大東文化大学 新年度(2019)戦力分析

続いては、大東文化大学について、新年度の戦力を見ていきます。登録している選手一覧はこのようになっております。データベース登録されている人数は4年:5人、3年:5人、2年:3人、1年:3人となっております。1年生3人を入れてもわずかに16人しかいないんですよね。大東大は元々人数が少ないのもありますが、なかなか新戦力の台頭が見られないという事情も…

 

 

4年生・・・ダブルエースの川澄と奈良がともに4年生となりました。川澄は5度出場した予選会では一度も失敗せずに好走を続けていますが、同じく5度出場した3大駅伝で最も良かったのが2年の箱根で3区12位で走ったもので、他は全て区間17位以下なんですよね。まあ、前回の箱根は1区アクシデントの後の2区でしたからしょうがないですが…最終学年となった今年度は3大駅伝での快走を是非見せてほしいところ。

 

奈良も3大駅伝ではずっと二桁順位で苦しんでいましたが、前回の箱根では4区5位と見事な走りを披露、総合最下位の位置であの走りを見せたのが余計に素晴らしかったですね。チームが出場した3大駅伝・予選会にフル出場中でもありますし、川澄とともにチームに欠かせない存在として活躍してくれることでしょう。

 

2人に続くのは佐藤弘、箱根予選で68位、そして箱根で5区7位と素晴らしい走りを見せてくれました。川澄、奈良が抜けていただけに、佐藤弘が台頭してきたのはチームにとっても大きいですね。ハーフも64分6秒まで縮め、箱根5区だけでなく、平地でも活躍してくれそうです。他には箱根メンバー入りを果たした1万mで29分53秒を持つ豊田らがいますが、戦力となりそうな人数はやはり4年生にしては少なめかなあ。

 

3年生・・・箱根で好走した二人、三ツ星と藤岡が中心となってきそうです。三ツ星は1年の箱根こそ10区19位に沈みましたが、前回の箱根は7区8位と好走、ハーフも64分36秒まで縮め、主力の1人にまでなってきました。引き続き、3大駅伝・予選会で活躍してくれそう。藤岡も1年の箱根では5区17位に留まりましたが、前回は逆に山下りの6区で10位と上々の走りを見せました。

 

藤岡もハーフは64分10秒までタイムを縮めていますし、2年生になってグッと力をつけてきましたね。今後がますます楽しみです。続くのは、箱根予選に出場し、114位で走った阿比留でしょうか。こちらもハーフは64分45秒と64分台をマークしており、着実に戦力になりつつありますね。3年生はハーフでタイムを縮め、勝負レースでも結果を残してきているのが心強いです。

 

2年生・・・箱根に唯一出場したのが片根、結果は8区20位とほろ苦い3大駅伝デビューとなりました。1万mで29分23秒をマークするスピードもありますし、高校時代にはロードで結果を残していますからね。現3年生同様に2年目の躍進に期待したいところ。佐藤陸は1万mは30分27秒ながら、ハーフで片根を上回る64分50秒をマーク、箱根予選、箱根ともにメンバー入りを果たしています。佐藤弘の箱根5区の活躍が注目されましたが、次は佐藤陸の走りにも期待。

 

服部は5千で14分11秒と好タイムをマークした他、箱根予選にもこの学年で唯一出場を果たしています。結果はチーム11番手の204位と苦しい走りになってしまいましたが…1年目からハーフの距離で活躍するのは容易では無いですし、徐々に対応していってくれれば。

 

1年生・・・新入生が早速3人持ちタイムでトップ10入りを果たしていますね。14分26秒の大野、14分27秒の金田、14分28秒の井田となっています。金田は仙台育英時代、都大路で7区10位で走っている選手ですね。他には14分31秒を持つ木山が2年時に都大路に出場、2区19位で走っています。

 

まだHPの情報が最新化されていないので、全容は分かりませんが、雑誌発売時点では7人しかいないんですよね。4学年合わせての人数は全大学を見渡してもトップクラスの少なさですし、そこまで即戦力が入るわけでは無いですし、もう少し人数を増やしても良い気がしますが…14分30秒前後のベストを持つ選手が何人もいますので、ここから抜け出す選手がまずは1人でも多く出てきてほしいところです。

 

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