全日本予選２０１９ 大学別レース結果 ～１０位：神奈川大学～
本日は、神奈川大学における全日本予選の各組ごとの結果振り返っていきます。２年前に全日本を制した神奈川大学ですが、前回はシード落ち、そして今回は１０位予選落ちということで全日本に出場さえ出来ないという…１～３組は全て２０位以内という良い走りを見せていたんですけどね。最終組のエースが揃って下位に沈んでしまったのは残念。
１組 １１位：島崎、１６位：小笠原
ルーキーの島崎が１１位と早速の好走を見せました。５千で１４分１７秒を持ち、関東インカレにも出場している期待のルーキーが全日本予選で結果を残したのは収穫ですね。３０分１１秒というタイムは自己ベストでもあります。今後も箱根予選など１年目から勝負レースに出場していって欲しい選手です。
小笠原も１６位とまずまずの走り。ベストは３０分１６秒、今回は３０分２０秒ですからセカンドベストですね。箱根では５区最下位と非常に苦しい走りになってしまいましたが、箱根予選、箱根と長い距離を経験し、ハーフも６４分２７秒のベストを持っている選手、トラックでも活躍するようになれば、なお良いですね。
２組 ９位：西方、１７位：安田響
西方、安田響という２年生コンビの出場となった２区位ですが、西方が９位、安田響が１７位と揃って上出来と言って良いのではないでしょうか？西方は関東インカレ２部３０００ｍ障害で２年連続好走している選手、勝負レースでの実績が豊富な選手ですが、予選会でも結果を残してきたのは好材料ですね。まだハーフは走ったことが無いですが、長い距離でどうなるか？
安田響は５千で１４分１７秒の一方、ハーフも６４分５０秒、箱根でも８区１５位で走っている選手ですね。どちらかといえば長い距離の方が得意なのかなあと思っていますが、全日本予選でもしっかりと走れています。上級生中心のチームではありますが、この２年生コンビは駅伝シーズン以降も楽しみな存在です。
３組 ２位：北崎、１３位：森
北崎が２９分３１秒で２位と素晴らしい走りを見せました。自己ベストをを９秒更新してきていますからね。それまではなかなか勝負レースで結果を残せなかったものの、箱根で９区４位と素晴らしい走りを見せて以降、あっという間に主力の仲間入りを果たしました。トラック、ロードと結果を残してきているのも心強く、箱根予選でも十分計算出来そう。
森も１３位と上出来の走り、３組でこの順位ならば十分ですよね。全日本に出場し６区７位と結果を残している森、２９分４５秒というタイムはベストに４秒及ばずのセカンドベストとなっています。森もハーフで６４分４０秒を出してきていますし、まだ勝負レースで失敗していないのも頼もしい。ここまで、２０位以下が１人もいないというのが良いですよね。
４組 ３３位：井手、３６位：越川
最終組は箱根２区を走った越川、３区を走った井手というまさに盤石の二人。３組までの走りを見れば、全日本予選突破も十分狙えると思ったのですが…井手が３３位、越川が３６位と揃って３０位台に沈んでしまったんですよね。井手は全日本予選は初出場ですが、箱根予選、全日本、箱根といずれも好走していますし、１万も２９分２５秒まで今年度縮めてきており、トラックも十分に戦えると思っていただけに残念でした。
越川は１３分台、２８分台のベストを持ち、関東インカレ２部１万ｍでも１０位で走っている実力者。勝負レースでも最も結果を残している選手ですし、エースの走りを見せてほしかったのですが、３６位と井手よりもさらに順位は下、タイムも３０分５７秒ですからね。。。ここまでエースたちが下位に沈んでしまうとは思いもよりませんでした。
全日本出場権を逃してしまったことにより、残るは箱根のみとなりました。前回の箱根予選は３位と上位通過を果たしていますが、油断は禁物ですね。今回は奮わなかったですが、やはり前回チームトップの越川や４位だった井手の二人には大きく貯金を稼いでほしいですし、今回の全日本予選には出場していない安田共、荻野という主力たちにも、復活を遂げて上位で走ることが期待されます。
こういった前回好走している選手たちに、北崎、森といった３大駅伝で実績を残し、今回の全日本予選でも好走している選手たちが割って入ってきてほしいですし、長い距離はまだ未知数の島崎、西方らにもハーフの距離にスムーズに対応して欲しいところ。
さらに、前回の箱根予選に出場している小笠原、川口やハーフで持ちタイムの良い宗、藤村など楽しみな選手たちはズラッと揃っているんですよね。２年連続で箱根予選を上位通過するだけの戦力だと思います。全日本予選はまさかの結果に終わってしまいましたが、それを払拭して箱根予選、箱根に繋げていくためにも、各選手のさらなるレベルアップ、そしてコンディションをしっかりと合わせてきてほしいです。