第３１回出雲駅伝（２０１９年）戦力分析＆区間配置予想　～帝京大学～

平田　幸四郎、岩佐　壱誠、小森　稜太

箱根では２度出場していずれも１桁、全日本でも２度８区を任されるなど、長い距離で結果を残す一方、関東インカレでは１万ｍで７位入賞を果たした平田、チームが出場した３大駅伝に唯一フル出場、前回の出雲でも３区７位で走っている岩佐、前回の箱根では９区３位の快走、今月５千で１３分５７秒を出した小森の３人。

小野寺　悠、谷村　龍生

前回の箱根では５区１６位、今月に５千で１３分５７秒を出している小野寺、前回の出雲では４区５位と好走、今月に５千で１４分１秒をマークしている谷村の２人。

遠藤　大地、中村　風馬、橋本　尚斗、三原　魁人

箱根では３区３位の快走、今月に１３分５５秒のベストをマークしているエースの遠藤、今年度は走るたびに自己ベストを更新、今月は１３分５７秒を出している中村、昨年度は３大駅伝未エントリーも５千は１４分３秒を今月マーク、１万も２９分４４秒を出している橋本、３大駅伝は初エントリー、今月は５千で１４分１７秒を出している三原の４人。

新井　大貴

高校ベストは１４分２９秒、今月１４分１４秒までタイムを縮めてきている新井が唯一のエントリー。

１０月６日に行われた日体大記録会で面白いように自己ベスト＆１３分台を連発、そんな中でもトップだったエースの島貫が外れているのはびっくりですが、それでも有力選手がずらっと揃っています。１０人中８人が自己ベストを更新したわけですから、すさまじいですよね。さらに、１３分台を出した田村丈や箱根１０区区間賞の星も外れています。そんな帝京大学の区間配置予想は以下のとおりです。


遠藤（２） －中村（２）－ 小森（４） －谷村（３）－ 小野寺（３） －平田（４）


これまでも実績のある選手が揃ってはいますが、あれだけ選手が揃って日体大記録会に出場したとなると、選考会を兼ねていたと考えるのが妥当でしょう。となると、上位６人がそのまま出雲に出場するのが妥当かなあと…思いきや、平田だけは１万ｍに出場して好走しているんですよね。これは、６区出場への布石？ということで、平田＋５千で上位５人を組んでいます。


まずは主要区間ですが…最長区間の６区は平田としています。これまでも全日本８区、箱根９区といった長い距離を任されており、こういう選手が出雲６区を走ることが多いですし、さらに関東インカレ１万での入賞でこの距離でも期待は高まるばかり。となると、最長区間にふさわしい選手ですよね。


３区は小森、こちらも全日本８区、箱根９区と長い距離で実績抜群、さらに５千でも１３分台をマークしたとなると、もう主要区間を走るのを見てみたいですよね。１区タイプではないかなあということで、３区としています。安定感も抜群です。


残る１区は遠藤、前回は１１位と苦しみましたが、その後は快走を連発していてもはやエースの１人として数えられるまでになりましたし、ラストの切れ味もありますからね。そんな実績を考えると再びの１区で前回の借りを返す走りを見せてくれれば。


つなぎ区間は、１３分台＆１４分１秒を出した選手で組めるというのが魅力的ですが…２区は風馬としました。とにかく今年度は走るたびにベストを更新する最も勢いのある選手の１人、そのスピードを見せるのであれば、２区がふさわしいかなあ。４区は前回同様に谷村、５位と好走していること、さらに１４分１秒のベストを出していることを考えたら、あえて外すことも無いかなあと。主要区間を任せられる選手も揃っていますしね。


５区は小野寺、１３分５７秒というタイムもよかったですし、セカンドベストも１４分ジャストを今年度マークと短い距離で結果を残し続けています。主要区間を走ってもおかしくないほどですが、５区あたりでどうかなあと。


日体大記録会の結果から、一気に期待値が高まりましたね。あれだけ選手が揃って上位を独占、しかも同じく選考を兼ねていたであろう東洋勢を抑えての走りですから、さらに価値がある結果といってよいのでは？日体大のような走りを出雲でも見せることが出来るのであれば、優勝争いに絡んできてもおかしくないのでは？なんて思ってしまいますよね。


遠藤、小森、平田ら勝負レース、３大駅伝で結果を残してきている選手もいますし、つなぎ区間も実力者をそろえることが出来る布陣が組めますからね。今回の出雲では台風の目になるかもしれません。前回の５位をさらに上回る結果は十分に期待できそうですし、どこまで上位争いに絡んでくるのか、本当に楽しみです！！


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