選手特集(19卒) 中央大学:中山 顕(ナカヤマ ケン)

続いては、中央大学の中山 顕について、これまでの走りを振り返っていきます。

中学・高校時代

篠津中学時代、伊奈学園総合高校時代は全くの無名と言って良いですよね。高校ベストは15分8秒、インターハイや都大路、都道府県対抗といった全国の舞台での経験もありません。大学4年間での成長という点では、この世代でNo.1と言って良いのでは無いでしょうか?ここまでトップクラスのランナーに成長を遂げるとは…

大学1年

15分台のベストだった中山は当初は入部が認められず、準部員という状況からのスタートになります。当時の雑誌を見ても、新入部員の中に中山の名前は無いですからね。1年目はもちろん3大駅伝・予選会へのエントリーは無し、5千のベストも14分58秒というものでした。


そもそも、15分を切っていなければ、そのまま中山は退部となっていたかもしれないという状況…まさにギリギリのところで生き残りました。その後5千のベストを14分47秒まで1年時に伸ばしています。1万mはまだ走っていないという状況でした。

大学2年

最初に飛躍を遂げたのは2年時、まずは5千で14分35秒までタイムを縮めると、最終的には14分23秒までタイムを縮めてきています。1万mではまずは30分35秒のベスト、そしてこちらはなんと最終的には29分19秒までタイムを縮めてきています。


持ちタイムでもトップ10に入ってきていますし、出場とはなりませんでしたが、箱根予選でもメンバー入りを果たすことに。1万mでこのタイムをマークしてきたのにはびっくりしましたね。ただ、3年目以降の活躍からすれば、そんなタイムさえ霞んでみえますが…

大学3年

関東インカレへの出番はありませんでしたが、全日本予選に出場すると、29分16秒で3組5位という素晴らしい走り、3大駅伝・予選通じて初出場で好順位、そして自己ベストを叩き出してきましたからね。


すると、箱根予選では59分36秒で全体8位、チームトップという驚異的な走り、日本人トップとはわずかに6秒差の2位という素晴らしい結果でした。全日本予選の走りも十分凄いと思いましたが、箱根予選の走りは凄すぎますよね。予選会とは言え、いきなり日本人2位になるとは。。。衝撃でした。チームの3位通過に大きく貢献しています。


さらに、5千でも13分53秒と大学ベストとなるタイムを叩き出すことに。高校ベストから1分15秒も縮めてきたということになりますね。箱根でも2区が有力視されていましたが、故障もあってベストな状態では無かったため、走りやすい3区に回ることに。それでも3区6位で走ってしまうあたりに既にエースの貫禄がありますよね。

大学4年

3年時の活躍も凄まじかったですが、4年時の活躍はさらに上回ることに。。。4月には1万mで28分22秒と大学ベストとなるハイレベルなタイムをマーク、これまでのベストを54秒も更新してきました。関東インカレにも初出場、5千では14分48秒で29位に沈みましたが、1万mでは29分9秒をマークして8位入賞を果たしています。


全日本予選では4組19位と中山からすればもう一歩ではありますが、1組で途中棄権となってしまいましたから、力を発揮出来ないのも、しょうがないですよね・・・


箱根予選では、チーム2番手の28位、タイムも63分20秒と中山にしては比較的平凡な結果となってしまいました。前年度の走りが衝撃的だっただけに、さらにチームメイトでライバルの堀尾が好走を見せただけに、余計に悔しい走りとなってしまいましたよね。


しかし、上尾ハーフでは61分32秒という素晴らしいタイムで自己ベストを叩き出し、箱根への期待を高める走りを見せると、箱根では1区を任されることに。ラストの区間賞争いではわずかに1秒及ばずでしたが、最後まで区間賞争いに絡む素晴らしい走りで区間2位、有終の美を飾る走りとなりました。


入部できるかどうかの瀬戸際だった選手が、1万mで28分22秒、ハーフで61分32秒を叩き出し、箱根1区2位で走るまでになるのですから、本当にどんな選手がいつ伸びるのか分からないものですね。もちろん、本人のたゆまない努力の賜物なのでしょうが。。。


実業団はHONDAに進んでいます。こういうまさにたたき上げの選手が実業団でどんな走りを見せるのかも楽しみですよね~また、大学時代のようにいい意味で驚かせるような走りを見せ続けて欲しいです~

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