2018年度 高校生特集 ~梶山 林太郎(カジヤマ リンタロウ)~

続いては世羅高校の梶山について高校時代の走りを振り返ってみます。中央大学に進学することになります。都道府県対抗には中2から5年連続、都大路には3年連続で出場していますし、中学時代からずっと大舞台で戦ってきた選手ですね。年々、結果を残すようになってきているのも好印象です。

 

坂中学時代、全中では8分57秒で予選7位となり、通過はならず…ジュニアオリンピックには出場していません。同じ広島には世羅高校で同級生となる前垣内がいましたからねえ。。。都道府県対抗では中2、中3ともに6区を任されてそれぞれ区間21位、12位という結果を残しています。全国大会に出場するようなレベルではもちろんありましたが、中学トップクラスという位置づけでは無かったですよね。。。

 

世羅高校時代、高1では先述の通り前垣内がいたことで、国体には出場出来ていません。しかし、広島県高校駅伝では7区を任されて区間賞を獲得しています。都大路では、1年ながら主要区間の4区に抜擢されて区間15位という結果、1年であれば上出来と言って良いでしょう。ちょうどチームも転換期ではありましたが、世羅で1年ながら4区を任されるのが凄いですよね。都道府県対抗では、いきなり最長区間の5区を任されましたが、さすがにこれは荷が重かったのか区間41位に沈んでいます。

 

高2では、インターハイ5000mに出場、予選では14分42秒の9位という結果で決勝に進むことは出来ませんでした。国体は世羅高では無い実力者の伊豫田が出場したということ、こちらも出場することは叶わず…広島県高校駅伝では2年連続で7区を任されて区間賞を獲得しています。

 

都大路では最長区間の1区を任されると区間12位と上々の走り、エース区間をしっかりと担い、この1年間で成長した姿を見せてくれました。都道府県対抗でも1区を任されましたが区間30位、世羅の選手は揃って都道府県対抗を苦手としていますからねえ…その分、都大路には恐ろしいほどの調整力を見せてくれますが…

 

迎えた最終学年、6月には14分6秒と好タイムでの高校ベストを叩き出すと、インターハイ5000mでは予選を14分41秒の5位で突破して決勝進出、決勝では14分37秒の13位で走っています。ただ、国体は今度は2年の中野が出場したことで、またも出番は無く…国体とは縁が無かったですよね…

 

広島県高校駅伝では、ようやく1区を任されると区間賞を獲得、伊豫田を1分7秒も引き離すダントツの区間賞を獲得しています。都大路でも2年連続の1区を任されると区間6位と好走、最後まで優勝争いを繰り広げたチームにおいて、エースの役割を十分に果たしてくれました。都道府県対抗では2年連続の1区で23位ともう一歩だったのは、まあしょうがないかなあと。。。

 

来年度、中央大学の5千ベストでは既に4番手に入ることに。全国の舞台での経験・実績が豊富な梶山の存在は中央大学の大きな助けになることでしょう。ようやく一時の暗黒期を抜け出しつつある中央大学、完全復活を遂げたというには、やはり箱根でのシード権獲得が待たれるところですよね。かつての中央はもう当然のようにシードを獲得していましたし。

 

シードを逃してから、一気に転落してしまったのも事実ですからね。4年連続でスカウトは成功と言って良いだけに、いよいよチームとしても真価が問われることになりそう。ダブルエースが抜けた穴は非常に大きいですが、梶山には1年目からその穴を少しでも埋めるような走りを見せてほしいものです~

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