第96回(2020年)箱根駅伝 東京国際大学 区間配置予想 ~初シードはもはや最低限、さらなる高みへ~

今日は東京国際大学について、区間配置予想及び戦力分析をしていきます。前回の箱根は、4区終了時で総合10位ときっちりとシード圏内につけていたものの、山の5区で大きく崩れてしまい、往路17位、総合でも15位に留まりました。今年度は箱根予選を圧巻のトップ通過、全日本も初出場ながら総合4位でシード獲得と大躍進を遂げています。エントリーメンバー箱根成績(直近5年)はHPをご覧ください。

4年:伊藤 達彦、佐藤 雄志、真船 恭輔、内山 涼太
   山瀬 大成、相沢 悠斗、菅原 直哉


3年:中島 哲平、栗原 卓也、佐伯 涼

2年:芳賀 宏太郎

1年:Y・ビンセント、L・ムセンビ、丹所 健、山谷 昌也、大上 颯麻

箱根予選を走った12人からは、チーム9番手だった杉崎、10番手だった加藤、12番手だった草場の3人が外れています。12人中3人というと多く感じますが、いずれもチーム下位だった選手ですし、現状では調子の良い選手が選ばれたのかなあという印象。全日本4位だった8人はきっちりとエントリーされていますしね。4年生が7人と大量な一方、2年はわずかに1人となっています。そんな東京国際大学の区間配置予想は以下の通りです。

 
真船④ー伊藤④ー相澤④ービンセント①ー山瀬④
菅原④ー芳賀②ー丹所①ー内山④ー佐伯③

~往路~

1区は真船、前回は留学生のタイタスを起用してきており、再びの留学生1区もあり得ますが…他の大学を突き放されれば良いですが、付いてこられれば結果としてペースメーカーにされてしまうリスクもありますし、前回の箱根でも全日本でも好走している真船としています。2年前は1区最下位に沈みましたが、その時とは力が段違いですし、今の真船ならばしっかりと繋いでくれるのでは。


2区は伊藤、監督も2区伊藤は明言していますし、私も留学生よりも伊藤に任せるのが良いと思っています。全日本2区区間賞の走りは圧巻でしたし、日本人エースではなく、チームのエースですからね。過去2度経験しているのも強みですし、ここで一気に浮上してくることでしょう。


3区は相沢、前回は4区を走りましたが、3区と4区はコース特性からも難易度ははっきりと異なり、4区の方が難しいと考えています。タイム差が付きやすいのも4区かなあということで、箱根予選ではまた復活の走りを見せてくれた相沢が、2区からの良い流れに載って走るのが良いかなあと。


4区はビンセント、2区に次ぐエース区間であり、エース格を起用したい区間。ダブルエースならば2,4区が最も稼げる布陣だと思っていますし、伊藤2区ならば4区はビンセントかなあと。2、3区にダブルエースをつなげる布陣もありますが、そうすると4区で苦戦した際に巻き返しづらくなってしまうこともあり、この予想としました。


5区は山瀬、前回走った加藤が外れてしまったことで予想しづらいのですが…前回8区を走っており、箱根予選でも好走した山瀬としています。8区→5区というのはよくあるパターンですし、走力も申し分ないですからね。とはいえ、山瀬は復路でも計算出来る選手ですから、他に5区適性がある選手がいれば、そちらに任せたいところでしょうが…

~復路~

6区は菅原、6区希望の選手としては菅原とルーキーの大上がいますが…大上はスピードのある選手とはいえ、さすがに今年度の実績は乏しすぎるかなあと。それならば、箱根予選でチーム7番手で走り、ハーフの実績もある菅原の方が良さそうかなあと。


7区は芳賀、本人も希望している区間ですし、前回も区間6位と好走を見せています。全日本でも3区11位で走っていますし、ハーフの持ちタイムは良くないですが、箱根で好走経験があるのは大きな武器、前回の再現を見せてくれれば。


8区は丹所、箱根予選ではチーム5番手で走っており、自己ベストもどんどん伸ばしてきている楽しみな選手、来年度は日本人エースと呼ばれているかもしれませんね。それだけ期待の大きな選手でもまだルーキー、そして盤石の4年生が揃うことを考えると、負担の少ない8区あたりでのデビューとなるのが良いのでは。


9区は内山、箱根予選は出場していませんが、全日本ではエース区間の9区を任され、ハーフも63分39秒まで伸ばしてきました。起用のされ方や持ちタイムからすれば往路を走ってもおかしくないほどですが、復路であれば復路のエース区間である9区が相応しいと思います。


10区は佐伯 、箱根は1年時に走って8区17位と苦しみましたが、こちらも真船同様に2年間で大きく力をつけてきました。箱根予選でも2年連続で100位前後と安定した走りを見せていますし、こういう経験豊富な選手に10区を任せるのもありかなあと。

やはり選手は箱根予選会校の中では抜けていると思えるほどに揃っていますよね。伊藤、ビンセントのダブルエースは非常に強力、全大学の2トップを見渡しても最も力のある二人かもしれません。今回は4年生が6人走ると予想しましたが、少なくとも5人は走りそうですかね。それだけ、東国大史上最強の学年は大エース伊藤を中心に選手が揃っています。


1~4区までは箱根予選のトップ4で組むのが良さそうですし、気になるのは5,6区ですよねえ。今回は4年生コンビと予想しましたが、一体誰が走るのか…走力のある主力に任せるのも、適性が見込める選手に任せるのも良し、4区終了時ではかなり好順位にいることが予想されるのも、5区の選手が走りやすいという好条件となりそう。


チームとしては8位という目標を掲げていますが、正直この目標順位は低すぎるのではと感じてしまうほどです。山さえ凌げれば、全日本のようにまた一気に上位争いに割って入ってきてもおかしくないですからね。箱根初シード獲得はもはや最低限の目標に思えるほど戦力が充実している東国大なだけに、箱根でどんな走りを見せてくれるのか、期待は高まるばかりです!!

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