関東インカレ2019 1部ハーフ ~ドゥングが優勝、東洋の宮下が日本人トップの2位!!~

続いては、1部ハーフの結果について、入賞した選手を中心に振り返っていきます。公式結果はこのようになっております。入賞した8人は以下の通りです。朝9時と言えど、今日は非常に暑かったですから、選手も大変でしたよね。。。過酷なコンディションでの強さが問われるレースとなりました。

 

順位 氏名 所属 記録
1位 チャールズ ドゥング(1) 日大 1:04:57
2位 宮下 隼人(2) 東洋大 1:05:14
3位 西田 壮志(3) 東海大 1:05:19
4位 蝦夷森章太(2) 東洋大 1:05:34
5位 名取 燎太(3) 東海大 1:05:40
6位 定方  駿(4) 東洋大 1:05:47
7位 難波 皓平(4) 順大 1:06:03
8位 阿部  涼(4) 日大 1:06:10

 

優勝したのは、唯一留学生で出場したドゥング、64分57秒と2位に17秒差をつけ、貫禄の走りを見せました。ルーキーと言えども実業団経由ですし、既にハーフでも安心感は抜群です。3大駅伝でも1年目からエースとして大活躍してくれそう。

 

同じく日大の日本人エースである阿部も66分10秒で8位とダブル入賞を果たしました。ドゥングの優勝はある意味予想通りですが、阿部が入賞したのは今後に向けても収穫だったのでは。ドゥング同様にチームを引っ張っていって欲しいです。

 

最も驚きだったのは、東洋の宮下が2位と表彰台に上がってきたことでしょう。まだ、3大駅伝にエントリーされたこともなく、持ちタイムでトップ10にも入っていない選手なのですが、いきなり2位に入ってくるとは・・・箱根後に一気に伸びてきたのかなあ?これは俄然今後が楽しみになってきました。

 

ハーフで63分台を連発し、2019年になってから頭角を現してきた蝦夷森も65分34秒で4位入賞と素晴らしい走り、宮下、蝦夷森と2年生が一気にきましたね。昨年度は鈴木以外の2年生が出てくれればと思っていましたが、頼もしい学年になってくれそう。いずれもハーフで結果を残しているのが心強い。

 

4年の定方も65分47秒で6位ということで、東洋はトリプル入賞を果たしました。凄いのが、3大駅伝経験者が1人もいないということですよね。選手層の薄さが不安要素と思われていた東洋ですが、一気に解消してきた気さえしてしまいます。箱根に向けて充実の結果となりました。

 

一方、箱根王者の東海は西田が65分19秒で3位と表彰台に上がる走り、箱根5区での快走など勝負レースでは一切外さないですね。非常に頼もしいです。そして、故障続きだった名取も65分40秒で5位とダブル入賞を果たしています。勝負レースに出場さえすれば、結果を残してくれると思っていましたが、そもそもスタート地点にさえ立てていませんでしたからね。非常に大きな戦力となりそう。松尾は10位と入賞こそ逃しましたが、トップ10に3人を送り込んだ東海、やはり強いです。

 

日大、東洋、東海がそれぞれ複数入賞を果たした中、7位入賞を果たしたのが順大の難波、2年連続でハーフ入賞は素晴らしいです。箱根は残念ながら出場出来ませんでしたが、ハーフの距離では特に楽しみな選手、最終学年の今年度は故障無く1年間過ごしてくれれば。

 

9位には法政の坪井が入っており、法政は入賞こそなりませんでしたが、坪井は平地でも力がありますね。ハーフで好走連発していましたが、勝負レースでもしっかりとまとめてきました。大東大の佐藤弘が11位、中央の矢野が12位とこちらも上々の走りかなあ。箱根で結果を残した選手は、関東インカレでも強いですね~

 

逆にもう一歩だった選手だと・・・この種目で強さを発揮してきた早稲田は27位だった三上が最高順位、前回入賞した真柄は途中棄権となってしまいましたし、伊澤は39位と今回は苦しい結果になってしまいました。

 

チームのエース級が出場した大学もやや苦戦が目立ったかなあ。全日本のエース区間で好走している廻谷は23位、大東大のエースである奈良は31位、国士舘の日本人エースである鼡田は32位に沈んでいます。今回も厳しいコンディションでしたが、明暗が分かれる結果となったかなあ。

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