2018年度 4年生特集 ~早稲田大学~

本日は早稲田大学の4年生について、在学中での走りを振り返っていきます。全部で5人となっています。5人中4人が高校ベストで14分20秒切り、期待も大きかった学年でしたが、どの選手も故障などで苦労した時期があり、4年間順風満帆とはいかなかったですかねえ。それでも下級生の時には永山、上級生では清水が素晴らしい活躍を見せてくれました。

 

 

永山 博基・・・高校ベストは14分10秒、1年目の5月から13分58秒と大学ベストとなるタイムを叩き出し、それが関東インカレ1部5000mで10位に入る走りですから、いきなり素晴らしい走りを見せてくれました。全日本予選でも2組4位とまずはトラックで好走を見せると、全日本では7区2位、箱根では4区4位とどちらもルーキーらしからぬ見事な走りを見せ、さらに箱根後のハーフでは大学ベストとなる62分55秒をマークするなど、素晴らしい1年間でした。

 

2年時、全日本では4区で区間賞を獲得する見事な走り、勝負レースでの走りはこれが大学ベストだと思っています。さらに、1万mでは28分25秒という好タイムを八王子LDでマーク、箱根でもエース区間の2区に抜擢されて区間10位という走りでした。2年にして既にエースとして名前を挙げられるほどになり、下級生での活躍ぶりはこの学年でも群を抜いていますよね。

 

しかし、3年時以降はずっと怪我に悩まされることになったのが、本当に残念でした。なんとか間に合わせた3年の出雲ではまさかの3区11位に沈んでしまいましたし、全日本こそ6区3位と3年連続で区間3位以内と安定した走りを見せましたが、箱根では7区12位に留まっています。本当にもどかしい走りが続いた3年時となりました。

 

となると、4年時の復活に期待したいところでしたが・・・出雲、全日本はエントリーさえされることは無く、箱根こそメンバー入りを果たしたものの、出場は無く…1,2年時の大活躍を思えば、まさか4年時に一度も3大駅伝を走ることが出来ないとは想像も出来ませんでした。4年間、怪我無く過ごすのがいかに難しいかですね。。。

 

車田 颯・・・高校ベストは14分18秒、1年時からハーフで64分2秒のベストをマーク、2年の関東インカレ1部1万mでは9位と入賞にあと一歩に迫る走りを見せました。5千のベストである14分11秒も2年時にマークしていますね。着実に自己ベストこそマークしているのですが、なかなか3大駅伝にエントリーされることが無かったんですよねえ。

 

それでも、4年時に1万mで29分24秒と大学ベストをマークすると、全日本で初のメンバー入りを果たすこととなりました。ただ、残念ながらこの時は出場は叶わず、そして4年の全日本が最初で最後の3大駅伝エントリーとなってしまったのは、車田の実力からすれば、残念な結果となってしまったかなあ。

 

清水 歓太・・・高校ベストは14分8秒とこの学年でトップタイム、ただ4年間でこのベストは更新出来ていないんですよねー。大学での活躍ぶりからすれば意外ですが、そもそも5千にあまり出場していなかったかな…2年時にハーフで63分8秒と大学ベストとなるタイムをマークすると、箱根で3大駅伝デビュー、この時は10区9位という走りでした。

 

3年時、1万mで29分24秒と大学ベストで走ると、出雲・全日本こそエントリー止まりでしたが、箱根では9区区間賞と会心の走りを披露、主力の1人として計算出来る存在となりました。4年時、自己ベストこそ更新出来ませんでしたが、チームが下位に苦しむ中、出雲では6区6位、全日本では8区10位とどちらも最長区間で安定した走りを披露、箱根では初の往路で4区を任されて区間3位と見事な走り、特に上級生となってからはチームに欠かせない存在として、高いレベルで安定した走りを見せてくれました。

 

小澤 直人・・・高校ベストは14分13秒、1万mでも29分40秒を既に高校時代にマークしています。高校時代の実績は豊富ですが、大学ではなかなか台頭してくることは出来なかったんですよね。3大駅伝のエントリーは3年の箱根が初めてでしたし、この時は出場することは出来ませんでした。

 

しかし、4年時には5千で14分8秒、1万mで29分34秒と3年まで破れなかった高校ベストをいずれも更新、ハーフも63分42秒まで伸ばしてきました。わずか2か月の間に、3部門全てで自己ベストを更新しています。すると、4年時は3大駅伝フル出場、出雲は2区12位、全日本は6区12位といずれも苦しい走りになってしまいましたが、箱根では10区7位、シード獲得には届きませんでしたが、最後まで諦めない走りを見せてくれました。

 

西田 稜・・・高校ベストは15分17秒、他の4人がいずれも14分20秒切りであり、4番手とも約1分差ということに。。。それでも、3年時には1万mで30分2秒、ハーフでは65分58秒といずれも大学ベストをマークし、全日本で初めてメンバー入りを果たしました。4年時には5千で14分19秒と高校ベストから1分近くタイムを縮めることに。ただ、長い距離でタイムはなかなか伸ばせず、4年の出雲こそメンバー入りをしたものの、全日本、箱根にエントリーされることはありませんでした。

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