全日本予選2019 大学別レース結果 ~9位:大東文化大学~

本日は、大東文化大学における全日本予選の各組ごとの結果振り返っていきます。全日本予選結果はこのようになっております。今回は9位ということで予選通過とはなりませんでしたが、新戦力の台頭も見られたのは収穫でしたねえ。後はエースの完全復活が待たれるところ。

 

1組 17位:吉井、31位:豊田

3大駅伝・予選会通じてエントリーも初だった吉井が17位と上々の走り、30分28秒という持ちタイムでしたが、今回は30分20秒で走り、ベストを8秒更新してきました。これまでの実績を考えてもよく走ってくれたと思いますし、今後が楽しみな3年生がまた1人出てきましたね。

 

一方の豊田は31位とやや物足りない走りに。5千で14分22秒、1万も29分53秒と着実に持ちタイムを縮めてきてはいますが、苦しい予選会デビューとなってしまいました。ハーフベストもまだ68分台のはずですし、最上級生となり長い距離でも結果を残していって欲しい選手です。4組を通じて30位以下だったのは豊田だけですし、全体的には安定した走りだったと言えそうかなあ。

 

2組 21位:浅野、23位:金田

浅野は4年生にして3大駅伝・予選会のエントリー自体初の選手、一方の金田はルーキーということである意味対照的な二人が出場することとなりました。浅野が21位、金田が23位とともに中位で走っていますので、まずまずの結果と言えそうかな。

 

浅野は5千で14分29秒、1万も30分3秒とタイムを縮めてきていますからねえ。豊田同様に最終学年で大きな戦力となってくれれば。金田はこれまでのベストが31分20秒、今回は30分53秒ですから、27秒ベストを縮めてきたことに。5千も14分27秒を既に持っている選手ですし、こちらは1年目から戦力となってくれそうで頼もしいです。選手層が薄くなりつつあるチームにおいて、即戦力ルーキーの存在は大きいですからね。

 

3組 4位:奈良、6位:三ツ星

ダブルエースの1人である奈良が3組に回ったのは意外でしたが、きっちりと組4位の好走、さすがの走りを見せました。28分53秒のベスト、これまでの勝負レースでの実績を考えればこのくらいで走っても全然おかしく無いですしね。順当な結果だと思います。

 

一方で三ツ星が6位に入っていたのはちょっと驚きだったかなあ。前回は1組18位、箱根でも結果を残してきており、タイムも今年度29分29秒をマークしている実力者ではありますが、どちらかといえばロードの方が強いかなあと思っていたので、トラックでもここまで戦えるとは…来年度は三ツ星がエースとなってくれそうかなあ。そのくらい、最近の走りは期待が持てるものになっています。

 

4組 21位:片根、23位:川澄

最終組に抜擢された2年の片根、高校時代から実績のある選手ですし、1万も29分23秒とチーム上位のタイムを持ってはいますが、前回は2組26位止まり、箱根でも8区20位と大苦戦していたため、最終組はさすがに厳しいのでは?と思いましたが、29分37秒で21位というのは上出来と言って良いでしょう。片根が勝負レースでも主力級の働きが出来るとなると、戦力にもグッと厚みが増しますからね。

 

一方で名実ともにエースの川澄は23位と物足りない走りに…前回は4組14位で走り関東インカレ1部1万でも入賞したことのある選手ですが、今年度はちょっとらしくない走りが続いている気がするんですよね。29分53秒と片根にも16秒差をつけられているのは残念。大東大の復活には川澄が欠かせないですし、何とか箱根予選にはしっかりと合わせてきてほしい選手なのですが…

 

全体的にはしっかりと走れていた選手が多かった印象ですね。明らかに物足りなかったのは1組の豊田と4組の川澄くらいですし…特に4人出場した1~3年生がいずれも結果を残したというのも大きかったですよね。ただ、全日本予選突破はならずということで、残るは箱根予選突破のみとなりました。

 

前回は7位通過とちょっと苦しんだんですよね。川澄、奈良のダブルエースには前回以上の走りが求められるところですし、全日本予選は走っていませんが、前回2桁で走っている佐藤弘、藤岡もさらなる躍進を期待したいところ。ともに箱根でも結果を残しているのが心強いですね。そこに全日本予選で結果を残した三ツ星、片根らには割って入ってほしいですし、ここまでに名前の挙げた選手は箱根予選でも十分計算出来そうかな。

 

他にも前回の箱根予選に出場している阿比留、服部ら経験者がいますし、吉井、豊田、浅野といった上級生になって台頭してきた選手にも期待したいです。その一方で、14分30秒切りのベストを持つ選手が4人いる1年生にも期待せずにはいられませんね。長い距離はもちろん未知数ではありますが、全日本予選に出場した金田を筆頭に楽しみな選手が揃っています。1人でも多くの選手が箱根予選のメンバー争いに加わってくれれば、さらに選手層は厚くなりそう。

 

4年生が卒業するたびにその穴が大きく、戦力ダウンしているとも言われる近年の大東大ではありますが、3年生以下の台頭もあって戦力的にはそんなに心配いらなそうかなあ。川澄、奈良以外にもエース候補と目される選手も出てきましたしね。前回の箱根では開始30秒で転倒のアクシデント、実質終戦となってしまいました。その借りを返すためにも、まずは箱根予選をきっちりと通過して欲しいものです!!

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