早稲田大学 2019年度 箱根予選、全日本結果&箱根に向けて

続いては早稲田大学について、全日本、箱根予選の結果を振り返りつつ、箱根への展望も書いていきます。箱根予選結果全日本結果はこのようになっております。わずか1週間の間に2つの顔を見せることとなった早稲田でした。箱根予選では9位と下位通過に沈んだ一方、その翌週の全日本では一時は4位を走っての6位でシード獲得と上々の走り、ここまで1週間で変わるのがびっくりですね。

箱根予選振り返り

エースの中谷を欠き、新迫は全日本に温存となった箱根予選、もうひとりのエースである太田智が16位、悪くはないですが、終盤に失速してしまったのは痛かったですかね。さらに、2,3番手の44位、60位に井川、鈴木とルーキーが入ってきましたからね。二人は上々の走りですが、初ハーフの二人を上回るのが太田智だけというのはちょっと寂しすぎる…


主力どころでは千明が4番手の63位とこちらももう一歩だったか。5番手の85位の遠藤はまずまずで、ここまでが100位以内ですね。その一方で9番手が160位の三上と150位以内も8人しかいない状況…確かに箱根予選がベストメンバーというわけではなかったですが、それでもこの状況は相当苦戦したと言わざるを得ないですよね。


11番手は223位の向井と200位オーバーも2人いましたし…10位の中央とは1分20秒差、11位と圏外だった麗澤とは1分46秒差は決して遠くは無い差ですね。。。もちろん、予選は通過さえすれば良いものでもありますが、この時点では今後に向けて不安が非常に募る結果となってしまいました。

全日本振り返り

8人中6人が箱根予選からの連戦となった全日本、1区では期待のルーキー井川が16位と順位こそ苦しんですが、タイムとしては32秒差ですから、それほどでは無いですよね。その差をすぐに詰めてくれたのが2区の太田智、区間4位とさすがの走りで16→8位と一気にシード圏内に浮上してきました。


さらに、箱根予選を回避した中谷が3区6位とまずまずの走り、箱根予選を走れなかったことを考えれば上々ですかね。凄かったのはここからです。4区の千明が区間3位と素晴らしい走りで4位まで浮上しています。さらに、5区5位の太田直、6区6位の鈴木と連戦の下級生がきっちりと走り、シード圏内を確保しました。7区を任された新迫、8区を任された吉田がいずれも9位と2区以降は全て1桁順位という粘りの走りで総合6位、見事にシードを獲得しました。


正直、箱根予選の結果から全日本ではシード争いに絡むのも難しいのではないか?と思っていたのですが、しっかりと箱根予選から立て直し、全日本に合わせてきたのはさすがは早稲田という結果ですかねえ。出雲では苦しんだときでも、全日本にはきっちりと合わせてくることはこれまでも多かったですし、こういう走りを見せられると、あっという間に手のひら返しで、また箱根は期待したくなるものですね(笑)

箱根に向けて

前回の箱根経験者は10人中8人が残っているのがまずは強みですね。そこに、前回はもともと5区予定だった吉田がいることを考えると、2区太田智、5区吉田、6区渕田とエース区間と特殊区間がまずは問題無さそうなのが大きいです。前回は2,5区で苦しんだのが箱根シードを逃した大きな要因となってしまいましたが、太田智はもう完全復活ですし、5区も急遽出場だった前回からは大きく改善されてくるでしょう。


さらに、前回箱根を走った中谷、千明、太田直のトリオは全日本でもいずれも区間6位以内で走っており、今回も十分計算できそう。前回箱根を走っている選手では、5区の大木と8区の真柄という4年生2人が全日本予選、箱根予選、全日本のいずれもエントリーされていないんですよね。二人のコンディションが気になるところです…


その一方で、新戦力であるルーキーは井川、鈴木が早速大きな戦力となってきているのは大きいですね。全日本予選で好走した小指は全日本に出場してもおかしくなかったようですし、昨年度に続いてルーキーが3人以上戦力となりそうですから、戦力アップにつながっていきます。


4年生が姿を見せない選手が複数おり、3年生がなかなか台頭せずと上級生が苦戦気味の状況ではありますが、その分下級生は元気ですからね。戦力的には前年度と互角かそれ以上という陣容になりそうですし、さすがに目標としている3位以内は厳しいかもしれませんが、箱根予選9位通過からのシード獲得は十分に狙えそうです。元々箱根では12年連続でシードを獲得していたチームですし、箱根予選の反省を活かし、箱根ではきっちりとシード返り咲き、そしてさらなる上位進出を狙って欲しいです!!

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