第96回(2020年)箱根駅伝 明治大学 区間配置予想 ~5年ぶりのシード獲得へ戦力は揃う~

今日は明治大学について、区間配置予想及び戦力分析をしていきます。前回の箱根は往路で11位、復路も9区までは11位でしたが、最終区で力尽きてしまい、総合17位に終わっています。今年度は主力を欠きながらも箱根予選を4位通過、全日本では15位と苦しみました。エントリーメンバー箱根成績(直近5年)はHPをご覧ください。

4年:阿部 弘輝、三輪 軌道、河村 一輝

3年:小袖 英人、村上 純大、前田 舜平、長倉 奨美、酒井 耀史、坂井 大我

2年:手嶋 杏丞、鈴木 聖人、金橋 佳佑

1年:小澤 大輝、櫛田 佳希、杉本 龍陽、加藤 大誠

箱根予選を走った12人からは、11番手だった岸、12番手だった大保の2人が外れています。ともに箱根予選で300位前後だったことを考えると、しょうがないですね。4年生は中島や佐々木といった3大駅伝を複数回経験している選手も外れてしまうことに。その一方でエースの阿部が復帰、全日本予選で好走したルーキーの加藤も戻ってきました。そんな明治大学の区間配置予想は以下の通りです。

 
小袖③ー手嶋②ー阿部④ー櫛田①ー鈴木②
前田③ー河村④ー小澤①ー村上③ー金橋②

~往路~

1区は小袖、箱根予選ではアクシデントもあってチーム8番手に沈みましたが、全日本では1区5位と見事な走りを見せてくれました。1万mも28分34秒まで伸ばし、エース格の1人ですし、全日本のような走りを箱根でも見せてほしいという思いを込めて。


2区は手嶋、調子が良いという話はありましたが、それでも箱根予選でチームトップの9位は衝撃的でした。一気に新エース候補として名乗りをあげてきましたよね。全日本はもう一歩ではありましたが、箱根予選の走りを見ると、箱根2区への抜擢もあり得るのでは?と期待せずにはいられません。


3区は阿部、本人は1区希望という話でしたが…どんな展開になるかがわからない1区に故障明けのエースを起用というのはちょっと怖い気もしますし、これまでもあまり無い気がするんですよね。ならば、重要度が高いながらも比較的走りやすく、前回も経験している3区のほうが良いかなあと予想しました。


4区は櫛田、準エース区間にルーキーというのも怖い気がしますが、箱根予選でチーム2番手で走っていることを考えれば、箱根でも往路を任されてもおかしくないですし、走るのであれば4区が最も高そうかなあと。3年前も当時ルーキーの阿部が走ってもいますし、期待のルーキーに再度4区を託すのもありかなあと。


5区は鈴木、鈴木は2区と5区の両方を任せたくなるほどにチームの鍵を握る選手ですが…明治は過去3大会で5区でいずれも区間15位以下と苦戦しています。2区以上にタイム差が付きやすい区間であること、2区は手嶋という任せられそうな選手が出てきたことを考えると、2区手嶋、5区鈴木という2年生コンビに託すほうがトータルでは稼げそうだと判断し、鈴木としています。エース×上り適性のある選手が5区というのは大いに期待出来そうですし。

~復路~

6区は前田、前回も区間8位と上々の走りを見せていますし、平地も任せられる選手ではありますが、平地も戦えるだけの選手は揃っていますから、ここは山下りを再度任せたいなあと。山を計算出来るのは、箱根でシードを狙う中で、往路で遅れないことに次いで、大事になってきますからね。


7区は河村、中距離の選手がハーフまで距離を伸ばし、箱根予選では3番手で走るまでになりました。当然、最初で最後の箱根も走ってほしい選手ですし、スピードランナーであることを考えると、比較的走りやすい7区あたりが良さそうかなあと。4年生では唯一と言って良い順調に来ている選手ですし、頼りにしたいです。


8区は小澤、箱根予選でチーム4番手で走っていることを考えると、ルーキーといえども箱根で見てみたい選手、本人も希望している8区で良さそうかなあと。1万mのタイムも伸ばしてきましたし、既に安定感もありますよね。


9区は村上、箱根予選でチーム10番手というのは気になるところですが…前回は区間10位でまとめている選手、前年度の箱根予選もチーム9番手でしたし、箱根には再び合わせてくれると期待して復路のエース区間を託されそうかなあ。


10区は金橋、箱根予選ではチーム7番手で走っており、1万も29分13秒まで伸ばしてきました。学連記録会で出したこのタイムも一人集団から抜け出した走りでより価値があると思いますし、10区は故障明けや調子がいまいちの主力よりは、伸びてきている選手に任せたいという思いもあります。

復路は他のシードを争う大学と比べても五角以上の戦力はあるでしょうから、往路ですよね。阿部が起用されるのか?されるならば何区なのか。明治の命運を握るであろう鈴木は2区なのか5区なのか。この二人が起用される区間と走りがそのまま明治の結果に直結してもおかしくはないですね。もちろん、大きくブレーキとなる区間を出さないことは大前提ですが…


戦力的には箱根シードはもちろん獲得してもおかしくないだけの選手は揃っています。ただ、これはもうずっと言っている気がするんですよね…持ちタイムの良い選手は十分に揃っている。ただ、下級生で活躍しても4年時に故障や不調で苦しむ選手が多く、結果としてどこかで崩れてしまってシードに届かないとう状況が続いています。


明治がシードを獲得したのは5年前、黄金世代と言われた大六野が4年時だったときまで遡ることとなります。この世代が抜けたあとはいい選手が入るものの、どうしてもあと一歩噛み合わない状況が続いているんですよね。そろそろ、この状況から脱却するところを見せて欲しいなあと。今後につながる一歩とするためにも、まずはシード獲得を果たして欲しいです!!

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