2018年度 4年生特集 ~中央大学~

本日は中央大学の4年生について、在学中での走りを振り返っていきます。全部で5人となっています。人数は決して多くは無いですが、何と言っても中山、堀尾のダブルエースの活躍が目立ちました。持ちタイムでもハーフで61分台のベストを持っていますからね。また、中山、関口と準部員から這い上がった選手が2人いることも、特筆すべきことでしょう。

 

 

中山 顕・・・高校ベストは15分8秒、元々は準部員という位置づけで1年夏の新入生特集には名前さえ載っていない。。。それでも、2年の箱根予選ではエントリーを果たしています。飛躍を遂げたのは3年時、全日本予選では3組5位の好走、すると箱根予選ではチームトップの全体8番手で走り、周囲を驚かせました。箱根では直前の故障もあって急遽3区に回りましたがそれでも区間6位と結果を残しています。

 

持ちタイムを見ても、5千の大学ベストである13分53秒を叩き出し、1万mの29分16秒は全日本予選でのタイム、ハーフは62分30秒までタイムを縮めています。そして迎えた最終学年、4月に1万mで28分22秒の好タイムを叩き出すと、関東インカレ1部1万mでは8位入賞、全日本予選では4組19位とやや物足りない順位ですが、既に棄権が決まっていたことを考えれば上々かなあ。

 

そして迎えた駅伝シーズン、箱根予選では28位と決して悪くは無いですが、中山の力からすればやや不本意でしたかねえ。本人も上手く合わせきれず、タイムも満足のいくものではないと話していましたし・・・しかし、上尾ハーフでは61分32秒という驚異的なタイムを叩き出しました。日本人大学生を見渡しても、このタイムを上回っているのは塩尻のみです。

 

最後の箱根では1区を任されると最後の最後まで区間賞争いに加わるさすがエースという走りを披露、1秒差で区間賞こそ逃しましたが区間2位の走りでチームも好スタートを切りました。全大学を見渡しても、大学4年間で最も成長した選手であることに異論は無いでしょう。高校ベスト15分台の中山ですが、大学トップクラスへと驚異的な進化を遂げる4年間となりました。

 

堀尾 謙介・・・高校ベストは14分2秒、中山とは対照的に持ちタイムはトップクラス、トラックでの実績が特に豊富でした。1年の箱根予選から出場を果たしていますが、ここではチーム7番手の127位に留まることに。2年の箱根予選でチーム3番手の51位で走ると、5千で13分54秒、1万mでは28分34秒と好タイムを連発し、箱根ではオープン参加ながら2区を任されました。ただ、この時は1区で大きく出遅れたこともあり、全く力を出し切ることは出来ませんでしたが・・・

 

3年時には全日本予選で4組30位と苦戦したものの、箱根予選では前回と同じチーム3番手も17位と素晴らしい走り、名実ともにエースに名を連ねることとなりました。すると、2年連続の2区となった箱根では区間8位と好走、前回から3分20秒もタイムを縮めてきました。4年時、全日本予選では3組31位と2年連続30位台と苦しい走りになってしまいましたが…箱根予選ではチームトップ、全体でも6位という素晴らしい走りを披露、ハーフベストとなる61分57秒で走っています。

 

さらに、5千では13分33秒と凄まじいタイムをマーク、このタイムを上回っている日本人大学生も塩尻だけです。高校時代はトラックに比べるとロードは苦手という印象だったのですが、トラック、ロードともに極めてハイレベルな選手となりました。最後の箱根では3年連続の2区を走って区間5位の好走、前年度のタイムをさらに1分20秒も縮める圧巻の走りで2区終了時は3位ですからね。まさにダブルエースに相応しい走りを最後の箱根で見せてくれました。

 

苗村 隆広・・・高校ベストは14分33秒、どちらかといえばロードに強い印象ですね。ただ、高校ベストは大学4年間で更新することは出来ず…しかし、1年時から1万mで29分台をマークすると、箱根にもこの学年では唯一出場を果たし、8区17位で走っています。2年時は全日本予選に出場したものの1組39位と苦戦、箱根予選は未エントリーとなるなど2年時は特に苦しみましたね…

 

しかし、3年時には箱根予選でチーム5番手の59位と好走、1万mのベストも29分35秒まで縮め、2度目の箱根では4区13位とまずまずの走りを披露しています。そして迎えた4年時でしたが、故障に苦しめられ箱根予選はエントリーされず…それでも、最後の箱根にはしっかりと合わせ、9区8位と3度目の箱根で初の1桁順位での走り、それも復路のエース区間である9区で見せてくれました。

 

神崎 裕・・・高校ベストは14分46秒ですが、1年の箱根からメンバー入りを果たしています。2年時には1万mで29分39秒と大学ベストとなるタイムをマークしたものの、3大駅伝・予選会へのエントリーは無し…しかし3年時、全日本予選で初出場を果たし、1組21位とまずまずの走りを見せると、箱根予選にも出場し、チーム10番手の133位で走っています。その勢いのまま箱根にも出場して8区12位、いずれも安定した走りを続けてくれました。

 

5千のベストである14分22秒、ハーフ換算でベストとなる64分50秒も3年時のタイムですし、まさに充実の1年間となりました。4年時は箱根予選こそ2年連続で出場を果たし、チーム8番手の143位で走ったものの、箱根はエントリー止まりで出場することが出来なかったのは残念でした。

 

関口 康平・・・高校ベストは無し…そもそも、5000mのタイムは持っていないんですよね。中山同様に準部員からのスタートとなりました。それでも、3年時には5千で14分22秒、ハーフ換算で64分44秒といずれも大学ベストとなるタイムをマークしていますし、箱根予選、箱根にもメンバー入りを果たしています。

 

4年の全日本予選で3大駅伝・予選会を通じて初出場、1組を任されましたが、ラストでふらふらになってしまいまさかの途中棄権という悔しすぎる結果に終わっています。しかし、箱根予選ではチーム9番手の169位で走り、1万mも29分49秒とベストを縮めると、箱根では7区を任されて区間15位の走り、準部員だった二人が揃って最後の箱根を走るというのはまさに快挙ですよね。悔しい思いもしましたが、4年間の成長ぶりを見せてくれました。