2018年度 大学別振り返り ~順天堂大学~

続いては、順天堂大学について、この1年間の走りを、時系列で簡単に振り返っていきます。選手一覧3大駅伝結果はこのようになっております。1年間を通してみると、チームとしては箱根予選2位通過、そして箱根シード返り咲きと昨年度の悔しさを晴らす結果となりましたよね。そして、大エースの塩尻が極めてハイレベルかつ全く外すことのない走りを見せ続けていたのも印象的でした。

 

~トラックシーズン~

3月から記録会に参加しており、野田が28分52秒、橋本が28分59秒でともに28分台での自己ベストと好スタートを切りました。清水も29分2秒、金原が29分24秒、江口が29分29秒と29分30秒切りでの自己ベストも多く良い走りでしたよね。他には小畠が29分51秒、内山が30分8秒でこちらも自己ベストとなっています。

 

4月、塩尻が13分39秒という好タイムをマーク、これでセカンドベストというのがまた凄い。他にも橋本が14分5秒、清水が14分11秒、野口が14分16秒で全てセカンドベストとなっています。1万mでは藤曲が29分24秒、山田、小畠がともに29分47秒での自己ベストと、3,4月は順大の充実ぶりが目立ちました。5月には藤曲が14分10秒、吉岡が14分29秒とともに5千でベストを更新しています。

 

関東インカレ1部、1500mでは野口が6位、原田も8位でダブル入賞という好スタートを切りました。すると、5千では塩尻が2位、1万mでは3位とダブル表彰台となる素晴らしい走りを披露しました。5千では3位に11秒差、1万mでは4位に28秒もの大差をつけていますし、他の日本人選手とは別格という走りを見せています。

 

1万mでは6位に橋本も入ってきてダブル入賞を果たしていますし、3番手の野田でさえ11位という後順位ですからねえ。特に1万mでは順大の強さが目立ちました。ハーフでは、難波が8位で入賞を果たしていますし、塩尻はもちろん、橋本、野田、難波の3年生トリオの活躍も目立つ関東インカレとなりました。

 

全日本予選…の1週間前には、日本選手権3000m障害で塩尻が見事に初優勝を果たしました。トラック・ロードを問わず圧倒的な強さを見せていますが、3000m障害となると、また一段と強さが増しますよね。。。日本国内では敵なしになりつつあります。

 

全日本予選は、1組9位の吉岡、2組6位の野田、3組8位の藤曲、4組3位の塩尻と全ての組で一桁順位で走る選手がいる一方、もう一方の選手はいずれも組20位以下に沈んでしまうことに…特に最終組で難波が早い段階で遅れてしまい、36位になった時はもうだめかと思いましたが、塩尻の大幅な貯金の甲斐もあって、総合7位での通過を果たしました。連戦にも本当にタフな選手ですね。

 

7月には、山田攻が14分26秒でベストを更新していますね~トラックシーズンは、自己ベストを出した選手を出した選手も多く、関東インカレでも多くのポイントを獲得しましたし、全日本も2年連続で出場を果たしたとなると、上出来の結果と言って良いのでは?エースだけではなく、主力・中堅どころも伸びてきて、選手層も厚くなってきたことを感じられる結果となりました。

 

~駅伝シーズン~

全日本予選とは異なり、箱根予選は素晴らしかったですね。エースの塩尻は全体2位、61分22秒という驚異的なタイムでトップ、さらに野口が18位で続いたのにはびっくりしました。1500mに強い選手が、一気に長い距離にも対応してきましたね。吉岡、難波も50位以内だったのを始め、9人が80位以内という見事な走りで2位通過を果たしました。

 

その一方で、主力の1人である橋本が74位に留まり、野田に至っては万全でなかったこともありますが、363位に沈んでしまったのは残念でした。新戦力の台頭は頼もしい限りなのですが。。。難波は箱根予選の1週間後に1万mに出場、29分25秒のセカンドベストをマークしています。

 

3大駅伝初戦となる全日本では、1区の野口が区間14位とやや出遅れる苦しいスタート、3区終了時でも13位という位置に…しかし、4区の塩尻が区間賞の走りで9人抜き、13→4位に順位を上げました。となると、その流れに乗っていきたいところでしたが…5区こそ澤藤が区間9位で走ったものの、6~8区はいずれも区間14位以下に沈んでしまい、総合13位に終わりました。この6年間で5度の全日本出場を果たしましたが、その中でも最も悪い順位となってしまいました。

 

11月、上尾ハーフでは高林が64分9秒と好走を見せると、1万mでは再びの自己ベストラッシュに。28分52秒を出した橋本を筆頭に29分前半では14秒の吉岡、15秒の澤藤、18秒の藤曲、26秒の牧瀬、高林、27秒の野口と6人が自己ベストで走っていますからね。

 

29分後半でも、37秒の小林、49秒の小島、52秒の鈴木らがベストと一気に29分台のベストを持つ選手が増えました。牧瀬、小島といった1年生がタイムを出してきたのも良いですし、大幅にタイムを更新した選手も多かったです。

 

そして迎えた箱根、1区の澤藤が区間19位と鬼門になっている1区ではまたも苦しいスタートとなってしまいましたが…2区の塩尻が66分45秒という日本人歴代最高タイムで前を猛追19→9位と10も順位を上げてきました。さらに、5区の山田攻も区間4位と3年連続の5区好走で往路は7位フィニッシュとなりました。

 

復路は区間1桁が7区9位の藤曲のみと稼ぐような区間も無かったですが、最も悪かった区間でも15位と大きく崩れる区間も無かったのが大きかったですね。往路の貯金をしっかりと守り、総合では8位フィニッシュ、前回あと一歩届かなかったシード権を今回はしっかりと確保しました。

 

箱根後は日本クロカンに主力が出場、塩尻が一時抜け出したものの、終盤に失速して14位に終わったのは意外でしたが、15位に藤曲、20位に清水が入るなど上々の走りを見せてくれました。この1年間を見てみると、特に1万mで自己ベストを出した選手が目立ちましたね。私がDBに登録している22人のうち、今年度自己ベストを更新していないのはわずかに5人だけです。

 

3大駅伝では、全日本予選・全日本はもう一歩という結果でしたが、箱根予選・箱根は上々の走りでしたかねえ。箱根でのシードというのは前年度のこともあって何が何でも獲得したいところでしたし。ただ、来年度に向けては、正直期待よりも不安の方が大きい気が。。。箱根2,5区で走った塩尻、山田攻が抜ける影響はあまりにも大きすぎますよね…

 

ただ、今回は野田、難波といった3年生の主力は走れませんでしたし、万全であればともに主要区間を走ってもおかしくないですからね。そこに藤曲、鈴木らが加わってきた3年生はやはり強力。2年生も野口、清水、藤曲とチームの中心になってほしい選手たちが揃ってきました。1年生は全日本で苦しんだ小島にタイムを伸ばしてきた牧瀬とまだ力不足は否めませんが、2年目の躍進にも期待。

 

新入生も14分1桁を持つ選手が2人に1万mでトップ10に早速入ってくる選手もいるなど楽しみな選手が複数人加わってきます大学を代表する選手が抜けるのはもちろん痛いですが、来年度も力のある選手が揃いますし、総合力で戦っていきたいところですね!!

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