日体大記録会(2019/11/30) 雑感 ~28分台ベストが大量に~

2019年12月1日

本日、日体大記録会の1万mが行われました。詳細はレース結果をご覧ください。最高のコンディションの中、全15組中12組以降は全て28分台が10人以上出るという凄まじい結果となりました。これだけ28分台が大量に出るというのも久しぶりですよね…自己ベストを出した選手を中心に大学ごとに振り返ります。

東海大学

松崎健が29分18秒の自己ベスト、牛澤が29分37秒、上野が29分42秒で走っていますね。長野出身の松崎といえば、松崎咲が上尾ハーフで驚異的な走りを見せていましたが、同じく長野出身の松崎健も今回良い走りを見せており、この二人には今後も注目かなあ。

東洋大学

ルーキーの清野が29分16秒でチーム5番手、野口、久保田がともに29分19秒でチーム9,10番手となっています。清家は上尾ハーフでも快走を見せていましたが、1万でもこのタイムをマークするとは末恐ろしいルーキー…というか高校ベスト15分台から1年未満でここまで…


同じく上尾ハーフで好走した町も29分24秒、大学入学後は苦戦した荒尾も29分40秒、古川が29分49秒でベストとこちらのルーキーもタイムを縮めてきています。東洋大の1年生、チームの中心となっていくかもしれませんね。外にも山田が29分20秒、小倉が29分30秒、大沼が29分32秒、杉村が29分37秒など自己ベストラッシュとなっています。

駒澤大学

新矢が29分59秒で初の1万mを走っただけかなあ。タイムは決して悪くはないですが、あれだけタイムが出たことを考えると…もう一歩という結果なあ。

國學院大學

田中が29分21秒、藤本、石川がともに29分26秒でチーム6~8番手に入ってきました。着実にタイムを伸ばしてきた田中はともかく、ルーキーの藤本、2年の石川らが一気にトップ10に入ってきたのにはびっくりです。ほかにも2年の原が29分45秒のベストを出していますし、選手層も着実に厚くなってきていますね。

順天堂大学

原田が28分56秒、吉岡が28分59秒でともに28分台でチーム6番手、8番手に入ってきました。順大はこれで28分台ランナーが8人になりました。大学トップクラスの人数を誇るまでに。人見も29分12秒でチーム10番手になっていますし、上尾ハーフでの好走に続いて吉岡、人見の2年生コンビ、今後が俄然楽しみになってきました。


さらに、29分20秒の鈴木尚、29分25秒の近藤、29分27秒の真砂、29分29秒を出した内山、29分40秒を出した多久和などエース、中堅どころ、新戦力と面白いようにタイムを伸ばしていますね。全日本ではあと一歩でシードに迫りましたし、6区まではほぼ完ぺきなレースでした。箱根でもタイム通りの走りを見せてくれれば、凄いことになりそう。。。

中央学院大学

栗原が28分35秒でチーム2番手となる素晴らしい走り。小島が28分49秒でセカンドベスト、城田が29分ジャストでのベスト、29分1秒で小野がベストとチーム5,6番手の持ちタイムとなりました。さらに、戸口も29分12秒でチーム10番手となっています。29分15秒を出した吉田、29分25秒の畝など箱根出場を狙う選手たちが29分前半での自己ベストをマークしています。

東京国際大学

中島が28分51秒、佐藤が28分55秒でともにチーム4,5人目の28分台ランナーとなりました。もう、箱根シード校と比べても何らそん色ない持ちタイムとなってきましたね。さらに、29分2秒で内田、29分7秒で芳賀がチーム6,7番手のタイム29分13秒の栗原、29分22秒の荒井がチーム9,10番手とトップ10のうち6人が自己ベストを更新してきました。


さらに恐ろしいのは、これだけのタイムを出してきた選手たちが箱根でも出場できるか分からないということですよね。むしろ、12月に出ていることを考えると可能性は低いくらいに…エースがいる中、これだけ選手層も厚くなるとなると…初シード獲得は低すぎる目標といえるかも。ほかにも29分33秒を出した杉崎、29分53秒の原田などがタイムを伸ばしてきています。

神奈川大学

荻野が28分39秒と素晴らしい走り、28分台続出の中では組上位の選手というのが特に価値が高いと思っていますし、組2位は素晴らしい。28分48秒で川口が走り、チーム2番手に入ったのもびっくり。1万のタイムは3分24秒も縮めてきたのかなあ?すごいです。さらに、28分57秒の北崎、28分59秒の小笠原がチーム4,5番手で28分台ランナーは一気に5人になりました。


29分2秒の吞村、29分3秒の森、29分16秒の古和田がチーム6~8番手を占める自己ベストでトップ8のうち28分55秒でセカンドベストだった越川を除く7人が自己ベストという驚異的な結果に。箱根に向けても大きな走りだったのでは。29分23秒の安田響、29分26秒の安藤、29分33秒の島崎などトップ10以外でベストを出した選手も多かったですね。

日本体育大学

中川が28分41秒でチームトップ、山口も28分46秒でチーム2番手とエース格が順当に自己ベスト。さらに、亀田が29分1秒、大内一が29分4秒、野上が29分8秒でチーム4~6番手と中堅どころも一気にタイムを伸ばしています。29分16秒の太田も8番手ですね。これだけ揃って自己ベストを出すのがすごい。。。


岩室も29分25秒のセカンドベストで走れるまでに戻していますし、29分21秒の白永、29分23秒の加藤、29分24秒の嶋野、29分29秒の小縣と29分30秒切りの自己ベストが大量に出ています。ほかにも29分33秒の岡嶋、29分46秒を出したルーキーの名村など好タイムが目白押しでしたね。

明治大学

三上が29分33秒で走っていますねえ。今回はあまり出場してこなかったので、目立った走りは三上くらいだったかな…

創価大学

原富が28分49秒、右田が28分52秒でともにチーム4,5番手に入ってくることに。もともとは30分前後のベストですから、1分以上もタイムを揃って縮めてきたのにはびっくりしました。特に原富は上尾ハーフも好走していますし、一気にエース格の仲間入りでしょうか?

日本大学

樋口が28分43秒でチーム2番手、日本人トップに立つ走りを見せました。さらに、28分44秒で横山、28分58秒で廣田が続き、チーム3,4番手に入ることに。28分台ランナーも日本人だけで3人です。29分3秒の武田、29分7秒の野田、29分11秒の松岡、29分12秒の岩城とトップ10のうちドゥングを除く2~8番手が全員自己ベストという大盛況ぶりとなりました。


横山や武田といった実績のある選手がタイムを伸ばしてくるのは順当かもしれませんが、樋口や松岡、岩城といったルーキーがこれほどタイムを伸ばしてくるとは…この学年がチームの中心となっていくかもしれませんね。2年生以降も伸びていってくれれば。外にも、29分24秒でルーキーの若山が10番手、29分33秒の山本、29分35秒の橋口、29分39秒の疋田、29分43秒の高橋、29分45秒の遠田など面白いように自己ベストが出た日大でした。

中央大学

田母神が29分30秒の自己ベスト、中距離が距離を伸ばしてきていますが、1万でもこれだけ走れるとはさすがですね。こういう走りはチームにも好影響を与えるのでは。岩原が29分50秒、ルーキーの小林が29分56秒で自己ベストとなっていますね。タイムとしてはまずまずといったところかなあ。

城西大学

梶川が29分15秒でチーム5番手、雲井が29分24秒でチーム8番手となっています。ルーキーの熊谷も30分5秒でベストとなっていますね。梶川、雲井と来年度中心となってほしい3年生がタイムを伸ばしてきたのは収穫かなあ。

山梨学院大学

オニエゴが28分54秒でチーム2番手に浮上しました。ムルアが強すぎてなかなか3大駅伝の出場は難しそうなオニエゴですが、こういう着実に力をつけてきた留学生は余計に応援したくなる気も…29分7秒を出した田矢はチーム3番手、日本人トップとなりました。29分12秒の山田は4年生で最後のレースかなあ…?


29分40秒を出した黒木、29分47秒の篠平、ともに30分ジャストの荒井、小西など来年度は箱根予選出場を争ってほしい選手たちが自己ベストで走っています。

大東文化大学

片根が28分49秒でチーム2番手のタイムに。来年度はエースの1人として名を連ねてほしいところ。さらに期待のルーキーたちがすさまじく、29分13秒の倉田、29分15秒の井田、29分19秒の大野、29分21秒の蟹江とチーム4~7番手が揃って1年生ということになりました。5千でルーキーが上位を占めるケースはあっても、1万では珍しいですね。来年度以降が非常に楽しみになってきました。


さらに、吉井も29分30秒でチーム9番手、ルーキーの金田は29分56秒の自己ベストとなっていますね。気が早いですが、1年生にはチームの箱根即復活の命運を託すことになるのかも。。。

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