全日本予選2019 大学別レース結果 ~18位:上武大学~ 

今日からは、全日本予選の結果を大学別に見ていきます。私が持ちタイムを把握している13大学について、全日本予選で下位だった大学から順に取り上げていきます。最初は上武大学についてです。さすがに箱根未出場校よりは上回ってくるかと思っていたのですが、18位…いい意味で最も驚いたのが東国大ならば、悪い意味では上武大学でした。

 

1組 4位:佐々木、36位:渡辺

エース格の1人である佐々木が1組に起用されたのはびっくりしましたが、ここでは4位ときっちりとその役割を果たしました。万全でなかったのでしょうが、出来れば4組を走って欲しかった選手ですよね。安定感もチーム随一を誇ります。

 

渡辺は3大駅伝・予選会を通じて初出場、1万mのタイムも30分32秒ということを考えれば、この順位もある程度はやむを得ないかなあ。ただ、現状のトラックで8番手であろう選手であることを考えれば、やはり物足りなさは否めませんが…

 

2組 36位:中島、40位:西井

組順位で最も悪かったのがこの2組、ルーキーの中島が36位、西井がなんと最下位ですからね。中島は5千も14分53秒、初めての1万mということを考えれば、ある程度はしょうがないとも思います。

 

ただ、西井は5千で14分23秒、1万は29分55秒とどちらも決して悪くは無く、むしろ5千はチームでも上位であり、箱根にもエントリーされていますからね。確かに3大駅伝・予選会の経験はありませんが、そんな選手が箱根未出場校が8校もいる今回の全日本予選で最下位というのは、正直残念過ぎます。。。箱根予選に向けても不安が募るばかりかと…

 

3組 24位:岩崎、27位:松倉

エース格の1人である岩崎が24位、松倉も27位と3組であることを考えれば、最低限の走りは見せてくれたという感じかなあ。岩崎は30分7秒、松倉は30分29秒といずれも30分台のベストを持つ2人ですしね。ただ、岩崎はハーフで64分22秒のタイムを持つなど、持ちタイム以上の力があることを考えれば、トラックでももう少し走ってほしかったかなあ。

 

松倉は3大駅伝・予選会通じて初のエントリーですし、こちらは決して悪くはない結果だったのでは。二人とも、箱根予選にも出場してくる可能性が高いですし、ハーフの距離ならばさらなる結果が期待出来そうです。

 

4組 25位:坂本、40位:鴨川

坂本が25位というのは決して悪くはないと思います。ハーフは64分43秒、箱根でも7区を走っている選手ですが、29分58秒という自己ベストですからねえ。主力候補の1人とは言え、トラックでの実績も目立ったものはありませんし、最終組でこのくらいの走りが見せられるのであれば上出来かなあと。

 

その一方で鴨川は40位と2組の西井に続いて最下位なんですよね。昨年度から自己ベスト連発で1万の29分45秒は今年度マークしたもの、ハーフも63分47秒まで伸ばしていますし、昨年度は3組、箱根では3区を任されている主力の1人です。となれば、全日本予選でもある程度の走りが求められるところなのですが…31分59秒というタイムとともに、箱根出場を狙う大学の主力が全日本予選でマークするのはなかなかに厳しい…

 

1桁は佐々木だけ、20位台が3人で他の4人は36位以下という走り…決してベストメンバーというわけでは無かったですし、力のある4年生が何人も走れなかったという事実もありますが…それでも、正直この結果はショックでした。現実的に通過は絶望的だったでしょうが、それでも数少ない勝負レースの場ですし、収穫のあるレースを期待していたのですが…期待以上の走りを見せてくれた選手は、残念ながらいなかったかなあ。

 

残るは箱根予選のみでそこに全力を注ぐこととなるでしょうが…このままでは連続出場は途切れてしまう可能性が高いですね。そのくらい危機感を覚える結果だったのでは。トラックの1万と箱根予選とは全く条件は異なりますが、それでも前回箱根に出場出来なかった大学のうち、6校に後れをとっているわけですから…

 

前回の箱根予選を経験しているのはわずかに4人だけ、その中でも佐々木、岩崎、橋立の主力3人は今回も十分計算は出来そうかなあ。そこに坂本あたりが上位で走ってくれそうですが…他の選手の大幅な底上げは必須ですね。これまでも通過が難しいと言われながらもギリギリで通過してきた上武大学ですが、今年度は過去のどの大会よりも厳しいと思います。そんな中でも連続出場を続けることが出来るのか?全日本予選の結果を戒めに、またいい意味で期待を裏切る走りを見せてほしいものです。

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