東海大学 新年度(2019)戦力分析

続いては、東海について、新年度の戦力を見ていきます。登録している選手一覧はこのようになっております。データベース登録されている人数は4年:12人、3年:4人、2年:1人、1年:0人となっております。当然ではありますが、4年生の人数が圧倒的です。史上最強世代の存在感が多すぎて、3年生以下が苦戦気味なのは気になりますが…今年度は何も心配いらないでしょう。

 

 

4年生・・・箱根優勝メンバーが実に7人、1区6位の鬼塚、3区7位の西川、4区2位の舘澤、6区2位の中島、7区2位の阪口、8区区間新の小松、10区3位の郡司といずれも箱根で好走を見せた選手たちが揃っています。中でも、鬼塚、館澤、阪口はエース級の活躍を続けています。小松も箱根の走りで一躍主役に躍り出ましたし、他大もうらやむ選手たちが勢ぞろいです。

 

さらにこの学年の恐ろしいところは、箱根優勝メンバー以外にも有力選手がずらっと揃っていることですね。1年の箱根からエース区間の2区を任され、故障さえなければエースとして活躍してもおかしくない關、箱根には1,2年時に出場し、ハーフ62分17秒を持つ松尾、1年の全日本に出場し、1万mで28分57秒のベストを持つ高田に、5千で13分52秒を持つ羽生などまさに実力者揃い。

 

5千mで13分台のベストを持つ選手がこの学年だけで11人と他大学の全学年を合わせた人数をも上回るというまさにスピード軍団、それでいて長い距離や勝負レースでも結果をどんどん残すようになってきましたからね。最終学年となった今年度も間違いなく大学長距離界の中心に君臨することになるでしょうし、3冠以外は失敗とも言われる圧倒的な戦力にて、前評判通りに栄光を勝ち取ることが出来るのか、楽しみです。

 

3年生・・・西田が2年生になって一気に台頭、全日本では4区2位、箱根でも5区2位の快走で箱根初優勝に多大な貢献を見せました。1万mも28分台まで伸ばしています。焼津ハーフでも3位表彰台ということで、今年度も好スタートを切っていますね。ロードの強さは抜群ですし、3大駅伝でも引き続き大いに活躍してくれそう。

 

1年時に1万で28分36秒をマークした塩澤は2年時は故障に苦しめられ、ほとんど姿を見せることもありませんでした。それでも、3月には28分37秒とベストに1秒と迫る走りを見せて復活をアピール、走力からすれば西田にも劣らない選手ですし、怪我無く1年間活躍して欲しいところです。

 

高校時代の実績では二人を上回る名取は2年間、故障でずっと苦しんできましたが、焼津ハーフでは松尾や西田を抑えて優勝とついに完全復活と言って良いのかなあ。都大路では1区で1~3位を独占した3人がついに足並みが揃ってきましたね。ここに高校ベストは14分57秒ながらハーフで63分31秒をマークした鈴木も加わり、勝負出来る学年になりそうです。

 

2年生・・・3000m障害で活躍した須崎は残念ながら退部してしまったようで…となると、5千で13分58秒を持つ本間に期待がかかりますね。ハーフも63分52秒まで伸ばしてきましたし、箱根も16人に入ってきています。

 

他には5千で14分5秒を持つ田中に14分8秒を持つ市村らがいますねえ。ただ、まだ1万mでは30分台と長い距離となると未知数。現状の戦力を考えると、4年生の層が厚すぎて、3大駅伝出場どころかエントリーメンバー入りを果たすのも苦労しそうな状況かなあ。来年度以降を見据えても、1人でも3大駅伝に出場して欲しいんですけどねえ。

 

1年生・・・5千で14分6秒と同学年の中でトップタイムを持つ飯澤が早速1500mで日本選手権2連覇中の舘澤を上回る走りを見せるなど、好スタートを切っていますね。高2の都大路では4区11位でも走っている選手です。14分8秒を持つ宇留田は都大路で2年連続1区を走り、16位、24位とまずまずの走りを見せています。

 

二人をロードの実績で上回るのが14分11秒を持つ松崎、都大路では1区3位と素晴らしい走りを見せています。最も即戦力に近い選手かもしれません。他にも14分12秒を持つ濱地、14分14秒の國分など14分20秒切りが5人、14分30秒切りが10人と箱根優勝校に有力選手がずらっと加わることに。1年目から躍進するに越したことは無いですが、2年目以降から戦力となってくれれば十分かなあ。

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