ニューイヤー駅伝2019 結果雑感 ~旭化成が最後の最後で抜け出し、3連覇を達成~

2019年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします!!ニューイヤー駅伝が本日行われましたので、レース結果を区間ごとに区間上位と優勝候補を中心に振り返ります。いやあっ、区間ごとにトップが入れ替わり、最後までどうなるか分からない面白いレースでしたね。ハラハラドキドキしながら見ていました。箱根駅伝もこんな展開だと楽しいのですが~

 

~1区~

今回はスローペースの1区となりました。旭化成は紘太トヨタは早川、富士通は潰滝といずれも主力を起用してきましたが、どこも1区で抜け出したいというよりも1区で遅れたくないという状況ですからね。36チーム出場し、トップと35位がわずかに49秒差という大接戦となりましたが、制したのが九電工の中村、早稲田時代から1区で活躍していますしたが、実業団でも区間賞を獲得するとは素晴らしいですね。

 

2位にヤクルトの高久、3位に愛三工業の山口、4位に小森コーポの金森といわゆる優勝争いをするチームでは無く、大学時代に活躍した選手が続きました。そんな中、目立ったのが5位に入った黒崎播磨の田村友、青学で4連覇を達成した田村和の弟がこの快走…田村兄弟、恐るべし。。。

 

優勝候補では旭化成の紘太が6位、トヨタの早川が9位、富士通の潰滝が15位となっており、いずれも秒差ですから、優勝争いに向けては、まだまだこれからというところでしたね。区間賞候補の1人だった弾馬は転倒してしまったのが痛かった…22位に終わりました。

 

~2区~

唯一、外国人選手が起用可能なインターナショナル区間の2区、相変わらずのハイペースを制したのは愛三工業のケモイ、トヨタ紡織のケイタニー、富士通のキメリと続きました。外国人選手対決では、富士通が有利に進めることに。

 

その一方で一時は20人抜きを果たしたNTNのワウエルがラスト1kmで足を攣ってしまい、一気にペースダウンしてしまって34位になってしまったのが残念でしたね。襷を繋げたのは良かったですが…日本人選手では、住友電工の日向が26位で最高順位、トップと1分18秒差はまずまずではありますが、日向ならばもう少し外国人選手相手に勝ってほしかった気も…

 

~3区~

2区でやや遅れた旭化成でしたが、ここで鎧坂が区間賞の会心の走り、ラストこそトップでの襷リレーとはならなかったものの、やはり力がある選手ですよね。長年、トップ選手として活躍し続けているのが凄い。SUBARUの牧は区間2位でしたが、総合トップでの襷リレー、群馬が地元のSUBARU、見事な走りでした。

 

さらに、ハイペースで突っ込んだマツダの延藤も区間2位タイと素晴らしい走り、住友電工の田村和も弟に負けじと区間4位で続きました。トヨタの大石は区間6位、富士通の松枝は区間11位に留まり、ここで旭化成が有利な位置に。

 

~4区~

HONDAの悠太が欠場ということもあって、注目が集まったのは同じくマラソンで2時間6分台のベストを持つMHPSの井上、力があるのは分かっていましたが、総合9位からあっという間にトップに立つと、どんどん後続を引き離していく圧巻の走り、区間2位に36秒もの差をつける走りを見せつけました。

 

さらに、中国電力の岡本が区間2位で続き、本当に長い間トップクラスで活躍し続けるのが凄い。。。3位にマツダの山本が続き、総合でも4位に浮上、今回はマツダの好走も目立ちましたよね。同じく3位タイでトヨ九州の今井も続き、こちらもやはり力があります。中電工の二岡も今井に喰らいつき、区間5位の好走を見せました。

 

ここでは優勝候補勢はトップ5に入れず、富士通の中村が区間9位、トヨタの藤本が区間15位、旭化成の孝が区間16位に留まり、3強が軒並み苦戦したことで、MHPSの初優勝も見えてきましたよね~

 

~5区~

ここで区間賞を獲得したのはトヨタの勇馬、福岡マラソンで圧巻の走りを見せた後ということで、5区に回りましたが、それでも区間2位に26秒差をつけていますから、さすがですよね。これで、再び優勝戦線に加わってくることに。区間2位に旭化成の謙太、3位にMHPSの定方とここは上位陣が好走を見せましたね。

 

さらに、マツダの橋本が区間4位とまたしてもマツダ勢が好走、5位に富士通の星、6位にコニカミノルタの山本となり、総合1~6位がいずれも区間6位以内、それも全て東洋と駒澤のOBが独占する形となりました。

 

~6区~

ここで区間賞を獲得したのが旭化成の宏、ついに総合でもトップに立つこととなりました。5区終了時ではこのままMHPSが逃げ切るかと思いましたが、一時は前と離されながらもしっかりと追い上げていき、結果的に区間賞&総合トップとなるのがさすがですね。本当に頼りになる存在で6区に宏を置ける選手層ですね。

 

2位には富士通の横手が入り、こちらも優勝戦線に喰らいつくことに。悠太を欠いたことで非常に苦しいレースとなったHONDAは服部が区間3位に入り、一矢報いることに。ただ、チームとしてはエースがいないことでここまで崩れてしまうんですかね。。。4位に小森の橋本、5位にトヨタの窪田が入りましたが、優勝を争うライバルに離されてしまったのが痛かったですね。残り1区間しか無いわけですから。MHPSの木滑もラストは粘って区間9位、トップと秒差で繋ぎました。

 

~7区~

実質、優勝争いは旭化成、MHPS、富士通の3チームに絞られた最終7区、富士通の佐藤が序盤はハイペースで入り、先頭まで数秒差にまで迫ったのですが…CM明けには引き離されてしまいましたね。さすがに突っ込みすぎたのか…区間23位に終わり、優勝争いから脱落してしまいました。

 

旭化成は日本選手権覇者の大六野、MHPSは岩田とトラックでの実績では大差がありますが、そもそも万全ならば大六野は7区を走っていないわけで…大六野が仕掛けても岩田はしっかりと喰らいつきましたね。なかなか突き放せない大六野は一旦後ろに下がって力を貯め、さらに後続も確認してラスト勝負にかけることに…

 

結果的にはこれが功を奏しましたね。ラスト数百mまで並走していた二人ですが、最後に大六野が圧巻のスパートを見せて岩田を突き放し、最終的に4秒差をつけての優勝、見事に3連覇のゴールテープを切りました。大六野が区間2位、岩田が区間3位とともに区間順位も良かったですが…その二人を上回って区間賞だったのが安川電機の古賀、大学に進まずに直接実業団を選んだ若手ですが、順調に成長を遂げているようで何よりです。

 

区間4位に日清食品の三浦、日体大を退部して進んだ実業団ですが、日清食品でニューイヤーを走るまでにこちらも成長を遂げています。5位に九電工の高井が入り、高井も息の長い選手ですよね~今回はベテラン勢の好走も目立ちました。

 

3連覇を達成した旭化成も所々で苦戦し、盤石のレースとは言えなかったのですが…それでも勝ち切るのが強さですよね。7人中5人が村山兄弟、市田兄弟、大六野と同期というまさに黄金世代が今回も中心となり、チームも栄冠に導きました。

 

2位に入ったMHPSも素晴らしかったですよね。絶対的エースの井上だけではなく、誰一人として大崩れすることは無かったですし、長崎出身の選手中心で後一歩で優勝に迫るのも凄いです。近いうちに初優勝を果たしても全くおかしく無いですね。

 

3位にトヨタ自動車、今回も優勝を狙える戦力だったとは思うのですが、ちょっと全体として後一歩かみ合わなかったですかね。エース区間の4区で差をつけられてしまいましたからね。福岡マラソンに勇馬や窪田らが出場していましたし、仕方ないですが、ちょっとコンディションの面でももう一歩だったのかなあ。

 

4位に富士通、結果として3強と言われたチームが1,3,4位に入っているんですよね。前評判通りの強さを見せたとも言えますし、そこに割って入ったMHPSの強さも光ります。外国人選手が上位陣の中で最も力があり、優勝にも迫っていただけに残念でしたが…全体的にどの区間でもあと一歩物足りないという印象だったかなあ。

 

5位にコニカミノルタ、ちょっと低迷するときもありましたが、今回はきっちりと中位での入賞を果たしました。序盤に大きく出遅れてしまったのが痛かったですが、そこからよくぞ巻き返しましたよね。蜂須賀が4区を走れるまでになったのも大きいですし、また戦力を整えて強くなりそう。

 

6位にトヨタ自動車九州、こちらも本当に毎年結果を残してきますね。エースの今井を中心にしつつもエースに頼らないチームとなっています。7区間のいずれも崩れた区間が無い安定感が素晴らしいですよね。各選手の安定感が毎年結果を残すチームの安定感に繋がっています。

 

7位にマツダ、本当に久しぶりの入賞を果たしたマツダ、3区の延藤が区間2位、4区の山本が区間3位、5区の橋本が区間4位と主要3区間でいずれも東洋OBが素晴らしい走りを見せました。若手の選手も多いですし、今後がますます楽しみなチームです。

 

8位にカネボウ、最後の入賞枠に入りました。4区を任せられるまでになった木津が区間9位と上々の走り、実業団でここまで伸びてくるとは思いませんでした。カネボウも崩れない走りを見せているんですよね。やはり、どこかブレーキがあると入賞は遠のいてしまいますからね。。。

 

中国電力は、ラストスパートで後一歩及ばずに総合9位で入賞を逃すことに。3区5位の藤川、4区2位の岡本など主要区間をきっちりと上位で走ったのですが、秒差無しで届かなかったのは惜しかった。。。さらに、6区までは総合5位だったSUBARUが最終区で5つ順位を落としてしまい、入賞圏外に下がることに…今回は3区2位の牧を始めいい走りを見せていただけに、最後が残念でした。。。

 

さあ、多くのOBの活躍があったニューイヤーも終わり、いよいよ明日、明後日は箱根駅伝ですね!!毎年、この2日間を楽しみに暮らしていると言っても過言ではないだけに、魅力的なレースとなってほしいものです!!