学連記録会2018 観戦記 ~28分台の好タイム連発~

本日、学連記録会が行われ、私も観戦に行ってきました。今回は組数は少なかったものの、自己ベストをマークする選手、特に最終組は28分台が20人以上出るなど、大盛況でした。既に学連記録会、八王子LDともにデータベースに反映しております。大学ごとに自己ベストを出した選手を中心に振り返ります。

 

青山学院大学

大盛況だったのが青山学院大学、28分27秒の吉田圭、28分28秒の橋詰がチーム1,2番手となるベストをマーク。素晴らしいのが、この走りが最終組で1,2番手ということですよね。記録会でも負けない走りを見せてくれました。さらに、梶谷が28分39秒で4番手、林が28分40秒で5番手、28分49秒の岩見が7番手、28分53秒の8番手で湯原と28分台の自己ベストで28分台の自己ベストが6人。

 

生方も29分8秒で10番手に入ってきました。3大駅伝経験者だけではなく、2年の岩見、1年の湯原らが28分台で走ってくることに青学の層の厚さを感じます。神林が29分23秒で初の1万mはもう一歩でしたが、箱根5連覇に向けて準備万端といったところか。

 

城西大学

荻久保が28分37秒とベストを1分以上縮めてきました。もちろんチームトップタイム、全日本で2区区間賞のエースが持ちタイムでもエース級に。これは、もう箱根が楽しみすぎますね~エース区間の2区であっても安心して任せられそうですが、それは金子が黙っていないか?

 

さらに、大石が29分1秒、鈴木が29分8秒で4,5番手と4年生も元気ですね。特に大石がここで好走したのは箱根を見据えても大きいですね。中原が29分33秒で10番手、宮澤が29分48秒で自己ベストと3年生も負けていません。上級生を中心に好走が続き、箱根も俄然楽しみになってきました。

 

帝京大学

大盛況だったのが帝京、28分30秒で帝京記録を更新したのが島貫、ベストを44秒も更新し、もちろんチームトップです。さらに、横井が28分32秒、遠藤が28分34秒で続き、トップ3を今回走った選手が28分30秒台で独占。  島貫、横井はともかく、ルーキーの遠藤がここまで走ってしまうとは…末恐ろしいというか既に恐ろしすぎるルーキーです。

 

他にも小野寺が29分14秒、濱川が29分32秒、さらに田村丈が29分41秒、29分45秒で鳥飼、岡が29分46秒、中村が29分51秒とこちらも自己ベスト、もう帝京の勢いは止まるところをしりません。全日本では5位でしたが、箱根でも5位以内に入ってきても全くおかしくほどの戦力に。。。

 

駒澤大学

出場した選手は少なかったですが、主力が見事な走りを見せた駒澤大学、山下の28分31秒を筆頭に、伊東が28分34秒、加藤が28分36秒、片西が28分37秒と4人が28分30秒台での自己ベスト、そしてチーム1~4番手を独占することに。最終組で4人とも遅れることなく終盤まで先頭集団での走り、素晴らしかったです。

 

現エースの片西に次期エース候補の山下、さらに加藤と伊東もエースと呼ばれる日も近いかもしれません。箱根では4人とも主要区間を走ってくれそうです。他には原嶋が29分47秒で初の1万mで組3位と上々の走り。3年生の躍進も著しいです。

 

順天堂大学

橋本が28分52秒で2度目の28分台、やはり力はありますよね。箱根では2年連続で好走してくれることに期待。  さらに、藤曲が29分18秒、野口が29分27秒でチーム5番手、8番手のベストを出しており、全日本でも主要区間を任された2人が持ちタイムもしっかりと伸ばしてきました。勝負レースで結果を残し、タイムも伸ばしいい流れで来ています。

 

國學院大学

青木が28分50秒でチーム2番手の好タイム。ほとんどの選手が28分台は最終組でマークしている中、青木は1つ前の組で留学生と競り合い、むしろ先頭を引っ張ってマークしたというのがまた価値がありますね。最初は誰だ?と思い、そして青木だと分かって納得・・・浦野、土方、青木の3本柱が揃って28分台に突入、頼りになる選手たちです。

 

明治大学

最も結果を残した大学の1校でしょう。まずは八王子LDで27分56秒という驚異的なタイムを叩き出した阿部、塩尻とともに日本人大学生2人目の27分台ランナーになりました。関東インカレや全日本予選を見ても、この二人は抜けていますね。昨年度の悔しさを糧に、箱根でもエース区間を快走して欲しい。

 

一方で学連記録会では、28分53秒で三輪、54秒で小袖、58秒で村上、佐々木と28分台ランナーが一気に4人誕生、チーム4~7番手にランクインしました。さらに、鈴木が29分12秒、角出が29分15秒、斉藤が29分21秒とこちらも揃って自己ベスト、大盛況となりました。ここまでタイムを伸ばしてくるとなると、箱根に向けて期待は高まるばかり。阿部以外は誰が主要区間を走ってもおかしく無くなってきたのでは…

 

東京国際大学

まずは、八王子LDでタイタスが28分16秒、伊藤が28分28秒とダブルエースが素晴らしいタイムをマークしました。特に伊藤がここまで伸ばしてくるとは…タイタスと伊藤のどちらが2区を走っても大丈夫そうかなあ。

 

さらに、河野が29分17秒で3番手に入ったのを始め、内山が29分28秒、山瀬が29分30秒、浦馬場が29分31秒でチーム5~7番手に入ってきました。山瀬の台頭が特に著しいですね~箱根に向けて戦力が着実に整ってきています。

 

大東文化大学

川澄が28分37秒、奈良が28分53秒と3年生コンビが素晴らしい走りで28分台、チーム1,3番手に。今年度のチームは、やはり川澄、奈良がダブルエースとして活躍してくれないことには始まりませんね。さらに、谷川が29分13秒、ルーキーの片根も29分23秒と好タイムですね。片根はいきなりの箱根デビューもあり得るでしょうか?

 

他には豊田が29分53秒で自己ベストですね。エースたちはもちろん、中堅どころも着実に力をつけてきています。ただ、気になるのは新井と大久保ですね。ともに途中棄権となってしまいました。新井は私もちょうどやめるところを見ていましたが…箱根に向けて気になるところ。さらに、大久保も途中棄権なんですよね…監督かコーチが「怪我したならやめろ~」みたいなことを言っていましたが、これまた心配です。

 

中央大学

関口が29分49秒、岩原が29分58秒、矢野が30分3秒で自己ベストを出してはいますが、今日はちょっと全体的に奮わなかったかなあ。八王子LDでは堀尾もベストには及ばず、三浦が、失格になってしまったのも残念。ただ、そういう日もあるでしょうし、チームとして着実に力をつけているのは間違いなく、箱根での走りに期待です。

 

国士舘大学

住吉が28分32秒でチーム3番手、もちろん日本人トップタイムをマーク。留学生もベストを出して元気ですが、住吉も負けていませんね。往路の主要区間で起用されることは間違いなく、これまでとは違う国士舘が見れそう。

 

鼡田も29分28秒でチーム7番手、前回箱根5区で結果を残した選手が好走したのも大きいです。ルーキーでは小早川が29分59秒で自己ベスト、ヴィンセント以外のルーキーはまだ目立っていなかっただけに、小早川が早い段階から戦力となってくれれば、これまた楽しみです。

 

山梨学院大学

永戸がベストには1秒及ばずも28分31秒の素晴らしい走り。全日本での好走といい、また調子は上がってきたようで箱根でも快走を期待。他には、齋藤が29分38秒、宮地が29分44秒でともに自己ベストですね。特に齋藤が最近上がってきているような。森山とともにトップ10入りで2年生の台頭も喜ばしいですね。

 

上武大学

石井が29分47秒で7番手、29分55秒で西井、56秒で佐々木、58秒で坂本といずれも29分台での自己ベストと中堅どころがタイムを縮めてきましたね。特に西井、坂本と2年生がベストを出してきたのは、4年生中心のチームにおいても良い傾向です。

 

2年生では他に岩崎が30分12秒ですが自己ベスト、4年の久保田も30分38秒でベストを出した他、ルーキーの西村が初1万mを31分25秒で走っています。ルーキーはまだまだこれからかなあ。どれだけ2,3年生が箱根を走れるかも今後を見据えると大事になってきます。

 

創価大学

29分台での自己ベストは29分48秒の石津、29分54秒の築館くらいかなあ。昨年度のこの時期は自己ベスト連発という印象だったのですが、今年度はもう一歩だったかなあ。他にはルーキー3人衆、梅木が30分6秒、三上が30分24秒、永井が30分30秒の自己ベストで走っていますが、まだ先輩たちに割って入るほどでは無いですし…

 

ベストが少ない分、セカンドベストでは29分14秒の米満、29分38秒の鈴木大、29分39秒の上田、29分53秒の嶋津と多かったですね。まずは主力たちがしっかりと走れていることが何よりかなあ。来年度の箱根返り咲きに向けて、戦力の底上げは必須ですしね。

 

その他大学

専修のエース長谷川が八王子LDで28分32秒をマーク、自己ベストを23秒も更新してきました。走るたびに成長を遂げている絶対的な柱、関東連合は1度しか走れなくなってしまったのが残念です。。。他には東農大の川田が29分14秒でチーム2番手の走りを見せていますね。来年度のエースとして期待です。

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