2019年GGN ~レース結果振り返り~

昨日、GGN(ゴールデンゲームズ in のべおか)が行われました。トラックシーズンでは最も記録が出る記録会の1つですね。今回も5千で13分20秒台、1万mで27分台など好タイムが連発でした。GGN結果速報に公式結果が載っています。大学生を中心に組ごとに振り返ります。

 

~男子5000m G組~

プレス工業の滋野が14分6秒で組トップだったG組、大学生では立命館の高畑、創価の鈴木大が14分21秒で走っていますね。鈴木大は14分9秒のベストを持つ主力の1人ですし、タイムとしてはもう一歩かなあ。駒澤の大成が14分27秒で続いていますが、こちらも今年ベスト連発ということを考えると、やはり物足りず…

 

~男子5000m F組~

高校時代の実績No.1と言われる早稲田のルーキー井川が13分54秒で早速ベストを6秒更新してきました。これまでのベストは高2のインターハイでマークしたものですから、条件が良ければタイムは伸ばしてくるとは思っていましたが…初レースでいきなりこの走りとは…さすがの一言です。早くもその力を見せつけることに…

 

創価の日本人エースである米満も13分55秒でベストを4秒更新、2度目の13分台ですね。ロードでの実績もありますが、スピードもありますし、エースの活躍が期待出来そう。同じ創価のルーキー葛西は14分32秒、中央のルーキー梶山は14分48秒と今回は苦しむ走りとなってしまいました。

 

~男子5000m E組~

愛知製鋼の住田が14分4秒で組トップだったE組、東海の西川が14分5秒で2位に入っていますね。ちょっと組としてはタイムが出なかったのもタイムを狙うには痛かったですね。中央大学の池田、三浦がともに14分19秒で走っていますが、ともに14分前後のベストを持つ二人からすればもう一歩。。。今年度は主力級の走りを見せてほしいところです。

 

~男子5000m D組~

D組は外国人選手がずらっと勢ぞろい、日本人選手は2人だけという状況。そんな中、富士通の坂東が13分26秒、塩尻が13分30秒でともに自己ベストという素晴らしい走りを披露。特に坂東はもう箱根以降の活躍が凄すぎて…走るたびに好走、自己ベストをマークしていますね。大学時代に大きく伸びてきましたが、ここにきてさらに急成長というのが凄い。日本選手権が俄然楽しみに…

 

塩尻もしっかりとベストを更新してくるのがさすがですね。既に13分30秒台は3度目かなあ?ここでもハイレベルな走りを再び見せてくれました。富士通のルーキーが4月から大活躍ですね。気が早いですが、ニューイヤー駅伝が早くも楽しみになってきてしまいます。

 

外国人選手では、トヨタ紡織のエバンスが13分12秒で大会新の素晴らしい走り、大学生では桜美林のキサイサが13分24秒の好タイム、高校生では倉敷のキプラガットが13分27秒を叩き出しています。高校生で13分27秒・・・やはり高校の留学生は強力すぎますね。。。

 

~男子5000m C組~

愛知製鋼の高橋は13分44秒で組トップ、E組でも住田がトップでしたし、愛知製鋼勢が良い走りを見せていますね~小森コーポの森田が13分47秒、大須田が13分48秒とこちらも好タイムで続いています。大学生では、城西の菅原が13分50秒でベストを15秒更新、持ちタイムではチームトップに。後は勝負レースでも結果を残してくれれば。菊地も14分7秒でベストを13秒更新、ともにベスト連発と好調です。

 

~男子5000m B組~

旭化成のモゲニが13分41秒でトップだったB組、Denaの湊谷が13分41秒で日本選手権の参加標準を突破する素晴らしい走りを見せました。東海大学時代は長い距離に強い印象でしたが…トラックでも早速良い走りを見せていますね~

 

城西大学の荻久保が13分53秒でベストを2秒更新、箱根を走れなかったエースがトラックシーズンから元気な姿を見せてくれるのは何よりです。箱根は大苦戦した城西ですが、今年度はいい形でスタート出来ていますね。箱根8区区間新を出した東海の小松は14分29秒と今回はちょっと苦しい走りになってしまいました。

 

~男子5000m A組~

旭化成の鎧坂が13分36秒で組トップの走り、本当に長い間第一線で活躍し続けるのが凄いです。まだあだ、旭化成にとって欠かせない選手ですよねえ。トラックの強さは抜群ですし、非常に高いレベルで安定した結果を残しています。急遽チーム縮小となった日清食品Gからサンベルクスに移籍した戸田も13分41秒と元気な走りを見せてくれたのは何よりでした。

 

大学生では、創価のムイルが13分42秒とまずまずの走り、関東インカレに向けても上出来だったかなあ。東海の鬼塚も13分42秒でセカンドベストと好走を見せています。一時期は故障もありましたが、また圧倒的な強さを見せ続けて欲しですね~同じく東海の關は14分5秒、阪口は14分15秒ということで、こちらはちょっとらしくない走りだったかなあ。ただ、故障で苦しんでいた關がまずはしっかりと走れていたのは良かったです。

 

~男子10000m~

HONDAの悠太が27分53秒でトップとなった1万m、悠太はマラソンで日本記録を出すほどの活躍を見せていますが…その一方でしっかりとトラックでも27分台をマークする強さ、さすがです。東京オリンピックでのマラソン代表に向けて大事な今年度ですが、まずはトラックで良い走りを見せてくれました。

 

大学生では、東洋大学の相澤が28分35秒でセカンドベストですね。本人も27分台を狙っていたでしょうから、ちょっと不満だったかなあ。正直、出してもおかしくないだけの強さは見せていますからね。

 

早稲田の中谷は28分50秒で自己ベストを17秒更新して28分台ランナーに。ただ、こちらも3大駅伝の実績を考えればこのくらいのタイムは出して当然…というかまだまだ伸ばせていけるであろう選手ですよね。

 

東洋の西山は29分15秒で今回はちょっと奮わなかったかなあ。2年のトラックシーズンに比べると、ちょっと駅伝シーズン以降は安定感に欠ける部分があるのが気になりますね。。。

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