全日本予選2019 大学別レース結果 ~1位:東京国際大学~

全日本予選の特集も最後になりますね。最後は全日本初出場をトップ通過で果たすという快挙を成し遂げた東京国際大学における全日本予選の各組ごとの結果振り返っていきます。 全日本予選結果はこのようになっております。通過する可能性はあるとしても、それほど高くはないと思っていたのですが、とんでも無かったですね。並みいる強豪校を抑えてのトップ通過とは恐れ入りました。。。

 

1組 6位:内田、18位:熊谷

後半よりは前半の方が苦戦するかと思っていましたが…まずは内田が6位と好スタート。前回は3組に抜擢されるも32位に沈んでいましたが、今回は1組できっちりと結果を残してきました。ただ、2年連続全日本予選出場の一方で他はエントリーさえ無いんですよね~ハーフやロードでも活躍を広げていってくれれば。

 

熊谷は18位でしたが、これが結果として8人中最も悪い順位だったんですよね。誰1人として20位以下がいないというのが素晴らしい。1万は29分台を持っていますが、3大駅伝・予選会通じてエントリーさえ初めてだったため、厳しい戦いになるかと思いましたが、よくまとめてくれたのではないでしょうか。

 

2組 5位:佐藤、6位:丹所

正直1組以上に2組が最も厳しいかと思っていたのですが…2人の合計順位が最も良かったのがこの2組となりました。3年連続の全日本予選出場となった佐藤が5位と見事な走りを披露。前回は3組31位と内田同様に苦しみましたが、二人ともそこからの巻き返しが素晴らしいですね。ただ、佐藤は1年の箱根予選こそ出場したものの、その後は全日本予選のみの出場でいよいよ最終学年。内田同様に3大駅伝、箱根予選での活躍も待たれるところです。

 

一方でルーキーの丹所は6位とこれまた素晴らしい走り。5千のベストこそ14分23秒まで伸ばしていましたが、1万は30分54秒でしたからね。それが、今回は30分7秒ということでベストを47秒も縮めてきました。1年目の全日本予選から凄いですよね~ルーキーなだけに、まだ長い距離は分かりませんが…選手層が厚くなってきている東国大の中にも割って入り、3大駅伝デビューも期待されます。

 

3組 7位:真船、17位:佐伯

主力の1人である真船が7位とこれまた見事な走りでした。前回も2組13位で走っていますし、箱根でも主要区間である3区11位で走っている実力者、主力の1人ですしこのくらい走ってもおかしくは無いですが…実際に走ってしまうところに強さを感じます。伊藤が抜け出た存在となっている東国大ですが、真船はそこに続く存在ですよね。

 

一方の佐伯も17位とまずまずかなあ。前回は最終組に抜擢されて30位ですが、今回はきっちりと中位でまとめてきてくれました。既に1万も29分39秒を持っていますし、1年の箱根を経験している3年生。前回は箱根出場はなりませんでしたが、期待も大きいでしょうし応える走りを続けてくれれば。

 

4組 1位:ビンセント、10位:伊藤

留学生が大量に揃い、ハイペースとなった最終組、そこを制したのがこのビンセントでした。28分4秒という好タイムで自己ベストを20秒も更新することに。他の留学生も実力者揃いだったのですが、そのいずれの選手をも上回るというが恐ろしいですね。1年目にしてこの活躍ぶり、ちょっと別格の強さを感じます。今後もエースとしての活躍が期待されますね。その一方でムセンビが出番があるかが気になります…

 

伊藤も28分58秒の10位と好走、日本人トップこそ逃したものの、28分台でこの順位はさすがはユニバ代表のエースですよね。大事なレースにはきっちりと合わせてきてくれます。箱根予選でもビンセントに次ぐ活躍を、そして全日本、箱根ではエース区間を担うだけではなく、好走することが期待される選手ですよね。それだけ、スピードも強さもある選手ですし、日本人エースの存在はチームにとって非常に大きいですね。

 

完璧なレースと言って良いでしょう。全日本に出場したことが無いとは思えないほど、圧倒的な強さで明治や早稲田らを抑え、トップ通過を果たしました。予選での強さは十分に見せてくれただけに、本戦への期待も高まるばかりです!ただ、その前にまずは箱根予選で3年連続の箱根出場を狙うこととなります。

 

今回の全日本予選を走った選手ももちろん箱根予選の有力候補になってくるでしょうし、ビンセント、伊藤、真船らは上位を占めてくれるでしょうが…今回走っていない選手にも実力者がずらっと揃っているのが東国大の強みですよね。相沢は前回チーム2番手の20位で走っている実力者ですし、箱根7区6位の芳賀、8区6位の山瀬と箱根で好走した選手たちも箱根予選に出場してくる可能性は高いでしょう。5区を走った加藤、10区を走った内山らも実力者です。

 

さらに、持ちタイムでは64分4秒を持つ原田、64分9秒を持つ栗原、64分10秒を持つ菅原らがチームでも上位のタイムとなっており、特に栗原は焼津ハーフでの好走が印象的で自己ベストも焼津ハーフでマークしたものとなっています。箱根常連校に互角以上に渡り合った走りを見ると、非常に楽しみになってきますよね。

 

こうして見てみると、いい意味で12人を選ぶのが難しそうなほど選手が揃ってきているのが分かります。これまでの箱根予選最高順位は前回マークした6位ですが、この順位を上回っての予選通過も十分あり得そうですね。自己ベストを出す選手も多く、新戦力の台頭も著しいですし、チームとして良い流れで来ているのが分かります。

 

全日本は初出場ですし、箱根予選の1週間後というスケジュールを考えてもなかなかに厳しい戦いになりそうですが、まずは経験を積む…ではなく、予選トップ通過の誇りをもって望んで欲しいものです。そして、箱根予選突破に続く最大の目標になるであろう箱根シード獲得にも挑戦してくれれば。今の東国大ならば、遠い目標ではなく、現実的な目標としてシード獲得も狙えると思います!!

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