全日本予選2019 大学別レース結果 ~2位:明治大学~ 

本日は、明治大学における全日本予選の各組ごとの結果振り返っていきます。 全日本予選結果はこのようになっております。ベストメンバーと言えるオーダーでは無さそうかなあ?とちょっとレース前は心配しましたが、全くの杞憂に終わりました。8人中7人が1桁順位、うち2人が組トップという圧巻の走りでしたからね~明治の強さを存分に見せてくれました。

 

1組 1位:阿部、7位:櫛田

大エースの阿部が1組というびっくりなオーダー。ですが、元々は走らない予定だったものを、急遽走ることになったようで…それだけ、チーム力にも自信があったということでしょうか?その阿部は予定通りに独走し、予定通りダントツトップの走りを見せました。まあ、大学トップクラスの走力を誇る選手ですし、当然と言えば当然かもしれませんが…2位に36秒もの大差をつけました。

 

むしろ、この組で注目だったのはルーキーの櫛田がどれだけ走れるかということでしたが、ここで7位で走ったのは大きかったですね。30分5秒というタイムは2位ともわずかに4秒しか離れていませんし、自己ベストを18秒更新してきました。即戦力として期待されるその力をまずは発揮してくれましたね。絶好のスタートを切る1組となりました。

 

2組 2位:加藤、24位:酒井

個人的にはやや不安だった2組なのですが…ルーキーの加藤がここで組2位の素晴らしい走りを披露してくれました。同じルーキーである早稲田の鈴木に負けたのは本人も悔しいでしょうが、わずかに2秒差ですし、むしろそれ以外の選手全員に勝つとは…5千の高校ベストは14分13秒、1万も既に29分49秒を有している選手ではありますが、勝負レースでここまでの結果を残すとは期待以上でした。

 

一方で酒井は24位とチーム唯一の2桁順位、それも比較的下位に沈んでしまいましたね。。。加藤には51秒もの差をつけられてしまいました。箱根では重要区間である5区を任されている選手なのですが、まだ結果を残せているとは言い難いですよね…特に他の選手が軒並み素晴らしかっただけに、酒井もその中に加わってほしかったのですが…

 

3組 1位:前田、9位:村上

前回は最終組を任されている前田が今回は3組に出場、ラストの争いを制して見事に組トップとなりました。未だに28分台こそありませんが、箱根でも6区8位で走っていますし、安定した走りを見せてくれていますよね~エース格の1人でもありますし、引き続きチームを牽引する走りを見せてくれれば。

 

一方の村上は9位、前田には10秒遅れてしまいましたがこちらも上々の走りと言って良いのでは。28分台のベスト、全日本、箱根ともに10位以内で走っていますし、前田同様に安定感を見せている選手ですね。今回は二人とも3組でしたが、最終組を走ってもおかしくない選手ですし、走るべき選手がしっかりと走ってくれたのは、今後に向けても好材料です。

 

4組 8位:小袖、9位:鈴木

余程のことが無い限り、通過はまず間違いないと思われる状況、ここで最終組を任された小袖、鈴木が28分台の自己ベストを出し、留学生が8人も出場する非常にハイレベルな中、8,9位と揃って1桁順位で走ってしまうのですから、もうさすがとしか言いようがありません。

 

小袖は次期エース候補として期待され、関東インカレ1部1万でも入賞している選手、3大駅伝・予選会となるとまだらしい走りを見せられない出ましたが…今回の走りは素晴らしかったですね。もう3大駅伝も心配しないでも良いかなあと思わせる今年度の活躍ぶりです。主要区間をどんどん任されて欲しいですね。

 

一方の鈴木は28分55秒で28分台ランナーの仲間入り、小袖には3秒届きませんでしたが日本人3番手の快走でした。前回の全日本予選ではも3組6位と好走しており、さすがのルーキーだなあと思って見ていましたが…あれよあれよとエース級に名を連ねるまでになってきましたね。全日本、箱根と1区を1年目から任されるほどですし、走るたびにその信頼感が増していきますよね。今回も最終組で十分すぎる結果を残してくれました。

 

ほぼ完璧と言っていいレースを披露した明治、それでもトップ通過に届かなかったのは、東国大が凄すぎましたよね…全日本予選の結果は箱根予選に向けても好材料です。今回3,4組を走った前田、村上、小袖、鈴木に1組の阿部は箱根予選でも引き続き大活躍が期待されますし、ルーキーも長い距離に対応すれば出場する可能性は高そう。

 

そして、今回は走らなかった4年生たちが箱根予選にどう合わせてくるかですよね。明治の4年生はここ数年はずっと下級生の頃のような走りを見せられずに苦しむ傾向があります。全日本予選も走ったのは阿部1人だけですし…本来であれば、28分台を持つ中島、三輪、佐々木らには主力級の走りを期待したいところですし、箱根予選には合わせて欲しいところ。

 

他にも3大駅伝や箱根予選経験者は斉藤、南、岸、河村とずらっと4年生が揃っていますからね~理想的には、上級生を中心に箱根予選を突破し、箱根予選→全日本と連戦となる選手を1人でも減らすことが出来れば、全日本でシードを取る確率も上がると思うのですが…箱根予選を軽視することは無いでしょうし、全日本シードの鍵を握るのはある意味4年生となるかもしれません。

 

前回は最後の最後で届かなかった全日本シード権、今度こそシード返り咲きを果たすためにも、まずは箱根予選をきっちりと上位通過し、厳しい日程ではありますがシード獲得に挑んで欲しいものです!!

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