2018年 都大路出場校 その3 

2018年12月9日

都大路出場校のチェック、第3回になります。公式サイトはこちらになります。やはり、高校は難しい…似たような名前に惑わされております…また、データを修正しておかねば。というわけで、ブログも暖かい目で見守ってください(汗)今回は近畿と中国地方を見ていきます~

 

滋賀学園(志賀)~3年ぶり11回目~

滋賀と言えば滋賀学園や草津東が強いですが…今回は滋賀学園が2時間11分24秒、2位に4分以上の差をつける大差で3年ぶりの出場を決めました。1区こそ区間賞を逃しましたが、残る6区間は全て区間賞。過去2大会の出場では54位→45位といずれも最下位に近い順位となっており…そこから少しでも浮上を目指したいところかなあ。

 

洛南(京都)~4年連続25回目~

最近の京都といえば洛南が強いですよね。3年前は東海の阪口を擁して6位、2年前は順大の清水、早稲田の吉田を擁して8位といずれも入賞を果たしています。今回は2時間5分48秒と素晴らしいタイムで県予選を突破しています。

 

まずは、何と言ってもエースの三浦の存在が大きいですよね。5千のベストは14分4秒を誇ります。さらに、3区の赤星とこの2年生コンビに3年の若山という布陣は非常に強力。前回の都大路こそ45位でしたが、そこから5人が残り、今回は再び入賞、そしてさらに上位を狙える戦力となってきたようで楽しみです。

 

関西創価(大阪)~初出場~

関西創価が2時間11分28秒で2位の関大北陽とはわずかに4秒差、見事に初出場を決めました。大阪は一校がずば抜けているというよりはしのぎを削っている印象です。ここ数年だと大阪高校や関大北陽が都大路に出場していますが、ちょっと前だと大阪桐蔭が強かったですしね。

 

やはり、葛西というエースの存在が大きいですね。14分6秒のベストを持ち、今回も1区で区間賞&区間新を叩き出しています。卒業後は創価大学へと進みますが、関西創価が強くなれば、そのまま創価大学への強化にもつながるのか…他の区間は区間賞どころか区間2位にも入れた区間は無いのですが、大崩れした区間も1つも無く、粘り強い走りで初出場を勝ち取りました。

 

西脇工業(兵庫)~2年ぶり30回目~

こちらも大激戦区となっている兵庫県、西脇工業が2年ぶりの出場を果たしました。かつては、報徳と西脇工業が都大路で優勝を争うなど最激戦区でしたが、最近は西脇工業と須磨学園の争いになることが多いですね前回は須磨学園が都大路で8位入賞、前々回は西脇工業が6位入賞を果たしており、レベルの高さが伺えます。

 

西脇工業が2時間6分4秒の好タイムで2位に2分半以上の大差をつけました。4区こそ区間2位でしたが、6区間で区間賞を獲得しています。エースの藤本も1区で区間賞、さらに酒井、谷本らが主要区間を固めます。つなぎ区間も隙は無いですし、2年ぶりの出場での入賞も十分に狙えそうです。

 

智辯カレッジ(奈良)~2年連続2回目~

智辯カレッジが2年連続2回目の出場を果たしました。これまではずっと智辯学園が出場していましたが、その選手たちがチベンカレッジに去年転校したんだったかなあ…?今回も2時間11分30秒で2位に7分以上の大差をつけています。ただ、奈良はなかなか長距離は苦戦することが多く…智辯学園も含めた過去4大会も43位→36位→38位→27位となっています。

 

今回の県予選では1区の大森、3区の中原、4区の上江州と主要区間を全て1年生に任せているんですよね。前回の都大路経験者が4人いる中でのこの起用、それだけ力があるということなのでしょう。前回の順位からさらに上げることが出来るのかにも注目です。

 

田辺工業(和歌山)~初出場~

田辺工業が2時間9分38秒で初出場を果たしました。和歌山と言えば和歌山北がずっと強かったですが、今回の田辺工業は3分44秒もの差をつけていますね。5区間で区間賞を獲得、1区の野村、3区の都築と持ちタイムも良い実力者が2人いるのは大きいですね。和歌山は都大路では過去4年で41位→59位→47位→41位と最下位を含めずっと下位に位置していますからね。そこから少しでも順位を上げたいところ。

 

鳥取城北(鳥取)~4年連続5回目

鳥取城北が4年連続の都大路出場を果たしました。かつては米子松蔭が強かったですが、今では鳥取城北が常連になりつつありますね。2時間11分57秒、2位とは24秒差ですからなかなかの接戦でしたね。過去3大会は54位→37位→46位ということで前回はブービー、都大路では苦戦を強いられています。今回もまずは30位台あたりが現実的な目標になってくるのかなあ。。。

 

出雲工業(島根)~23年連続27回目~

島根と言えば出雲工業という印象ではありますが、23年連続で出場を果たしていたとは…ただ、こちらも過去3大会は53位→39位→39位となかなかに苦しい順位に甘んじています。今回は2時間13分8秒というタイムを見ても、2位に7分差以上つけてはいますが、やはり戦力的には厳しいのかなあ。前回都大路、今回の県予選も1区を走った高見を中心に1つでも上の順位を狙いたいところ。

 

倉敷(岡山)~41年連続41回目~

岡山はもう倉敷の一強ですよね。過去3大会は3位→1位→2位と優勝1度を含む全て表彰台に上がっています。元々日本人選手だけでも力のある選手、特に持ちタイム以上にロードに強い選手が揃う印象ですが、さらに力のある留学生まで加わりましたからね。今回も2時間5分54秒という圧倒的なタイムで県予選を突破しています。

 

そして、2位はオープン参加の倉敷Bのようで…主力だけではなく、選手層の厚さも見せる結果となりました。まずは、1区に14分8秒のベストを持つ八木、さらに留学生のキプラガットが13分22秒という驚異的な持ちタイム、3区終了時にトップに立つことがほぼ確実視されるという恐ろしさです。ただ、今回の県予選はキプラガットが走っていないのですね。

 

前回の都大路で4区8位の若林に持ちタイムの良い石原が県予選で主要区間を走りましたがいずれも上々の走り、つなぎ区間も5千のベストが14分30秒前後の選手で固められそうですし、他の高校と比較してみても、この倉敷が優勝候補筆頭ということになりそうかな?

 

世羅(広島)~15年連続48回目~

広島と言えば、世羅の強さが圧倒的。2014年、2015年には連覇を果たしており、特に2015年の2時間1分18秒は神の領域と言われた仙台育英の記録を上回る大会最高記録、無類の強さを誇りました。ただ、2016年は7位、留学生が出場していない前回は20位と日本人選手もやや力不足な印象に…

 

今回は予選を2時間6分35秒と上々のタイムで突破、前回1区12位で走っている梶山が都大路でも十分に計算出来ますし、3区の中野、4区の前垣内と前回の都大路経験者が主要区間で好走を見せています。新留学生はまだ持ちタイムも良くなく7人にお入れない状況なのかなあ?それでも、今回の世羅は楽しみな選手が揃っています。

 

西京(山口)~26年連続31回目~

山口といえば西京ですね。中国地方は1強体制を築いている高校が多いです。今回も2時間6分27秒という好タイムで県予選を突破しています。1区の中村優、3区の菖蒲という5千でともに14分1桁のベストを持つダブルエースがチームを牽引しています。

 

ここ3年は24位→33位→23位と20位以内にも入れない状況が続いていますが、今回の都大路ではさらに上の順位も十分期待出来そうですね。エースたちは計算出来るだけに、残る4区を走る選手や14分30秒前後のベストを持つ選手たちがどれだけ走れるかがカギになってきそうかなあ。

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