2019年 全日本予選エントリー発表&雑感

全日本予選のエントリーが本日発表されました。エントリー一覧はこのようになっております。前回同様にエントリーは13人、組のエントリーは今回も前日に登録かなあ。その一方で前回と大きく違うのは、シード校が8校、箱根の上位2以降が推薦で出場出来るため、既に関東からは10校が全日本出場を決めています。そのため、今回はわずかに5校しか予選通過が出来ないんですよね。恐ろしい競争です。

 

ただ、予選会に出場出来る大学は20校のため、これまでよりも4校予選会に出場出来る大学が増えることとなりますねえ。個人的には、全日本シードは6校くらいがちょうどよい気がするのですが…少なくとも、8校にするなら、箱根上位2校の推薦出場は無い方が…まあ、ルールですから仕方ありません。大学ごとにエントリーを見ていきます。

 

明治大学

エースの阿部や関東インカレ1万に出場した小袖、村上、前田らは順当にエントリーも4年の中島はいませんねえ。中島もなかなか状態が戻ってこないのかなあ…阿部も全日本予選にどこまで合わせられるのかも気になるところです。それでも、27分台1人に28分台4人を擁するチームはやはり強力、トップ通過候補の1校と言えるのでは?

 

中央学院大学

エース格の川澄、有馬に高橋らが順当にエントリー。横川はまだ戻ってこれませんね…まずは記録会でも走っている姿を見たいところですが…持ちタイム上位では1年の小島も外れていますね。今回はルーキーのエントリーがありませんでした。他は順当なエントリーと言えそう。持ちタイムを見ても、実績を見ても通過有力校の1つですね。

 

早稲田大学

太田智、中谷のエース格にルーキーの井川など主力がきっちりとエントリー。持ちタイムトップ8はそのままエントリーかな。目立ったエントリー漏れが無いのは心強いですね。2年生が4人、1年生が3人と下級生の方が多い珍しい構成となっています。それだけ実力者揃いですからね。早稲田も、有力選手がズラッと揃いますし、さすがに予選落ちということは無さそうかなあ。

 

東京国際大学

留学生はムセンビ、ビンセントともにエントリーを果たしましたね。順当ならば出場するのはビンセントかな?伊藤、相沢、真船の4年生も順当に入ってきていますね。2年生が1人もエントリーされておらず、箱根で好走した芳賀がいないのは残念。留学生&伊藤が最終組となれば非常に強力ですし、前半を上手く凌げれば全日本初出場も見えてきます。

 

日本体育大学

中川、山口、廻谷といった4年生、池田、岩室といった3年生の主力がきっちりとエントリー。期待のルーキー藤本も入っています。戦力的には通過を果たしてもおかしくないだけの選手が揃っているのですが、ちょっと最近のレースはチームとして噛み合っていないのが気になりますよねえ。特に主力である4年生のコンディションがカギになりそう。

 

日本大学

日本人エースの阿部、3年で主力の武田、横山に留学生のドゥングも順当にエントリー。ただ、2年生が鈴木ただ1人ということで、前回最終組を走った北野はいませんね…今回もルーキーは小野、樋口、八木とドゥングを含め4人も入ってきています。3,4年生は計算出来る選手が増えてきましたし、留学生も強力となると、通過も十分狙えそうなのですが。。。

 

創価大学

エースのムイルに米満、3年の鈴木大など主力はきっちりとエントリー。ルーキーは葛西が入ったものの濱野は外れてしまっていますねえ。一方で甲斐、横山とさらに2人が入ってきたのはちょっとびっくり。主力の力は十分ですし、ムイル&米満が予想される最終組も強いですが、5枠となると、さすがに戦力的には厳しそうかなあ・・・

 

神奈川大学

関東インカレを欠場した荻野はやはり外れてしまいましたね。越川、安田共といった4年生に井手、北崎といった主力の3年生はきっちりと入ってきていますが…予選通過に向けて戦力的にはギリギリといったところかなあ。タイムを伸ばしてきている落合、西方、安田響といった2年生に唯一の1年生である島崎といった下級生に個人的には期待したいます~

 

山梨学院大学

エースのムルワにオニエゴも入ってきましたね。タイムを伸ばしてきた坪井もエントリー。その一方で宮地、川口といった箱根を走っている4年生が外れてしまっていますね。実績のある選手が外れたのは痛いなあ。。。前回は最後まで出場権争いに絡んだ山梨学院大学ですが、さすがに今回は通過は遠そうか。。。

 

大東文化大学

川澄、奈良のダブルエースは順当にエントリー。佐藤弘、三ツ星といった主力も入っています。ただ、箱根で好走した藤岡は外れてしまいました。最終組は川澄&奈良ならば安心そうですが…いくら大東大が全日本予選を得意としているとはいえ、選手層も薄くなっている現状を考えると、予選通過は遠そうかなあ。。。

 

中央大学

主力の1人である舟津は外れてしまいましたねえ。4年生は岩佐だけがエントリーとなってしまいました。3年の池田、2年の三浦といったエース格は入ってきており、一気に伸びている森凪也も入っています。畝が戻ってきてくれたのも大きいですね。持ちタイムがトップ10以下では最も通過の可能性が高そうな中央ですが、全日本予選を苦手としているのが気がかりかなあ…

 

国士舘大学

ヴィンセント、ギトンガはともにエントリー。どちらかが走っても非常に強力なのは関東インカレを見ての通りです。日本人エースの鼡田もいますし、タイムを伸ばしている長谷川、小早川、荻原といった2年生も健在。ただ、全日本予選通過を目指すとなると、さすがに日本人の戦力不足は否めないかなあ。

 

武蔵野学院大学

持ちタイムでは13位なんですね~4枠増えていなかったとしても、えんとりーされていたのは素晴らしい。タイタスが28分19秒というタイムで抜けており、日本人では藤井が29分30秒でエース格ですよね。このダブルエースが最終組となると、ここは戦えそうな気がしますね~ただ、他は29分台も4人、うち3人が50秒台という現状を考えると、持ちタイムと同じ13位に入れれば上出来といったところかな。

 

東京農業大学

エースの川田が結果を残し続けているのが心強いですね。関東インカレハーフでも入賞している実力者です。29分38秒を持つ工藤も持ちタイムを伸ばしてきている選手です。続くのは1年の山田が29分40秒ということで、楽しみな1年生ですね~ただ、通過を目指すには戦力的に厳しく、やはりタイムと同じ14位くらいが現実的な目標かな。

 

駿河台大学

関東インカレで大暴れだった駿河台、エースのブヌカに日本人エースの吉里という2人は非常に強力ですね。他の箱根常連校にも引けを取らないほどです。ただ、他は29分50台が1人いるだけで、30分台とタイム上はなかなかに厳しく…箱根不出場校の中でどれだけ上位にこれるかという争いになりそうかな。

 

専修大学

エースの長谷川は実績も十分で28分32秒という持ちタイムを見ても最終組で上位に入ってきてもおかしくない選手です。他にも29分30秒台の小林や29分40秒台の宮下、横山らがいるのですが…いかんせん勝負レースとなるとなかなかに結果を残せていないんですよねえ。16位というタイムより上は狙える戦力だとは思うのですが。。。

 

麗澤大学

箱根出場まであと一歩と迫った麗澤大学、関東インカレハーフで入賞したエースの國川をはじめ、29分30秒台で難波、宮田らがいますねえ。ただ、最もタイムが良くて國川の29分24秒に留まり、29分台も5人という状況を考えると、トラックでは他の箱根不出場校と比べても厳しそうな気も…

 

上武大学

箱根連続出場を果たしている上武ですが、1万mは18番手なんですね。関東インカレハーフで3位に入った佐々木はいますが、1500mで3位に入った齋藤はエントリー漏れですね。箱根5区を走った橋立もいませんねえ。3年生は坂本、岩崎、西井と中心選手が揃ってはいますが…ベストメンバーでない状況を見ても、箱根に出場していない大学を上回れるかといったところが目標になりそうかなあ。

 

日本薬科大学

留学生のキプリモは順当にエントリー。28分24秒を抜けたタイムを有しています。他には大倉が29分37秒、今川が29分54秒でこの3年生コンビが30分切りのタイムを持っています。30分前半のタイムなのも3人しかいませんし、最下位を回避出来れば上出来なのかなあ。

 

亜細亜大学

最後の1枠に滑り込んだのは亜細亜大学でした。29分4秒を持つ上土井は力がありますし、5千では14分16秒を持つ田崎がタイムが良いですね。29分台では兼次、河村と二人だけという状況。ただ、他の新興校とは違って全日本予選の経験は豊富ですし、持ちタイムは最下位ですが、そこからいくつも上位に入ってきてもおかしくないかなあと期待はしています~

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