全日本大学駅伝2018 戦力分析&区間配置予想 ~順天堂大学~

続いては、順天堂大学について、戦力分析&区間配置予想をしていきます。箱根予選ではエース塩尻の快走だけでなく、80位以内で9人が走る快走、エースに頼らない総合力の高さを見せつけての2位通過を果たしました。エントリー一覧過去5年成績はこのようになっております。

 

4年:塩尻 和也、山田 攻

3年:野田 一輝、橋本 龍一、難波 皓平、藤曲 寛人、鈴木 雄人

2年:清水 颯大、野口 雄大、多久和 能広、澤藤 響

1年:牧瀬 圭斗、小島 優作

 

4年生からは、箱根予選では日本人トップの2位、名実ともに日本人大学生No.1ランナーである塩尻、箱根予選では66位、箱根では2年連続5区5位以内で走っている山田攻の二人。

 

3年生からは、1万mで28分52秒を今年度マークするも、前回の全日本では5区15位、箱根予選は363位と苦戦が続く野田、1万mで28分59秒のベストを今年度マーク、前回の全日本は1区23位、箱根予選は74位で走っている橋本、前回の全日本は8区8位、箱根予選もチーム4番手の45位で走っている難波。

 

3年になって自己ベスト連発、全日本予選では3組8位、箱根予選でも56位と好走を見せる藤曲、全日本は2年連続のエントリー、箱根予選でも105位で走っている鈴木の5人。

 

2年生からは、前回の全日本では3区7位、全日本予選では3組27位で走っている清水、1年の出雲では2区11位、箱根予選ではチーム2番手の18位と素晴らしい走りを見せた野口、5千で14分10秒、1万mで29分55秒のベスト持ち、1年の出雲に続いてのエントリーとなった多和田、5千で14分29秒、1万mで29分56秒のベストを持ち、箱根予選でも70位で走っている澤藤の4人。

 

1年生からは、高校ベストで14分19秒を持ち、1万mでは30分22秒で走っている牧瀬、5千で14分10秒のベスト、高校時代からロードでも活躍している小島の2人。

 

他の予選会校と比べると、かなり違和感のあるエントリーですね。箱根予選で34位の吉岡、77位の小林、126位の金原と出場した4年生が3人も外れて4年のエントリーはわずかに2人。箱根予選に出場した選手は大体どこも11人か12人はエントリーされることが多いのですが…今回は箱根予選から3週間空いての全日本のため、比較的合わせやすそうですし…そんな順天堂大学の区間配置予想は以下のとおりです。

 

難波(3)ー野口(2)ー藤曲(3)ー清水(2)

澤藤(2)ー山田攻(4)ー橋本(3)ー塩尻(4)

 

ずっと苦戦し続ける1区に誰を起用するかが、塩尻を何区に起用するかが順大の2大気になり事項ですが、1区は難波としました。エースの塩尻を思い切って1区や箱根予選で素晴らしい走りを見せた野口らも候補になるかとは思いますが、塩尻はさすがにもったいなさすぎますし、野口はまだ箱根予選以外は長い距離での実績が無く、こちらも不安…

 

ならば、ハーフで複数回好走しており、前回の全日本、箱根予選ともにしっかりとまとめている難波でどうかなあと?誰にしろ、そろそろ順大も1区を固定したいところですよね。。。2区は野口、箱根予選の走りだけで判断するのは難しいですが、それでもまぐれでは18位では走れないでしょう。1500mに強い野口がロードや長い距離でも結果を残せるようになれば、非常に面白い存在となりそうですが。

 

3区は藤曲、今年度の安定感はチームでも上位で、自己ベスト連発となると3大駅伝でも見てみたい選手ですよね。去年は3大駅伝全てでエントリーのみでしたが、今年度は出場が濃厚かなあと。前半区間から見てみたい選手で、場合によっては1,2区も?なんて期待してしまいます。

 

4区は清水、箱根予選に出場しなかったことは気になりますが、やはりそのスピードは魅力的な選手。監督の期待も大きいようですし、前回も全日本は3区7位で走っていますからね。今回もコンディションに問題が無ければ、起用されそうかなあと。5区は澤藤、こちらはこれまではあまり実績が無いものの、箱根予選で好走している選手ですね。こういう選手は、3大駅伝で見てみたいところですし、まずは負担の少なそうな5区あたりでどうかなあと。

 

6区は山田攻、箱根5区で好走を続ける山田攻ですが、前回の全日本も7区9位で走っていますし、箱根予選でも上々の走り、平地でもしっかりと走れる選手ですから、今回も走ってほしい選手ですね。7区は橋本、前回の全日本は1区で悔しすぎる走りでしたが、出雲や箱根では好走していますし、エース格の1人ですからね。塩尻以外で経験豊富な選手に7区を任せたいということで橋本としました。

 

8区は塩尻、箱根予選ではコンディションは7,8割?という話でしたので、日本人トップは難しいのかな?と思ったのですが、とんでもなく…ダントツの日本人トップで留学生も敗れたのはキサイサのみ…やはり、この選手は別格です。

 

もう凄すぎて、順大がシードを狙うのであれば、もう塩尻には一番長い距離を走ってもらうのが一番なのでは?というシンプルな思考に至りました。出雲や全日本で留学生を有するチームがアンカーに彼らを起用するのと同じ思考ですね。そのくらい、ずば抜けた力がある選手だと思いますし、他の大学もアンカーに塩尻がいることがプレッシャーになるでしょうし…

 

うーん、順大の区間配置予想も難しいですね。塩尻を前半に起用するのか、7,8区といった長い距離にするのかでまず悩ましいですし、苦戦し続ける1区を今勢いのある選手に任せるのか、それとも経験豊富な選手に託すのか?1区で出遅れては、シードは遠ざかってしまいますからね。。。

 

箱根予選がさすがに悪すぎたので、今回は野田を外して予想していますが、コンディションが良いのであれば、主要区間を走ってもおかしくない選手ですよね。全体としては箱根予選を見る限り、良い走りを見せていますし、2週間の場合もあるなか、今回は3週間空いているのも予選会校には大きいですよね。

 

過去3大会の全日本では9位→8位→12位となっており、いずれも総合10位前後となっていますが、今回はシード権が8校に拡大されますし、順大にも十分にチャンスはありそう。前回あと一歩でシードを逃した箱根の借りを返すのはもちろん最大の目標でしょうが、まずはその前にスーパーエース塩尻が最上級生となった今大会、全日本でのシード獲得といきたいところです!!

 

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