網走夏季記録挑戦競技会 2019結果 ~國學院の藤木、島崎が28分台の快走~

昨日、網走学連挑戦会が行われました。レース結果はこのようになっております。ホクレンは資格タイムが厳しくなかなか出場出来ない選手が多いため、参加しやすいようにと始まった記録会ということですが…良いですね。多くの大学から選手が参加していますし、北海道ということで暑くならなければこの時期でも好タイムが出ますからね~自己ベストを出した選手を中心に組ごとに振り返ります。

 

~5000m~

順大の野口が14分ジャストで組トップ、自己ベストを3秒更新してきました。本人は13分台に0.44秒届かなかったのが残念だったようですが…1週間前にも14分3秒で自己ベストを出していますし、好調ですよね~長い距離でも結果を残してきましたが、そのスピードはやはり抜群です。

 

中央学院の川村が14分3秒で自己ベストを9秒更新、2位となりました。既に1万mで28分39秒を持っている選手ですし、5千もまだまだタイムは伸ばせそうですが…駒澤の大成も14分3秒で自己ベストを4秒更新していますね。ホクレン記録会では奮わずに心配されましたが、ここではきっちりと結果を残してきました。ユニバハーフで銀メダルを獲得した大聖に負けずに頑張ってほしいです。

 

中央の加井が14分9秒でベストを10秒更新してきましたね。1年の4月に更新して以来、2年3か月ぶりのベストとなりました。全日本予選でも好走していましたし、好調を維持しています。神大の島崎も14分9秒でベストを8秒更新していますね。こちらも全日本予選で結果を残してきた選手、ルーキーながらこの活躍ぶりは頼もしく、ますます即戦力としての期待が高まります。

 

山梨学院の松倉が14分10秒でベストを10秒更新してきたのが、5千での最大の驚きだったかなあ。高校ベストは14分46秒ですが、2年目にどんどんタイムを伸ばしてきていますね。まだ1万以上の距離は未知数ですが、長い距離にも対応してくれば面白そう。神大は呑村も14分11秒で自己ベストを14秒も更新してきました。全日本予選落ちとなってしまった神大ですが、若い力が着実に育ってきているようです。

 

ここまで名前を挙げた7人が組でも1~7位&全員が自己ベストとなりました。これだけベスト連発というのも凄いですね。8,9位には早稲田の新迫、吉田が14分14秒、16秒で入っています。悪くは無いですが、タイム・順位としてはもう一歩というところかなあ。

 

他に自己ベスト組としては…中央の川崎が14分16秒でベストを3秒更新、創価の福田が14分18秒でベストを7秒更新しています。川崎は出場するレースで非常に安定した走りを見せていますし、福田は全日本予選で最終組を任されるほどですからね。どんどん結果を残していってくれれば。

 

~10000m 1組~

國學院の中西大が初の1万mで29分34秒をマークし組トップ、強いです。5千も既に高校ベストを上回っていますし、エースたちの勢いが止まらない國學院ですが、期待のルーキーも負けじと好走…今年度の工学院は本当に楽しみしか無いですね~

 

中央の井上が29分38秒で2位に入っています。5千は高校ベストである14分8秒を持ちながら1万は何度か出場するも30分59秒がベストで大学では苦しんでいたのですが…一気にベストを81秒も更新してきました。中央の2年生は三浦、森凪也が全日本予選で最終組を任せられるなど期待の学年ですが、そこに井上も加わってくるとなると、ますます強力な学年となりそう。

 

國學院の殿地も29分43秒でベストを38秒更新ですね。既に箱根も走っている2年生ですが、トラックでも着実にタイムを縮めてきているのが頼もしい。中央学院のルーキー川田が29分46秒で4位に入ったのも収穫ですよね~これが大学初の1万かなあ?早速好タイムをマークしてきました。

 

武蔵野学院の舩田は29分52秒で5位と箱根出場校の間に堂々と割って入ってきたのもびっくりです。他にも関東学院の厚浦が29分58秒でこちらも29分台での自己ベストですね~

 

~10000m 2組~

國學院の藤木が28分46秒で組トップの快走、ベストを一気に51秒も更新して28分台ランナーの仲間入りを果たしました。ただ、素晴らしいタイムではありますが、藤木は1年目から3大駅伝で大活躍を見せていますし、ハーフも62分17秒を持っていますから、このくらいのタイムを出してもおかしくないとは思っていました。

 

それよりも、今回の記録会で最大のサプライズは同じ國學院の2年生である島崎が28分46秒をマークして2位に入ってきたことでは無いでしょうか?5千はまだ14分31秒ですし、今年度1万で29分26秒をマークしたのでさえびっくりしたのですが、そこから一気に40秒もタイムを縮めて28分台をマークするとは…

 

浦野、土方、青木の28分台トリオに2年生コンビも28分台に入ってきました。島崎がこんな走りを3大駅伝でも見せられるくらい力をつけているのであれば…今年度の國學院、3大駅伝で過去最高順位どころかどこまで上位争いに絡んでくるのか期待は高まるばかりです。

 

城西の菊地も28分47秒で3位に入っているんですよね。こちらはベストが30分44秒でしたから、ほぼ2分近くタイムを更新してきていますね~今年度は自己ベスト連発で5千は14分7秒まで伸ばしていますが、1万は素晴らしいタイムを叩き出すことに…1年の箱根6区以来出番が無い菊地ですが、上級生となり復活を目指すチームの大きな戦力となりそう。

 

28分台を出したのは3人だけで28分50秒台は1人もいなかっただけに、いずれも大幅にベストを更新した上位3人の走りが際立ちますね。4位は東洋の吉川が29分9秒で入っています。タイムとしてはもちろん悪く無いですが、これまでのずば抜けた実績を考えればせめて28分台は出しておきたかったかなあ。29分12秒をだした山梨学院の坪井が5位、同タイムで駒澤の石川も自己ベストを更新しています。

 

坪井は全日本予選でも好走して持ちタイム通りの力があることを見せてくれましたが、さらに自己ベストを11秒も更新してきました。日本人エースと呼ばれる日も近そうです~石川は2度目の29分10秒台でベストを5秒更新、このくらいのタイムを安定して出せるようになれば3大駅伝デビューも近づいてくると思うのですが、ちょっとまだムラがあるのが気になるところです。もちろん期待したい選手の1人ですが!!

 

中央学院のルーキー小島が29分14秒で7位、これでいて自己ベストでないのが凄いですよね。高校ベストは29分9秒を誇りますからね。こういう好タイムを持っていると、なかなか大学で苦労することも多いですが、早速5秒に迫るセカンドベストをマークしており、即戦力としての期待大です。

 

中央学院は青柳が29分20秒でベストを12秒更新、長山が29分25秒で1秒ですがベストを更新しています。ルーキーに負けじと先輩たちもしっかりと自己ベストを叩き出していますし、今後に向けても楽しみな走りとなったのでは。神大の北崎も29分27秒でベストを4秒更新しています。元のベストは全日本予選3組で好走したものですし、早速タイムを更新するとは…箱根での快走といい、間違いなく力をつけていますね。

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