第96回(2020年)箱根駅伝 9区の振り返り&気になり ~区間賞:神林(青学)~

続いては、9区における各選手の走りを振り返っていきます。9区結果はこのようになっております。青学の優勝を決定づけたのが、この9区と言って良いでしょう。神林が区間賞の走り、そして区間2位に43秒差、東海に1分42秒もの大差をつけて勝負を決めました。青学の強さがこれでもかと目立った今回の箱根でしたが、神林の走りも圧巻でした。


東海の松尾は区間8位に留まることに…5度の3大駅伝出場を誇りますが、うち4回が区間8位以下…練習は出来ているという話でしたが、駅伝となると力を発揮出来ているとは言えなかったかなあ…区間2位に中央学院の有馬が入り、エース格の有馬を9区に残していたことがシード争いにおいて大きなアドバンテージを得ることが出来たと思ったのですが…


11位でシードを争う創価の石津も区間6位の走りで粘ったんですよね。箱根予選でもチーム2番手で走っている選手、9区終了時で55秒差となり、10区を考えても中央学院が圧倒的に有利だとは思っていましたが、それでもシード争いを決しなかったことが10区に大きく影響してくることに。。。


区間3位に東国大の相沢、4位に早稲田の新迫が入ってきました。相沢は前回こそ4区で苦しみましたがチーム屈指の実力者、大事なこの区間で素晴らしい走りを見せ、チームは再び総合3位に浮上することに。相沢を9区まで残せる選手層、そしてその期待に応える走りのどちらも見事です。新迫は3大駅伝では苦しむことも多かったですが、最後の箱根は有終の美を飾ってくれましたね。これで駒澤を抜いて8位にまで浮上してきました。新迫が区間8位以内で走るのは1年の全日本で5区2位で走って以来となりますからねえ。



区間5位に帝京の小森、7位に法政の清家が入りました。小森は3年連続で9区を任され、前回も区間3位で走っている実力者、2年連続の5位以内で好位置をキープし、10区へとつなげました。清家が7位で走ったのはこの区間でも法政にとっても一番のポジティブサプライズだったかも。今年度は3大駅伝フル出場ながら、いずれも二桁順位でしたからね。それが箱根9区でここまでの走りを見せるとは…来年度は主力の一角を担うことになってほしいです。


区間9位に東洋の大澤、10位に中央の大森が入りました。大澤は前回10区10位に続いての区間10位以内…ただ、主力として期待される大澤としてはもう一歩かなあ。。。大森はよく走ってくれたと思います。3大駅伝はこれが初出場、箱根予選で178位でしたからねえ。来年度、さらなる活躍も期待されます。


区間11位で明治の村上、12位に拓殖の中井が入りました。村上は前回10位、中井は2年前に7位で走っている選手、前回よりはともに順位を下げてはしまいましたが、しっかりと区間中位では走ってくれましたね。村上は総合4位をキープし、前とも秒差でしたしねえ。中井も3年時は姿をあまり見せなかったものの、4年時は復活してくれたのも大きかったです。


区間12位相当に関東連合の渡邊、区間13位に駒澤の神戸が入っています。渡邊も箱根予選で90位でしたが、今回も上々の走りと言えるのでは。関東連合、総合順位相当こそ決して良いとは言えませんでしたが、ところどころで見せ場を作ってくれましたね。山梨学院も箱根予選ではまさかの結果に終わりましたが…渡邊もチームの復活へ大きく貢献してくれそう。


神戸は全日本の悔しさを晴らす走りを箱根で期待したかったですが…正直物足りない走りだったかなあ。8区加藤、9区神戸と持ちタイムは良いのですが…3大駅伝となると力を発揮しきれていない気が…選手が揃う3年生が来年度の命運を握ることになるのかなあ。。。


区間14位に筑波の川瀬、区間15位に順大の高林が入っています。3区間連続で区間最下位と苦しい状況だった筑波ですが、川瀬はきっちりと脱出しました。医学部であり5年生と異色の存在ですが、ずっとチームを支えてきてくれました。高林は3大駅伝・予選会通じて4年の箱根が初出場、区間順位はもう一歩でしたが、着実にタイムを伸ばして最後の最後で出場を勝ち取りました。


区間16位に日体大の野上、17位に国士館の福田が入りました。野上も決して持ちタイムは悪くない選手なのですが、全日本5区16位に続いて、ここでも区間16位…監督も変わって復活を期す日体大、全日本予選、箱根予選は良かったものの、全日本、箱根と本戦で結果を残せないのがもどかしい…福田も区間順位としてはもう一歩ですが、1年の箱根6区以来3年ぶりの箱根出場でした。悪夢のような1年の箱根6区から、大きく成長を遂げましたよね。


区間18位に神奈川の古和田、区間20位に日大の橋口と下位に沈む両チームでしたが、この9区でも苦しい結果に…古和田は4年生にして箱根予選出場で上々の走り、そして初の箱根でしたがなかなかに厳しかったですね。。。橋口は箱根予選で231位だったことを考えると、箱根9区はさすがに厳しいかなあと…


区間19位に國學院の茂原が沈んでしまったのは痛かったですね。全日本でも7区17位でしたし、現状のチーム状況からすると、ちょっと置いていかれてしまった感じが…総合順位も2つ落として5位まで後退してしまいました。出雲までは決して悪くはない走りだったんですけどね・・・

明日は陸マガ2月号の発売日ですね。確かここで進路情報がある程度出揃うはず・・・うーん、あまり買いたくは無いけれど(汗)、買わざるを得ない気も・・・


陸上競技マガジン 2020年 02 月号 [別冊付録:箱根駅伝2020スペシャルポスター]

This content cannot be displayed in widgets.