第３１回出雲駅伝（２０１９年）戦力分析＆区間配置予想　～東海大学～

鬼塚　翔太、關　颯人、小松　陽平、郡司　陽大、西川　雄一朗、阪口　竜平

前回の出雲はエントリーどまり、２年前は４区区間賞で優勝メンバーの鬼塚、前回は４区２位、２年前は６区区間賞で優勝のゴールテープを切っている關、箱根では８区区間新でMVPも獲得している小松、前回は５区３位、箱根では１０区３位で初優勝のゴールテープを切っている郡司、前回の出雲は１区６位、全日本でも１区４位で走っている西川、２年前の出雲で１区区間賞、３０００ｍ障害では日本選手権を制している阪口と大量６人。

塩澤　稀夕、西田　壮志
２年の前の全日本で２区５位、今年は１万ｍで２８分３７秒をマークするなど故障から復活を遂げた塩澤、箱根では５区２位の快走、日本インカレ１万ｍでも８位入賞を果たしている西田の２人。

本間　敬大、市村　朋樹

５千で１３分５８秒を高校時代にマーク、箱根に続いてのエントリーとなった本間、５千で１３分５５秒を先月マーク、成長著しい市村の２人。

無し

３年連続２区２位の館澤がコンディション不良で間に合わず…やはり痛いですね。その穴を埋めるのでは？と思われた１３分５３秒をマークしたルーキーの飯澤も外れてきたのはびっくりでした。２区に最適だと思ったのですが…それでも、選手層の厚さでいい意味で６人選ぶのが大変なのは相変わらずの選手層です。そんな東海大学の区間配置予想は以下のとおりです。


阪口（４）－西川（４）－關（４）－塩澤（３）－市村（２）－西田（３）


日本インカレを任された選手＆東海記録会で上位に入ってきた選手を中心に６人を選んでみました。阪口はPMみたいだったので、出雲も確定なのかなあと予想。なので、東海大記録会１０組が選考も兼ねていたとすると、下位４人だった小松、鬼塚、郡司、本間を外しています。


１区は阪口としました。２年前に同区間で素晴らしい走りを見せているのがまず大きく、今年度も３０００ｍ障害で日本選手権を制するなど絶好調、となると大事な１区を任さるのが良いんじゃないかなあと。２区は西川、先月も１３分５５秒で自己ベストを出している選手、２区を重視している東海なだけに、スピードがあり、前回は主要区間を任されている西川を２区でどうかなあと。２区の人選は難しそうですね。。。期待のルーキーを抜擢することも多いですが、今回はルーキーがいないですし。。。


３区は關、３年前はこの区間で区間賞を獲得している選手ですし、先月の記録会も１４分前後でまとめていますからね。出雲は３度出場して区間賞２度、区間２位が１度と結果を残しているだけに、復活の走りへの期待も込めて、主要区間もありかなあと。４区は塩澤、東海は前々回が鬼塚、前回が關など４区も比較的重視している印象、ここにトラックで結果を残している塩澤かなあと。１年の全日本から主要区間を任されるほどですし、故障さえなければ、主力になっていてもおかしくない選手ですからね。


５区は市村としました。東海大記録会での素晴らしい走りに、相当監督の評価も高いようですから、出場する可能性は高そうかなあと。というか、あれだけの走りを見たら３大駅伝でも見てみたいですよね。ただ、今回予想した６人の中では最も実績が乏しいこともあり、東海が６番手を起用することが多いと思われる５区としています。


６区は西田としました。１万ｍも２８分台まで伸ばしてきましたし、長い距離の実績も抜群。こういうハーフに強い選手が６区を任されるというパターンは前回の湯澤みたいに東海もありますからね～決して１万ｍの距離が弱いわけではなく、日本インカレも入賞するほどの実力者、勝負レースでの外さない強さも考えると、最長区間の６区を任すにふさわしいかなあと予想しました。


館澤、飯澤がいなくても十分に強いと思わせますよね。優勝候補筆頭という地位は揺るがないと思います。今回の予想ではエース格の鬼塚や箱根で大活躍の小松、前年度３代駅伝フル出場の郡司らを外しているわけですが、３人が全員走っても全くおかしくないですし、エース力、選手層のいずれも強力です。ただ、それでもうまくかみ合わなければ前回のように優勝争いに加われないということもあり得るかなあと。強いことは間違いないですが、ダントツの優勝候補か？と聞かれると、そこまずば抜けてはいないような気も…


今年度は史上最強世代と言われる学年がついに最終学年となり、選手・監督のいずれも３冠を狙うことを明言しています。それだけ力のある選手が揃っている東海大学、３冠を狙うにはまずは出雲を取らないことには始まりません。前評判通りの強さを見せてまずは１冠目を獲得することが出来るのか？東海大学の走りには要注目です！！


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