第５１回全日本大学駅伝（２０１９）戦力分析＆区間配置予想　～拓殖大学～

赤﨑　暁、中井　槙吾、玉澤　拓海

出雲では１区３位、１万で２８分２７秒をマークしている赤崎、出雲で６区１０位で走っている中井、５千で１４分３７秒、１万で３０分１２秒のベストを持ち、３大駅伝初エントリーとなった玉澤の３人。

吉原　遼太郎、清水　崚汰、青柳　拓郎

１万で２９分１５秒、ハーフで６４分７秒を持ち出雲に続いてエントリーとなった吉原、５千で１４分３３秒のベストを出雲記録会でマーク、出雲に続いてのエントリーとなった清水、５千で１４分５２秒、１万で３０分１２秒のベストを持っている青柳の３人。

高橋　達彦、佐藤　広夢、竹蓋　草太

出雲では２区２０位と非常に苦しい走りになってしまった高橋、１万で２９分５９秒のベストを持ち、出雲に続いてのエントリーとなった佐藤、ハーフで６４分４０秒のベストを持ち、出雲で４区８位で走っている竹蓋の３人。

R・ﾚﾒﾃｨｷ、佐々木　虎太郎、工藤　翼、江口　清洋

出雲で３区５位、１万で２７分５１秒を持っているレメティキ、１万で２９分５６秒のベストを持ち、出雲で５区９位で走っている佐々木、５千で１４分２９秒、１万で３０分４秒のベストを持つ工藤、１万で３０分２６秒のベストを持ち、出雲に続いてエントリーを果たした江口の４人。

各学年から３人以上というバランスの良いエントリーとなりましたね。拓殖が１３人中４人を１年生というのが珍しい…出雲同様に主力の石川、松岡が外れてしまいました。ともに箱根を走っている選手がいないのは痛いですねえ。その分、新戦力を試せているとも言えますが…そんな拓殖大学の区間配置予想は以下のとおりです。


清水３－レメティキ１－佐々木１－竹蓋２－佐藤２－吉原３－赤崎４－中井４


１区は清水、出雲で主要区間を走った選手以外で１区を任せたいんですよねえ。そうすると、箱根経験者であり、出雲記録会でも５千でベストを出している清水でどうかなあと。２区はレメティキ、１区が赤崎でない場合は１区終了時で好位置というのはなかなか難しそうですし、まだ１年であるレメティキを７，８区というよりは前半の主要区間である２区の方が良いかなあと。１区で多少遅れても２区で挽回出来るという思いも込めて…


３区は佐々木、ルーキーながら出雲で区間一桁で走っていますし、全日本でも見てみたいかなあ。ただ、まだ長い距離は未知数なだけに、距離の短い３区あたりが良いかなあと。４区は竹蓋、こちらも出雲では区間８位とまとめていますし、ハーフの距離もすでに実績はある選手。となると、個人的に重要だと思っている４区としました。


５区は佐藤、出雲で苦しすぎた高橋を外すとなると、３大駅伝未経験者が１人は出場することになります。とすると、１万で２９分台のベストをマークしており、３大駅伝で４度目のエントリーを果たしている佐藤が可能性高そうかなあと。初出場となれば、負担の少ない５区あたりが適切かなあ。


６区は吉原、出雲は出場しませんでしたが、すでに３大駅伝は２度経験していますし、１万で２９分１５秒のベストも魅力的。全日本は出場してほしい選手ですし、距離も長めの６区を任せるのが良さそうかなあ。７区は赤崎、本当は１，２区でも起用したいところなのですが、そうすると、エース区間の７区を任せられる選手がちょっと見当たらず…レメティキでなければ、７区を任せるのは赤崎しかいないかなあと。他に７区を任せられる選手が出てくれば、大きいんですけどね。


８区は中井、出雲でも最長区間の６区を走っていますし、箱根でも９区を任されるなど長い距離に強い選手、となると８区は中井が妥当ですかねえ。出雲６区→全日本８区はよくあるパターンですし、最長区間を任せるのにふさわしい選手ですからね。


拓殖にとって気になるのは赤崎、レメティキのダブルエースをどの区間に起用してくるかですよねえ。この二人の位置でガラッと展開も変わってきそうですし…主力を複数欠いている状況を考えると、全日本も経験を積ませるのも大きいのかなあ。１，２年生が着実に台頭してきているのは、今後を見据えても大きいです。３年前に出場したときは８位と上々の順位で走っており、今回もこの順位ならばシード獲得ですからね。


トラックでの全日本予選ということもあって、なかなか全日本に出場は出来ていない拓殖ですが、今回は箱根の結果を受けての推薦出場、３大駅伝フル出場を果たしています。もちろん、箱根が最大目標でしょうが、全日本も８位までシードが狙えるわけですし、やはりダブルエースは非常に強力、全日本から存在感を出していってほしいです！！


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