第９６回（２０２０年）箱根駅伝　帝京大学　区間配置予想　～圧倒的な選手層で前回以上の結果を～

持ちタイムの良い選手が揃っていて、１０人選ぶのがいい意味で悩ましいですね。１区は島貫、前回６区で快走していますが、再度の６区はもったいない気がしますし、本人も１区を希望しているということで、信頼感抜群の島貫に託すのが良さそうかなあと。


２区は星、１０区とはいえ箱根で区間賞を獲得しているという実績がまず大きいですよね。そして、ハーフで６２分２０秒というベスト、全日本ではエース区間の７区を任されていることを考えると、箱根のエース区間も任せるに相応しい選手なのでは。３区は遠藤、今年度はなかなからしい走りを見せていませんが、復調してきたという話ですし、前回の３区爆走は衝撃的でしたからね。その再現を期待したい気持ちも込めての３区予想としています。


４区は小野寺、前回は５区を走って苦しんだものの、今年度は出雲で区間賞を獲得し、ハーフで６２分３秒を叩き出すなどエース格の仲間入りを果たしました。平地でも十分に計算出来る選手ですし、ならば準エース区間の４区を任せるのも面白いかなあと。


５区は平田、小野寺とともに経験者が二人いる５区ですが、５区８位で走った実績があり、さらに今年度も主要区間を任され続けています。全日本で振るわなかったのは気になるところですが、経験豊富な選手ですし、箱根には合わせてくれるのではないでしょうか？

６区は橋本としました。経験者である島貫が６区では無いとすると、正直誰が走るかわからず…ただ、どうせ６区経験者でないのなら、下級生からの起用が良いのかなあということで、全日本も走っている橋本としています。６区は帝京も最近安定していますし、どんな選手を起用してくるのかも楽しみ。


７区は岩佐、前回も区間６位と好走している選手、持ちタイムを考えれば主要区間への起用も十分あるのですが、２年時に走った際など主要区間であまり結果を残せられていないのもまた事実…ならば、結果を残している７区を再度任せるのが安心かなあと。


８区は田村丈としました。前回走っている鳥飼ももちろんあり得るでしょうが、今年度は他の選手に比べると目立った走りは出来ていない…ならば、全日本１区を任され、２８分台をマークし、２年前の箱根で８区を走っている田村丈というのもありかなあと。


９区は小森、往路に主力どころをつぎ込んだとしても、復路に小森を残せるのは帝京の強みですよね。１人でもきっちりと押していけることは既に証明済ですし、前回は区間３位で走っている長い距離に強い選手をあえて外すことも無いでしょう。１０区は中村としました。過去２大会は２年生が任されているんですよね。中村も出雲で最長区間、全日本も出場し、ハーフの持ちタイムも良いことを考えると、３大駅伝フル出場は十分ありえますし、２年の中村が走ることもありそう。