日本大学 2018年 全日本結果&箱根に向けて

続いては日本大学について、全日本の結果を振り返りつつ、箱根への展望も書いていきます。全日本結果はこのようになっております。関東インカレの成績で箱根予選を免除されたことにより、唯一全日本だけに出場して箱根に臨むこととなりました。全日本の結果は良かった選手もいたものの、全体的には苦しい結果だったかなあ。。。

 

全日本振り返り

全日本の最大の収穫は1区横山が7位と好走したことでは無いでしょうか?高校時代に実績があり、1万mで29分18秒を直近でマークしているとはいえ、3大駅伝・予選会を通じて初出場、それがいきなりの好走ですからね。箱根1区はいつもエース級を起用していましたが、横山が箱根1区を任せられるようであれば、グッと選手起用の幅が広がりそう。

 

2区の武田は区間12位、全日本2区は他大もエース格を多く起用してきましたし、しょうがない部分もあるかなあ。ただ、勝負レースでも結果を残してきた武田ですし、箱根もやはり往路の主要区間を担って欲しい選手ですね。

 

3区の野田啓は区間17位、全日本予選で好走、1万mも29分13秒とタイムを伸ばしてきた野田啓でしたが、3大駅伝デビューはほろ苦いものになってしまいました。2年生トリオを1~3区に並べてきましたが…区間17位はさすがに厳しかったかなあ。総合でも10→15位と5つ順位を下げてしまいました。野田啓は箱根も出場する可能性も高いですし、箱根ではまた違う走りを見せてくれれば。

 

4区を任されたルーキーの鈴木も区間18位とこちらも苦しい3大駅伝デビューとなってしまいました。1万mでベストをマークしての抜擢でしたが、さすがにまだ荷が重かったかなあ。3,4区でシードは非常に苦しいことに…

 

5区の松木も区間18位に沈んでしまったのは、残念ですね…全日本予選では3組19位と上々の走りを見せ、ワンブィとともに数少ない全日本経験者として好走を期待したのですが…2年前の区間14位よりもさらに順位を下げてしまうとは…箱根に向けても不安の残る結果に…

 

6区を走ったルーキーの北野は区間13位、2~6区はいずれも二桁順位となってしまいましたが、13位ならばまずまずなのかなあ。北野は全日本予選で最終組に続いての全日本出場で期待の大きさもうかがえますし、ゆくゆくはエースへと成長を遂げて欲しい選手ですよね。

 

7区のワンブィは圧倒的な走りで区間賞を獲得、テレビにほぼ映らなかったのが残念ですが、区間2位に1分15秒、区間4位には2分41秒もの大差をつける走りで16→11位と5つ順位を上げました。アンカーの阿部も区間8位で総合順位こそ11位のままでしたが、前を追っていったのは収穫でしたね。阿部がいるからこそ、ワンブィも7区に起用出来たわけで…

 

箱根に向けて

全日本に出場した8人中7人が3年生以下、2年前の箱根以来の3大駅伝出場で若いチームが今回積んだ経験は箱根にも活かされていくことでしょう。箱根の2区はまずワンブィで決まりかなあ?2年前は万全でなく不本意な走りでしたが、今回は区間賞候補筆頭でしょう。

 

往路を固めるのは、全日本で好走した横山、阿部らに武田、松木、北野といった全日本を走った選手が中心となってきそう。2年前の箱根では往路を11位で凌いだものの、選手層の薄さが響いて総合19位に沈んでしまいましたが、今回は2年前と比べても選手層は上がってきているかな?

 

箱根に向けては上級生の走りが大事になってきますし、1年の時に箱根8区を走っている小坂、全日本予選を4年連続で出場している加藤、箱根予選経験者の金子、佐藤といった3,4年生がメンバー争いに加わってくるようですと、さらにチームとしても戦力が上がっていくと思うのですが…

 

5,6区の経験者はおらず、山をどうするのか、ハーフのベストでは61分台のワンブィの次は62、63分台がおらず、64分台も4人だけと長い距離で実績のある選手も少ないと箱根に向けては厳しい戦いになると思われますが、昨年度に比べても確実にチームは良くなってきていると思いますし、2年ぶりの箱根、前回とは違うところを見せてほしいです!!

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