2018年度 4年生特集 ~法政大学~

本日は法政大学の4年生について、在学中での走りを振り返っていきます。全部で9人となっており、多いですね。そして凄いのが3大駅伝経験者も9人、全員が3大駅伝を一度は走っているんですよね。坂東、土井は箱根を4度全て走っていますし、法政がシード常連になるにあたり、この学年が果たした役割は非常に大きなものでした。

 

 

坂東 悠汰・・・高校ベストは14分23秒、1年の箱根から出場していますが、この時は4区15位という結果に終わっています。台頭してきたのは2年時ですね。全日本予選では4組19位と見事な走りを見せると、箱根予選ではチーム2番手の23位と素晴らしい走り、箱根でも1区を任されて9位と失敗レースの無い見事な走りを見せ続けてくれました。

 

エースとしての地位を確立したのは3年時、関東インカレ1部5千では3位表彰台、1万mでは5位とダブル入賞、一気に大学トップクラスのランナーの仲間入りを果たしました。5千のベストである13分47秒、1万mのベストである28分44秒がいずれも3年の関東インカレで叩き出したものなのが凄いですよね。全日本予選でも4組6位できっちりと走っています。

 

日本インカレでも5000mで4位入賞を果たすなど充実のトラックシーズン、当然3大駅伝でもエース級の走りが期待されるところですが…出雲が1区9位、全日本で2区6位も箱根で2区14位と全日本以外は満足のいく走りでは無かったですかねえ。ただ、出雲は厳しいコンディションでしたし、箱根は万全の状態で臨めなかったのでしょうがない気も…

 

4年時は関東インカレ1部1万mで10位と前年度に比べるともう一歩も3組に回った全日本予選ではきっちりと組トップの走り、日本インカレ5000mでも7位入賞を果たしています。最後の駅伝シーズン、出雲では1区15位とまさかの走りになってしまいましたが、全日本では6区6位、箱根では2区12位で走っており、ともにシード獲得に貢献する走りを見せてくれました。

 

土井 大輔・・・高校ベストは14分32秒、1年の全日本予選から出場して2組30位、箱根予選ではチーム9番手の123位で走っています。箱根でも8区を任されましたが区間18位と3大駅伝デビューはほろ苦い走りに…一気に伸びてきたのは2年時、トラックでは5千で14分19秒、1万mでは29分6秒と大学ベストとなるタイムを叩き出し、箱根予選ではチーム3番手の41位、箱根でも4区9位と持ちタイム、勝負レースともに良い走りを見せてくれました。

 

3年時は全日本、箱根ともに主要区間である1区に抜擢されてものの、全日本では区間16位、箱根では19位といずれも苦しい走りになってしまいました。ただ、箱根は1区19位でもトップとは1分5秒差ですからね。タイム差を考えれば上出来と言って良い走りでした。4年時は全日本予選こそ3組35位と苦しい走りとなりましたが…

 

出雲では4区7位と過去最高の区間順位をマークすると、全日本ではエース区間の7区に抜擢されて区間15位と苦戦したものの、最後の箱根では7区5位と好走、初めて区間5位以内での走りを最後の箱根で見せてくれました。苦しむことも多かったですが、4年連続で箱根に出場し、上級生になってからは主要区間も走ってくれた貴重な選手でしたよね。

 

矢嶋 謙悟・・・高校ベストは14分21秒で9人の中では最も良いタイムですね。1年の箱根予選からメンバー入りを果たしています。2年時は5千で14分20秒、1万mで29分14秒、ハーフで64分2秒といずれも大学ベストとなるタイムを叩き出し、全日本予選は1組16位とまずまずの走り、箱根予選でもチーム10番手の104位で走っています。

 

にもかかわらず、箱根ではメンバー入り止まりで出場することは叶わず…しかし3年時、出雲では途中棄権があったため、参考記録とはなりましたが、最長区間の6区を任されて3大駅伝デビューを果たしました。すると、箱根ではこちらも最終区間となる10区を担当、区間12位の走りで6位でのゴールテープを切りました。4年時は全日本、箱根ともにエントリーされたものの、いずれも出場出来なかったのが、ちょっと残念でしたね~

 

東福 龍太郎・・・高校ベストは14分41秒、9人の中では最も悪いタイムですね。しかし、2年時には全日本予選で2組24位とまずまずの走り、さらに箱根予選ではチーム6番手の60位と好走を見せると、1万mのベストも29分31秒まで伸ばしてきました。箱根では10区を任されると区間5位の見事な走りを披露、8位でゴールしシード獲得に貢献する走りを見せてくれました。

 

3年時には5千で14分38秒と大学ベストとなる走りをマーク、出雲、箱根でメンバー入りを果たしましたがいずれも出場とはならず…4年時は全日本予選にエントリーされたのみで、3大駅伝はいずれも未エントリーのまま…2年の箱根での好走が唯一の3大駅伝出場となってしまったのはやや不本意だったかなあ。。。

 

大畑 和真・・・高校ベストは14分33秒、5千のベストは1年時にマークした14分29秒ですし、3年の箱根までは3大駅伝・予選会にエントリーされることも無かったのですが…3年時に1万mで29分32秒、ハーフで63分56秒といずれも大学ベストとなるタイムをマークすると、箱根では8区8位と3大駅伝デビューで上々の走りを見せ、チームのシード獲得に貢献しました。

 

さらなる躍進を遂げたのが4年時、関東インカレ1部ハーフで6位入賞を果たすと、出雲では主要区間の3区で5位と好走、全日本では最長区間の8区で9位と上々の走り、箱根ではこれまた復路のエース区間である9区で7位と4度の3大駅伝出場で全て一桁順位、しかも4年時は全てが主要区間というのが凄いですよね。決して崩れることのない安定した走りでチームを支えてくれました。

 

狩野 琢巳・・・高校ベストは14分31秒、2年時に1万mで29分35秒、ハーフで65分7秒といずれも大学ベストとなるタイムをマークしたものの、3大駅伝・予選会へのエントリーはありませんでした。しかし、3年の全日本予選に出場し、1組6位と好走を見せています。その後は箱根にエントリーされるも出場には届かず…

 

しかし4年時、5千で14分22秒までタイムを縮めると全日本で3大駅伝デビュー、5区10位とまずまずの走りを見せています。すると、箱根では準エース区間の4区に抜擢されて区間10位と見事な走り、この走りはチームにとっても非常に大きかったですし、有終の美を飾る走りとなりました。

 

福田 兼士・・・高校ベストは14分22秒、2年時に5千で14分19秒、1万mで63分59秒といずれも大学ベストをマークしています。すると3年時、全日本予選で2組25位とまずまずの走りを見せ、出雲駅伝で3大駅伝デビュー、2区9位で走ると、全日本でも6区を任されて区間12位で走っています。1万mのベストである29分42秒も3年時にマークしたものですね。

 

ただ、箱根にはエントリーこそされましたが、出場することは出来なかったんですよねえ。4年時は3大駅伝全てにエントリーされることも叶わず、9人の中では唯一箱根に出場することが出来なかったのは、残念だったかなあ。。。ハーフも63分台を持っていましたからねえ。

 

鈴木 亮平・・・高校ベストは14分34秒、2年時に1万mで29分48秒、ハーフで64分29秒の大学ベストをマークしており、箱根でも16人のメンバー入りを果たしています。3年の全日本で3大駅伝デビュー、いきなり最長区間の8区に抜擢されましたが、ここでは区間15位と苦しい走りに…箱根は2年連続のエントリー止まりとなりました。

 

しかし4年時、全日本ではエントリー止まりでしたが、3度目の箱根エントリーでついに10区で出場、区間8位の安定した走りで2年連続6位でのゴールテープを切る走りを見せてくれました。

 

本多 寛幸・・・高校ベストは14分28秒、残念ながらこのタイムは4年間で更新出来ていないんですよね。1年の箱根予選ではチーム4番手の89位と上々の走りを披露、箱根では1年にして23km区間の9区に抜擢されましたが、ここでは区間20位と苦しい走りに終わっています。

 

2年時に1万mで30分20秒、ハーフ換算で64分35秒で走っており、いずれも大学ベストとなっていますね。2年連続の箱根予選はチーム8番手も95位と2年連続で100位以内の安定した走り、箱根でもメンバー入りを果たしましたがここで出場には至らず…その後は3年の出雲こそエントリーされたものの、これが3大駅伝で最後のエントリー…出場したのは結局1年の箱根だけだったのはちょっと悔しいところだったかなあ。。。

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