國學院大學 2019年度 出雲、全日本結果&箱根に向けて

続いては國學院大學について、出雲、全日本の結果を振り返りつつ、箱根への展望も書いていきます。出雲・全日本結果はこのようになっております。 出雲ではまさに全てが噛み合った走りにアンカー土方の爆走で3大駅伝初優勝、全日本では苦戦する区間が複数あり、総合7位に終わっています。

出雲振り返り

1区でエース格の藤木が区間5位、関東勢トップの区間2位と6秒差の好スタートを切ると、2区のルーキー中西大が区間3位と素晴らしい走り、アンカーももちろん素晴らしいですが、この2区の走りが大きかったですね。確かに5千で13分台を出している期待のルーキーではありますが、3大駅伝デビューでここまでの走りが出来るとは…これで俄然優勝争いが現実味を帯びてきました。


3区のエース浦野は区間3位、先頭集団を引っ張る形になってしまったのが、もう一歩抜け出せなかった要因だったかなあ。それでも、トップとはわずかに4秒さとなっています。4区の青木も区間5位とまずまずの走りもトップとは19秒差に広がることに。さらに5区茂原も区間5位でトップとは37秒差とかなり厳しい差となってしまったのですが…


6区の土方が29分5秒で日本人歴代トップタイムを叩き出して区間賞、そしてラスト1kmを切ってからの大逆転で優勝、土方の強さを存分に見せつけ、3大駅伝初優勝の栄冠を手にしました。区間5位が3人、区間3位が2人、そして区間賞が1人という誰一人として崩れない完璧なレースを見せてくれました。

全日本振り返り

全日本の距離ならば2冠も狙えるのでは?という期待も高まる全日本、1区に抜擢された島崎は区間12位、トップと28秒差というのは上々の3大駅伝デビューだったと思います。 このくらいの差ならば2区の浦野が一気に前を詰めてくれますよね。区間2位の走りで12→4位と8人抜き、一気に上位戦線に浮上してきました。ただ、区間賞を獲得した東国大の伊藤に21秒差をつけられたのは本人も悔しかったでしょう~


ここまではある程度計算どおりかなあと思いますが、3区に起用された藤木が区間12位に沈んでしまったのは國學院としても計算外だったかなあ。4→9位と再びシード圏外にまで順位を下げてしまいました。しかし、4区の中西大が区間4位の走りで9→6位に浮上、出雲に続いての好走とルーキーらしからぬ高いレベルでの安定感をここでも見せてくれました。来年度には藤木と並んでチームのエースと呼ばれているかも…


さらに、5区の青木が区間賞という会心の走り、この走りにはちょっとビックリしました。確かに青木も高いレベルで安定はしていますが、これまでの最高は区間5位で区間賞を狙うのは厳しそうと思っていましたが…区間2位とは1秒差ですが、区間3位とは26秒も離れているんですよね。会心の走りでチームを4位にまで浮上させました。


さらに、6区には中西唯が起用されて区間5位、中西兄弟恐るべきですね。1万で好タイムを残してはいましたが、中西大に比べるとまだ力は不足している印象だったのですが、3大駅伝デビューで堂々の走り、総合4位をしっかりと死守しました。しかし、7区のエース区間に起用された茂原は区間17位と苦しい走り…出雲では粘っていましたが、さすがにエース区間は厳しかったですかね…総合7位まで順位を落としてしまいました。


8区は土方といえど、6位は東国大のムセンビ、さらに5位とは1分17秒差が離れているとなかなかに厳しく…区間5位で総合7位は変わらずという結果となりました。出雲ほどの爆発力はちょっと見せられなかったですが、状況を考えるとやむを得なかったかなあ。それでも、2年連続できっちりとシードは確保しました。

箱根に向けて

國學院の戦力と前回の走りを見ると、戦略は比較的分かりやすく、往路で稼げるだけ稼ぎ、復路で粘るということになるでしょう。前回は往路3位で走っている藤木、土方、青木、茂原、浦野と全員が残っています。その5人がいずれも前回と同等かそれ以上の結果を今年度残しているとなれば、往路の優勝争いに加わってきてもおかしくないですよね。ルーキーの中西大もこの5人に割って入ってくるだけの力はありますし、前回を上回るような走りを見せられるのか、期待は膨らむばかりです。


前回は復路は全て区間二桁順位、というか区間12位と13位のみという全て中位で粘る走りとなりました。ここから、どれだけ上積み出来るかが前回からの順位アップに直結することになります。唯一3年生以下だった殿地はさらにタイムを伸ばしてきていますし、十分計算できそう。上尾ハーフでは4年生の小杉、田中らが64分台での自己ベストをマークしており、箱根メンバー争いに加わってくるか。


そして、最も期待したいのは3年生ですね。上尾ハーフでは藤村、河東が63分30秒を切っている素晴らしい走りを見せ、高嶌も63分台、さらに64分台前半で田川、森が走っており、一気にチームの選手層を厚くしてきたのでは。まさに、前回の箱根で4年生が果たした役割を今の3年生に期待したくなりますよね。前回はこの学年が1人も走っていなかっただけに、尚更その力はチームをさらに高みへと導いてくれそう。


2年生は現状は藤木、島崎、殿地の3人が抜け出た存在で続く選手は厳しそうかなあ。5千では原や古川がタイムを伸ばしていますが、長い距離となると、まだ厳しそうですしね。ルーキーは上尾ハーフで中西唯が67分台と苦しみましたが、中西大は63分台とさすがの走り、そして川崎も同じく63分台で走ってきたのにはビックリしました。一気に箱根メンバー争いに名乗りを挙げてきたのでは?


前回の箱根よりもエース力、総合力ともに上回っているように思えますね。5強と言われる大学においては最も選手層が厳しいと思っていましたが、上尾ハーフを見る限り、相当底上げは出来ているように感じます。エースの力は既に3大駅伝で存分に証明していますし、さらに復路もハーフで好走した選手が持ちタイム通りの走りを見せられれば、10人必要な箱根でも十分に戦えそうですね。どこまで優勝争い、上位争いに絡んでくるのか、本当に楽しみです!!

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