2018年度 5000m持ちタイム遷移 ~その2~

続いては、来年度の5千の持ちタイムが8~15位の大学について、2018年4月1日(今年度開始)、2019年2月13日(今年度最終版予定)、2019年4月1日(来年度開始)の3つのポイントで持ちタイム遷移を振り返りつつ、来年度の戦力を見ていきます。

 

大学名 2018/4/1 2018/2/13 2019/4/1(予定)
順天堂大学 7位 14:04.30 9位 14:03.71 8位 14:06.28
中央大学 8位 14:05.89 7位 14:02.00 9位 14:07.66
神奈川大学 9位 14:06.37 8位 14:02.13 10位 14:08.01
創価大学 14位 14:10.98 16位 14:09.81 11位 14:09.97
帝京大学 15位 14:12.15 11位 14:05.48 12位 14:10.48
法政大学 17位 14:14.35 17位 14:10.54 13位 14:11.66
中央学院大学 10位 14:08.22 13位 14:06.75 14位 14:11.97
日本体育大学 12位 14:09.73 15位 14:09.62 15位 14:12.17

 

8位は順天堂大学、前年度よりも1つ順位を下げることとなります。13分33秒というずば抜けたタイムを持つ大エースの塩尻が抜けますが、2番手は14分10秒台のベストだったこともあって、タイム上はそれほど下がらないですね。ただ、箱根2区の塩尻、5区の山田攻が抜けるとなると、その影響は甚大ですよね。そうそう、塩尻のようなスーパーエースは現れないでしょうし、山田攻のように3年連続5区で好走してくれる選手も貴重です。

 

新入生では、ともに14分6秒のベストを持つ長山、伊豫田の二人に期待がかかりますよね。即戦力となる可能性を十分に秘めているのでは。さらに、また近々取り上げる1万mでトップ10に入ってくるのが西澤、既に29分44秒のベストはこれまた頼もしい限り。いきなり4年生の穴を埋めるのは難しいでしょうが、楽しみな新入生が入ってきます。

 

9位は中央大学、7位から2つ順位を下げることとなります。13分33秒という驚異的なタイムを持つ堀尾に13分53秒を持つ中山というダブルエースが抜ける影響は持ちタイム以上に大きいのでは。箱根を見ても1,2区で素晴らしいスタートを決めた中央、その役割を担ったのが中山、堀尾でしたもんね。3番手は14分22秒となっており、タイム上の影響は大きく無いです。

 

新入生では、14分6秒を持つ梶山、14分16秒の小林と2人が早速トップ10に入ってきますね。この3年間はずっとスカウトが良い状況が続いているんですよね。特に2年生は既に戦力となっている選手も多いですし。ただ、現1年生が三浦以外はやや苦戦気味なだけに、新入生にかかる期待が大きくなりそうなのは、ちょっと気になるところです。

 

10位は神奈川大学、8位から2つ順位を下げることとなります。13分46秒の山藤、58秒の杉に14分4秒の多和田と持ちタイム上位の選手が3人もいますからね。特にエースの山藤が抜ける影響はチームにとっても大きいのでは。5千のベストは良くなくとも、1万mやハーフで結果を残した選手もいますし、エースだけでは無く、選手層という点でも大幅ダウンの恐れが…

 

その一方で、新入生がいきなりトップ10に入ってくることは無いという状況になっていますね。ここ2年は楽しみな新入生が入ってはきますが、ずば抜けた選手や14分10秒台が何人も入るというような鈴木健世代や越川世代と比べるとやや即戦力となりそうな選手は少な目かなあと。ただ、現2年生も着実に力をつけていますし、今後に期待かなあ。

 

11位に創価大学、着実にタイムを縮めてきている創価ですが、一気に5つも順位を上げてトップ10入りも目前になりました。13分55秒を持つ作田は抜けますが、2番手は14分19秒とそこまで大幅なタイムダウンとはならないですからね。そして、何よりも大きいのは新入生ですよね。

 

ともに14分6秒のベストを持つ葛西と濱野の二人が加わることとなります。特に葛西は駅伝を見ている限りはもう即戦力間違いなしなのでは?と期待を抱かせるほどに高いレベルで安定しています。箱根予選はエースのムイルを欠いたことが大きすぎましたが、前回の予選落ち校の中では既存戦力も新入生も抜けている印象。5千のベストを見ても、予選落ちしている大学では無いですよね。

 

12位は帝京大学、順位を1つ落とすこととなる帝京大学ですが、意外にも13分台はいないんですよね。横井の14分ジャストがトップ、竹下、新関が14分1桁で続き、畔上、濱川が14分11秒となっています。ただ、このメンバーを見ても分かる通り、持ちタイム以上の力がある選手が揃っていますし、特に畔上、竹下、横井が揃って抜けるとなると、大幅な戦力ダウンは避けられないですよね。

 

いずれも下級生の頃からチームに貢献する走りを見せてきた選手ばかりですし、いくら選手層が厚くなっている帝京と言えども厳しいですよね。その一方で新入生となると、いきなりトップ10に入る選手はいなそう。これだけ3大駅伝で結果を残しているのであれば、もう少しスカウトが良くなってもいい気がしますが、、、来年度はひとまず得意の育成力に期待という感じかな。現有戦力も十分揃っていますけどね。

 

13位は法政大学、4つも順位を上げてくることになります。エースの坂東が13分47秒でずば抜けていますが、2番手は14分19秒に留まり、5千のタイムからすれば、それほど4年生の穴は大きく無いということになります。もちろん、坂東以外にも大畑、土井、狩野などなどチームを支えてきた選手がずらっと抜けますから、その影響は非常に大きいとは思いますが。

 

その一方で注目すべきは新入生ですね。14分6秒を持つ扇を筆頭に、14分15秒で松本、内田と3人がいきなりトップ10に食い込んできています。しかも、頼もしいのは持ちタイムが良いだけでは無く、勝負レースでの実績もあること。4年生の穴をある程度は埋めてくれそうな選手が揃っています。1万mで29分50秒を持ち、トップ10に入る河田もおり、強力な新入生となりそう。

 

14位は中央学院大学、1つ順位を落とすこととなりますね。ともに14分3秒を持つ樋口、廣に14分8秒の森田、さらに14分10秒台も3人いますからねえ。ずば抜けた選手はいないかもしれませんが、着実にタイムを縮めてきた頼もしい選手たちがごそっと抜けることに。下級生から台頭してくる選手が毎年いるとは言え、ちょっと現4年生が抜ける影響は心配です。

 

その一方で新入生でいきなりトップ10に入る選手はいなさそう。ここ数年は着実に持ちタイムが良い選手が1人は入っていた印象ですが、来年度は久しぶりに厳しそうかな?ただ、現1年生がすでに何人も3大駅伝を経験していますし、現有戦力でも楽しみな選手は揃っていますけどね。中央学院お得意の育成にも期待したいところ。

 

15位に日本体育大学、順位は現時点と変わらずですね。13分台は59秒の宮崎だけ、14分1桁も室伏だけですが、14分10秒台が4人と多いです。林田、志賀といった5千のベストはそれほどでなくとも、最後の箱根で結果を残した選手もいますし、決して4年生の戦力ダウンは小さくは無いですよね。

 

来年度の新入生では、14分8秒を持つ藤本が早速トップ10に入ってきています。勝負レースでの経験もありますし、即戦力として十分に期待出来るのでは。日体大は最近はややスカウトに苦戦気味でどちらかと言えば育成力で勝負という形になってきていますからね。監督が変わってからはちょっと結果が出ていないのは気がかりですが、そろそろ立て直していきたいところです。