上武大学 新年度(2019)戦力分析
続いては、上武大学について、新年度の戦力を見ていきます。登録している選手一覧はこのようになっております。データベース登録されている人数は4年:8人、3年:5人、2年:3人、1年:1人となっております。今年度も3,4年生中心のチームとなりそうかなあ。これだけ即戦力が入らない中、箱根連続出場を続けているのはやはり凄い。。。
名前 | 学年 | 5千ベスト | 1万ベスト | ハーフ換算 |
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齋藤 優 | 4年 | 14:31.38 | 29:33.79 | 1:06:57 |
鴨川 源太 | 4年 | 14:20.84 | 29:45.71 | 1:03:47 |
川原 巧 | 4年 | 14:40.33 | 29:55.20 | 1:05:44 |
佐々木 守 | 4年 | 14:30.45 | 29:37.11 | 1:04:26 |
岡山 翼 | 4年 | 14:24.93 | 30:09.12 | |
武田 貫誠 | 4年 | 14:27.90 | 30:17.11 | 1:05:08 |
橋立 旋 | 4年 | 14:38.82 | 30:23.22 | 1:04:11* |
野上 蓮 | 4年 | 14:53.44 | 30:49.22 | 1:05:11 |
西井 翔馬 | 3年 | 14:23.75 | 29:55.36 | 1:08:06 |
坂本 貫登 | 3年 | 14:38.41 | 29:58.50 | 1:04:43 |
岩崎 大洋 | 3年 | 14:25.03 | 30:07.41 | 1:04:22 |
松倉 頼人 | 3年 | 14:33.98 | 30:53.24 | 1:05:30 |
田波 修 | 3年 | 14:56.75 | 31:36.01 | 1:05:35 |
源川 竜也 | 2年 | 14:42.97 | 30:39.49 | 1:05:21 |
西村 暉 | 2年 | 14:34.84 | 31:25.72 | 1:06:28 |
吉田 勇大 | 2年 | 14:38.88 | ||
村上 航大 | 1年 | 14:35.00 |
4年生・・・前回の箱根経験者は4人おり、その4人がそのまま中心となってきますね。齋藤は関東インカレ2部1500mで4位のスピードがあり、長い距離はまだまだかなあと思いきや、箱根では1区に抜擢されて区間20位という走りでした。佐々木は長い距離で結果を残す一方、全日本予選でも4組22位で走っているんですよね。箱根では6区を任されましたが、区間最下位という結果に…今年度は1万mで29分37秒とタイムを縮めています。
鴨川はハーフで63分47秒とチームトップタイムを有しており、箱根でも主要区間の3区を任され、19位で走っています。こちらも今年度に1万mで29分45秒と自己ベストを出していますね。橋立は箱根では5区山登りを担って区間19位という結果、これまた1万mは30分23秒と今年度ベストですね。主力が早速4年生になって自己べストを更新しているのは頼もしい限り。
ここに、全日本予選に2度出場している岡山、ハーフで65分8秒までタイムを縮め、箱根にエントリーされた武田、学生ハーフで65分11秒を出した野上らがメンバー争いに加わっていく形かなあ。箱根予選でも多くの選手が出場することになりそうですし、大きく稼ぐ選手も出てきてほしいところ。。
3年生・・・坂本、岩崎の二人が抜けた存在となりつつありますね。坂本はハーフで64分43秒を持ち、箱根では7区21位で走っています。岩崎は箱根予選でチーム3番手の83位で走り、箱根では8区22位という結果に。箱根ではともに苦しみましたが、ハーフのタイムは悪くないですし、まずは箱根予選からけっかを残してほしいところ。
他には、松倉がハーフで65分30秒、田波が65分35秒ということで、坂本、岩崎以外にもハーフで65分半前後が2人いるんですよね~二人ともにまだ3大駅伝・予選会へのエントリー経験は無いですが、持ちタイムを伸ばしてきていますし、メンバーに入ってきてほしい選手です。
2年生・・・源川がハーフで65分21秒をマークしており、5千で14分42秒、1万mで30分39秒という持ちタイムを考えても上々と言って良いのでは?西村はこの学年で唯一箱根予選に出場、ここではチーム11番手の229位と苦しい走りになってしまいました。まずは、この二人がこの学年を引っ張っていく形かなあ?
他には1万mのベストは30分25秒とこの学年でトップタイム、ハーフも66分台で走っている小川、同じくハーフで66分台のベストを持つ鈴木流、1万mで30分32秒のベストを持つ渡辺あたりが、もう少しメンバー争いに絡んでくれればという感じかなあ。2年生は30人という大所帯となっており、1人でも抜け出す存在が出てきてほしいですね。
1年生・・・14分35秒を持つ村上が唯一持ちタイムでトップ10入りを果たしています。全国の舞台での実績では、5千のベストは14分50秒ながら、都大路1区で区間28位で走っている阿部に注目かなあ。持ちタイムからしても上出来の結果と言えるのでは?同じく5千で14分50秒の生方は、2年の都大路で2区12位で走っている選手ですね。
14分44秒のベストを持つ鉄川は都大路3区で38位と長距離区間を経験している選手、14分51秒を持つ丸山は2年時に都大路で4区28位とこちらも長距離区間でまずまずの走りを見せています。持ちタイムで14分30秒を切るような選手はいませんが、全国の舞台を経験している選手も多く、1年目から案外台頭してくる選手が多いのでは?と期待しています。
4月30日(火)に大学駅伝の春号が発売されますね。私も毎年買っており、新年度の戦力を見るうえでも欠かせない一冊となっています。
ディスカッション
コメント一覧
今年は本当に本当に正念場ですね。
過去2年はそれぞれ頼れるエースがいましたが(坂本佳太、井上、太田黒、大森)、今年は現状エース不在といってもいい状態。
逆を言えば一定のレベルのある選手は非常に多い横に長い隊列のチームです。
まずは2年前の坂本佳太選手以降出ていない関東インカレA標準の10000m29分30秒を切る選手が1人でも出てくれれば、一気にチームが上向きそうなポテンシャルは秘めていると。
今年の新入生も全国駅伝出場校の下位の学校でエースだった選手(1区好走した阿部選手、3区出走の鉄川選手、1区予定だったが風邪で出場できなかった丸山選手)が3人も入りましたが、それ以上にデビュー戦の私学6大学対抗で3000m障害で9分11秒という凄まじいデビュー戦を飾った後閑選手が一番の注目ですね。
インカレ出場は確実なので、初の大舞台でどのようなレースをするのか楽しみです。
あと、余談ですが3年の松倉選手の10000mベストは去年の年末12月21日に行われた平国記録会での30分29秒27ですよ。
今日、一通り選手のベストは最新化しておきました。
上武はほんとにきついですね さすがに弱すぎます 来年は無理かもしれません・・・
毎年苦しい前評判ながら連続出場していますが、特に今年の箱根は最下位、そして出場枠は10に戻ることを考えれば必然的に上武は大丈夫か?となりますよね。持ちタイムを見ても劣勢ですし、前回の箱根出場校に加え、創価、麗澤が追髄しているという立場はやはり苦しい。。。
とはいえ今までの予選通過の傾向を見ると2年生の台頭が目立つんですよね。森田や太田黒といったかつてのエースも2年目で一気に伸びましたし、同学年の選手も同じように伸びてきて通過に貢献してきましたからね。となればカギを握るのは2年生かな?予選会になって予想外の選手が好走するのが上武の良さでもありますし、何とか連続出場を12回目に伸ばして欲しいです。
後は故障に気を付けてほしい。。。昨年は出たレース全てがベストとは程遠い状態でしたからね。
個人的に1,2区候補だと思っている齋藤、鴨川のラストイヤーに期待しています。
上武のことなので、厳しいとは思いつつも、また粘り強く通過してくれるのでは?
という期待もありますね。
2年生も含め、あらゆる底上げ&ベストメンバーで臨むことは必須だと思いますが。。。