2019年 全日本予選戦力分析 明治大学 ~あと一歩届かなかったシード権へ再挑戦~

本日は明治大学の全日本予選における考察を行っていきます。選手一覧はこのようになっております。前回は4組ともに一桁順位で走る選手が出る安定した走りで4位通過、本戦でも最後までシード争いに加わる走りもラストで逆転されての9位、シードには一歩届きませんでした。

 

エントリー上位8人の平均持ちタイム(1万m)は私が把握している予選会出場校13校中トップとなっていますね。28分55秒と唯一の28分台であり、2位に14秒差をつけるダントツトップです。持ちタイム上は予選トップの最有力候補となっていますね。

 

エントリーを見ると…28分37秒のベストを持つ中島が外れてしまいました。昨年度は箱根予選、箱根ともに苦しい走りとなってしまい、最終学年となって復活が待たれる選手なのですが…そのほかの持ちタイムトップ8の選手が全員エントリーされていますね。期待のルーキーからは実績十分の櫛田以外にも、29分49秒をマークした加藤、14分21秒を持つ漆畑と合計3人も入ってきました。

 

前回最終組を走ったのは阿部、前田の2人。阿部は今回も順当ならば最終組は間違いないですね。前回はラストで塩尻を抑えての2位と素晴らしい走りを見せてくれました。今年度はそこまでコンディションが整っていないのが気になるところ…出場すれば、しっかりとまとめてくれるとは思いますが…

 

前田は前回はびっくりの最終組抜擢でしたが、今の力ならば走ってもおかしくはないですよね。前回は4組25位でしたが、それ以上の走りが期待できそう。他に最終組候補としてまず名前が挙がるのは、前回3組を走っている鈴木、小袖の二人かなあ。

 

鈴木は関東インカレ1部5000mでラストでまさかの逆転を許しましたが、それでも9位と好走、小袖は1万mで8位入賞とともに先月の大舞台で結果を残しているのが心強い。特に鈴木は前回も3組6位と好走をしており、3大駅伝でも主要区間の1区で結果を残しています。まだ2年生ですが、既にチームの中心選手として活躍を見せていますね。

 

三輪、村上の2人も候補に挙がってきてもおかしくない選手たちですね。三輪は1万mで28分53秒のタイムを有し、箱根でも主要区間の4区で7位と好走しています。村上も28分58秒のベスト、箱根でも9区10位で走るなど実績豊富な選手です。ここに名前が挙がった選手だけで既に6人、選手が揃っていることが、これだけ見ても分かりますよね。

 

さらに、28分58秒のベストを持つ佐々木は前回も2組9位と好走を見せていますし、酒井は29分30秒のベストを持ち、箱根では5区を任されている選手です。しいて明治の不安要素を挙げれば、前述の8人に比べて残りの5人の実績が乏しいということでしょうか。ルーキーは3人おり、櫛田は都大路でも1区10位で入っているほどの実力者ですが、やはり大学の勝負レースとなるとまだ未知数な部分はあります。

 

3年の飯田、2年の金橋は1万mのベストが30分台で3大駅伝・予選会を通じてエントリーされるのも初めてですからねえ。もちろん、全日本予選のメンバーに選ばれるくらいですから、それだけ力をつけてきており、調子も良いのだとは思いますが…もし、主力どころが1人でも走れないとなると、一気に戦力が落ちてしまいそうな不安もあります。全日本予選は箱根予選と違い、誰一人として失敗出来ない予選会ですからね。

 

ただ、持ちタイムを見ても、これまでの実績を見ても、全日本予選会校の中でトップクラスの1校であることに疑いの余地はなく、余程のことが無い限りは通過は問題無さそうですよね。チーム力を考えれば、むしろ本戦でシード獲得なるか?を期待したいほどです。

 

ただ、箱根予選会校は全日本が1週間後と超ハードスケジュールなのが気になりますが…予選を突破しないことには何も始まりませんし、まずはきっちりと強さを見せてほしいですし、出来ればトップ通過を期待したいです!!

 

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