中央学院の石綿が区間18位、東洋の及川が区間19位とともに大きく下位に沈んでしまうことに。及川は苦すぎる3大駅伝デビューとなりましたが、それでも何とか総合10位でシードは確保出来たのがせめてもの救いですね。。。逆に石綿は総合11位…前回も10区で悔しい走り、その借りを返す走りをと思いきや、さらなる苦しすぎる走りでシードを逃す結果となってしまいました。。。


逆に最高の走りを走りを見せたのが創価の嶋津、9区終了時で1分近いタイム差、さらに前をいく中央学院の石綿も実力者ということで、シードは厳しいかと思いましたがあっという間に前をいく中央学院を捉えると、東洋までも捉え、総合9位、それも区間新記録&区間賞という完璧な走りで創価に初シードをもたらしました。


区間6位に中央の二井が入ってきたのはびっくりしました。1年の12月に28分台を叩き出して以降、故障に苦しめられてきた3年間、エントリーされたのもちょっと意外だったのですが、3大駅伝に初エントリー、そして初の10区でこの走りはまさに有終の美を飾るものでした。我慢に我慢を重ね、最後にこういう走りを見せてくれるのは素晴らしいですよねー。この区間でトップ10のうち、9校がシード校という中に割って入ったのも価値があるのでは。


区間11位に神奈川の荻野、12位に法政の増田が入ってきました。荻野は1万で28分30秒台を叩き出していることを考えると、10区で二桁順位はもう一歩だったかもしれませんが、故障もありましたし、最後の箱根もしっかりと走ってくれました。増田も箱根初出場、ハーフの持ちタイムは良いものの、3大駅伝ではこれまで結果を残せていないことを考えると、しっかりと走ってくれたかなあ。


区間13位に日体大の中川、14位に国士館の孝田が入っています。中川のこの順位が10区間中2番目に良いわけですからねえ。中川が3年連続の10区はもったいないですし、もう何度も書いている通り、日体大は2区以降は本当に見せ場なく終わってしまった。。。孝田は3大駅伝初出場、エントリー自体も初めてでこの走りは上出来と言ってよいのでは。国士館も下位に大きく沈まなくなってきたのが、良いですよねー。


区間15位に日大の金子、16位に筑波の児玉が入っています。2年連続の10区で前回からは2つ順位を上げてきましたが、それでももう一歩という走りだったかなあ。児玉は箱根予選で246位だったことを考えると、まずまずの走りだったかなあ。筑波も9,10区は何とか粘りました。


区間17位に順大の野田、20位に拓殖の清水が入りました。野田も前年度から故障に苦しみ、そこから何とか箱根出場まで戻してきたのですが…2年ぶり&最後の箱根はほろ苦いものとなりました。清水は、全日本で7区19位、そしてこの箱根では10区20位とどちらも非常に苦しい走りになってしまいました。ハーフのタイムはむしろチーム上位なのですが、勝負レースとなると苦戦が続いていますね。。。


関東連合の阿部は区間最下位相当…区間20位とも2分30秒もの差をつけられてしまう走りになってしまいました。東大で箱根を走るというだけでも凄いですが、さすがに離されすぎてしまったかなあ。。。

本日は陸マガ2月号の発売日ですね。進路情報がガッツリと載っていることも確認出来たので、買ってしまいました。。。明日以降、新入生の特集を取り上げていこうかなあ~


陸上競技マガジン 2020年 02 月号 [別冊付録:箱根駅伝2020スペシャルポスター]

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