第95回(2019年)箱根駅伝 2区の振り返り&気になり ~区間賞:ワンヴィ(日大)~

2019年1月8日

続いては、エース区間の2区について、各選手の走りを振り返っていきます。2区結果はこのようになっております。今回も留学生3人を含め、各大学のエースが勢ぞろいしましたね。コンディションが良かったこともありますが、66分台が2人、67分台が5人という好タイム連発でした。

 

そんなハイレベルな2区で区間賞を獲得したのが日大のワンブィ、66分18秒という歴代2位の凄まじい走りを見せました。全日本の走りからも期待は高まりましたが、ここまでの走りを見せるとは…総合でも17→4位に順位を上げていますし、まさにエースに相応しい素晴らしい走りでした。

 

区間2位に順大の塩尻、66分45秒は日本人歴代No.1タイムですね。三代が持っていたタイムを1秒上回ってきました。同じ順大の選手が上回ったというのが、また良いですね。こちらも19→9位に順位アップ、ともに出遅れながらもこの走りを見せられるのが、まさに強い選手ですよね。塩尻も日本人大学生No.1ランナーに相応しい走りを最後の箱根で見せてくれました。

 

区間3位に国士舘のヴィンセント、9位で受けたタスキを見事にトップに押し上げました。序盤はトップに離されない好位置をキープし、終盤に抜き去る走り、走力ももちろんありますが、上手い走りでした。今後もヴィンセントが勝負レースでは起用されることになりそうかなあ。

 

区間4位に東洋の山本、山本の安定感も素晴らしいですね。上級生になってから、主要区間を走り続け、全て区間4位以内という走りを見せています。前回好走した相澤が4区に回ったことによるプレッシャーもあったでしょうが、どの区間でも結果を残してくれる頼もしい選手です。

 

区間5位に中央の堀尾、1区の中山が絶好の位置で襷を持ってきたことを存分に活かし、ずっと山本ともに先頭で走っていましたからね。関東連合での出場も含め、3年連続の2区で年々結果を残していくのが素晴らしい。頼もしいダブルエースの走りでした。

 

区間6位に拓殖のデレセ、4年連続の2区、そして3年連続の67分台というのが素晴らしいですね。18→12位と順位を上げてきました。1区でやや出遅れた中、しっかりと巻き返すことに。

 

区間7位に國學院の土方、ここまでが67分台ですね。正直、前述の6人は68分切りを果たす力はあると思っていましたが、土方まで67分台で走ってくるとは思いませんでした。エース区間でも安心して任せられる存在になりました。1区藤木とともに2区土方がこれだけ走れるのであれば、安心して浦野を5区に回せますよね。

 

区間8位に東海の湯澤、正直2区は厳しいのかあと思っていましたが、しっかりと68分1桁で走ってくれましたからねえ。結果として、この区間配置もぴたりとはまりましたよね。4年になって3大駅伝デビューとなった選手が、全て最長区間を走り、その全てで結果を残しました。

 

区間9位に駒澤の山下、襷リレーのミスが無ければ67分台が出ていたかもしれないのはもったいないですが…思わぬスタートとなった中、きっちりと結果を残したのは素晴らしいですね。前回よりも2分縮めてきていますし、前回と違って今回は安心して見ていられました。

 

区間10位に青学の梶谷、森田が2区を回避したことによって走ったことを考えれば、まずまずといったところかなあ。ただ、結果として3→8位と5つ順位を落としてしまったのは残念ですが。。。区間11位に東国大の伊藤、こちらも上出来の走りと言っていいでしょう。2区でこれだけの走りが出来れば、タイタスを1区に起用することも出来ますよね。日本人エースの走りを存分に見せてくれました。

 

区間12位に法政の坂東、坂東の力を考えれば、もうちょっと走ってほしかったところかなあ。せっかく、1区の佐藤が好位置でスタートしただけに、、、5→11位と6つ順位を下げてしまう結果となりました。区間13位に日体大の山口和、出雲・全日本で散々な結果だったことを考えれば、よくぞ箱根の2区でここまで走ってくれたと思います。やはり日体大のエースは山口和ですね。

 

区間14位に帝京の畔上、これまでの実績を考えれば畔上ももう一歩だったかなあ。竹下、畔上と1,2区で起用してきただけに、ここで上位をうかがいたいところでしたが、2区終了時で区間14位止まりだったのは計算外でしたねえ。この位置から巻き返した帝京のチーム力はさすがでしたが…

 

区間15位に神奈川の越川、こちらも山藤とともにダブルエースを起用して、2区終了時で15位というのは計算外だったでしょう。3区以降を考えると、この時点でシードもかなり厳しくなってしまいました…

 

区間16位に中央学院の高橋、1年時から結果を残し続け、2年にしてエース区間に抜擢されましたが、やはり箱根の2区は難しいですね。前々回の高砂、前回の市山と勝負レースで結果を残した選手でも下位に沈んでいますし、常に10位以内に入ってきた高橋も今回は苦しい走りとなりました。

 

区間17位に山梨学院の永戸、ニャイロが走れなかったことからの2区ではしょうがないかなあ…本当にこの数年、ベストメンバーが組めず、そのしわ寄せが往路に来ますよね…2区終了時で総合21位と大きく出遅れてしまいました。

 

区間18位に上武の太田黒、前回は区間19位でしたが、今回も区間下位に沈むことに…1区20位という位置を考えても、なかなか力を発揮するのは難しいですよね…箱根予選では3年連続の好走ですが、箱根の2区はやはり難しい。。。

 

区間19位に明治の中島、1区13位と上々の走りだっただけに、ここで何とか粘りたいところでしたが、苦しかったですね。。。いくら3区に阿部がいるとはいえ、もう少し走ってほしかった。結果的に、今年度不調だった選手が、箱根でも苦戦する結果に…

 

区間20位に城西の金子、前回の箱根で好走、全日本でもシード獲得の立役者となったエースの金子がまさか20位に沈むとは…1区の出遅れもあって、既に2区終了時でシードが厳しくなってしまいました。

 

区間21位相当に関東連合の西澤、元々は2区予定で無かったということですし、さらに1区での出遅れを考えると、なかなか結果を残すのは難しいですよね。下位での単独走という位置でもありますし…

 

区間21位に早稲田の太田友、これは本当にまさかの結果でしたよね。万全の状態でなければ2区は走らせないという話でしたので、問題無いと思っていたのですが…4位という好位置からのスタートでしたが、4→18位と大きく順位を落としてしまいました。シード確保に向けてこれは痛かった。。。

 

区間22位は大東大の川澄、勝負レースで結果を残し続けている川澄ですが、さすがに1区であのアクシデントがあった後に、力を発揮するのはどんな選手であっても難しいですよね。。。1区に続いての最下位となってしまいました。