全日本予選2019 大学別レース結果 ~14位:国士舘大学~ 

本日は、全日本予選における国士舘大学の結果を組ごとに振り返ります。前回は、全日本出場を決めていた大学が6校という中で12位、今回は10校が決めている中で14位と前回よりも順位を落としてしまいました。2つ順位を下げた以上に厳しい結果と言えそうです。それだけ、住吉世代が抜けた影響が大きいとも…

 

1組 21位:荻原、32位:清水

今年度に入って5千、1万ともに自己ベスト連発の荻原が21位と上々の走り、3大駅伝・予選会通じてエントリー自体が初めてだったことを考えると、十分ですよねえ。1万は29分53秒まで伸ばしてきましたが、ハーフは66分28秒止まりですが、今の勢いを考えれば箱根予選でも十分に戦力として計算出来そう。

 

清水は1万も30分45秒ですし、さすがに全日本予選はちょっと厳しかったかなあ。今回は2年生がヴィンセントを含めて5人も走っており、荻原、清水も同学年ですね。2年生がチームの主力となっていってくれれば。

 

2組 19位:加藤、35位:小早川

前回は1組25位、箱根でも10区を走った加藤が19位とこちらもまずまずの走りかなあ。タイムは30分11秒ですが、今年度にベストをマークしているのは頼もしいです。箱根予選はまだ1度も出場したことのない3年生ですが、今年度は期待したい選手の1人ですね。

 

一方で小早川は下位に沈んでしまうことに…1万は29分52秒、ハーフも65分11秒まで縮めており、こちらも期待の2年生の1人なんですけどねえ。全日本予選デビューはほろ苦い走りとなってしまいました。

 

3組 31位:曽根、36位:長谷川

最も苦戦したのが3組でしたね。曽根、長谷川ともに30位台に終わってしまいました。特に長谷川は今年度29分38秒までタイムを縮め、箱根でも7区を走っている選手です。次期エース候補として期待したい選手なのですが…なかなかタイム通りの走りを見せることは出来ませんでしたね。

 

曽根は前回も出場していますが2組38位と苦しい走り。そこからは順位こそ上げてきましたが、3組を走るには力不足は否めないかなあ。。。1万も30分11秒というタイムですしねえ。5千は14分28秒とタイムを縮めてきていますし、自己ベストをマークしている選手たちには勝負レースでも結果を残していって欲しいところなのですが。。。

 

4組 6位:ヴィンセント、34位:石川

ヴィンセントは28分47秒で6位という結果に。タイムも順位も決して悪くはありませんが、5位でも28分18秒とハイレベルな留学生の争いだったことを考えれば、30秒近く離されてしまったのは残念ですね。ハーフで日本記録をも上回る実力者であることを考えれば、トップ争いをして欲しい選手ですし。

 

石川は前年度に箱根予選、箱根に出場しているとはいえ、全日本予選は4年目にして初出場、1万で29分50秒という持ちタイムを考えても、最終組で戦うには厳しいですよね。エースの鼡田を起用出来なかった影響が後半の組に大きく影響してしまったかなあ。34位という順位もやむなしという印象です。

 

上々の走りと言えるのは1組の荻原、2組の加藤くらいでしょうか。8人中5人が30位以下に沈んでしまったのは残念な結果ですねえ。総合で14位という順位は箱根未出場校の大学に対しても、東農大、創価大、麗澤大と3校に後れを取っているわけですしね。全日本出場争いを繰り広げるには力不足は否めませんでした。

 

次に大事になってくるのは、当然箱根予選ですね。4年連続の箱根出場を狙うこととなります。全日本予選の結果だけで判断するわけではありませんが、前回の箱根出場校の中では上武についで箱根出場が危ぶまれる大学というのが正直な印象です。

 

前回の箱根予選では9位での出場と下位通過であることに加え、ヴィンセントを除くチーム2~5番手がいずれも4年生だったこと。日本人トップは133位だった鼡田まで下がることになります。箱根予選突破を狙う中で、卒業生が抜けた穴は非常に大きいですよね。前回は増枠がありましたが、今回はおそらく通常でしょうから、2枠減ということになります。10枠に入るのは容易では無いでしょう…

 

一方で前回よりも大幅な上積みが期待出来るのは2,3年生ですね。前回は誰一人として走れていませんでしたが、長谷川、加藤らは箱根に出場を果たしていますし、小早川、荻原ら持ちタイムを伸ばしてきて、箱根予選でも活躍が期待される選手がいます。こういった選手がチームの上位争いに絡んでくるようであれば、薄くなってしまった選手層を十分に補ってくれそうです。

 

前回はいずれも下位に沈んでしまった4年生にも、最上級生として意地の走りを見せてもらいたいですし、鼡田にはエースの走りをして欲しいですね。1年生は現状即戦力としては難しそうですが、2~4年生がいずれも力を発揮してやっと箱根出場が狙えるといった状況かなあと。2年間箱根に出場出来なかった日々を乗り越えて3年連続出場を果たしている箱根、今後を見据えても連続出場を途絶えさせるわけにはいきませんし、各選手のさらなるレベルアップに期待したいところです!!

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