2018年 箱根予選 戦力分析 その4(順天、駒澤、神奈川)

2019年9月26日

いよいよ箱根予選も明日に迫ってきました。気温もそこまで上がらず、曇りの天気予想ということで、コンディションはなかなかに良さそうなのでは?これは好タイムも期待できるかも…箱根予選における戦力分析も最後になります。前回の箱根で11位~13位だった3校、順天堂、駒澤、神奈川を取り上げます。

 

順天堂大学(前回箱根11位)

前回の箱根では、全体としていまいちかみ合わず…栃木、塩尻のダブルエースが区間10位に留まり、区間17位以下も2区間出るなど苦戦、シード権までわずかに14秒及ばずに総合11位、まさかのシード落ちとなってしまいました。

 

 

ここまでは、エースの塩尻が圧倒的な安定感と強さを見せるだけではなく、橋本、野田らも主力として台頭してきたのは大きいです。その一方で全日本予選では4組とも一桁順位で走る選手がいる一方、もう一方が20位以下と凸凹の区間順位で苦戦…それでも、最後はスーパーエース塩尻の3位快走もあり7位、全日本予選出場権は確保しました。

 

 

順位予想では、3位となっており、やはり上位通過を予想する声が多いですね。2~6位通過あたりの予想人数が多くなっています。3年前に箱根予選に出場した時は4位通過とまずまずの通過順位、今回も戦力的には充実していますもんね~エントリーは3年前に経験し、箱根6区を10位で走っている江口こそ外れてしまいましたが、他はまずまず順当、3,4年生が14人中11人と上級生を中心に実力者が揃います。

 

 

ハーフの平均持ちタイムでは、5位となっており、こちらも通過圏内の中位に位置していますね。ハーフ62分台に塩尻、難波がおり、63分台も野田、橋本が二人、64分台も金原、鈴木の二人いうことで上位陣の持ちタイムはそこまででも無く…

 

 

そもそも、順大自体があまりハーフのレースを走らないですからねえ。予選会もここ2年は走っていなかったわけですし。印象としては、多くの選手が持ちタイム以上の力はありそうかなあという感じで、平均持ちタイムは参考程度という感じかな。

 

 

戦力的にはトップ通過を争ってもおかしくないだけの選手は揃っていると思いますし、通過もまず間違いないとは思いますが、唯一気になるのは、予選会を比較的苦手としていることかなあ。全日本予選も苦戦することが多く、箱根予選も前回は4位通過ですが、それまでは通過しても下位が多いですからね。塩尻の最終学年、さすがに予選落ちするわけにはいきませんし、きっちりと突破して欲しいものです。

 

 

駒澤大学(前回箱根12位)

前回の箱根では、エースの工藤を2区で起用出来なかったのも響き…往路2,5区で二桁順位、復路も6~8区と3連続で二桁順位と実に半分が二桁順位ですからね。9,10区で追い上げたものの及ばずに総合12位でまさかまさかのシード落ちとなってしまいました。

 

 

今年度は箱根予選に1万mの持ちタイムが必要ということもあって積極的に記録会に出場、エントリー14人中実に12人が自己ベストを更新してきているのは頼もしいですね。エースの片西の安定感もさすがです。ただ、勝負レースとなると関東インカレでは存在感を全体的に示せず…また、宇賀地世代が4年時以来という久しぶりの箱根予選出場で経験値という点では箱根予選会出場校の中でもワーストなのは気がかりと言えば気がかり。

 

 

順位予想では、14校中貫録のトップとなっております。それも、投票していただいた方のうち、3分の2以上の人が駒澤をトップ通過と予想していますから、ダントツですよね。まあ、戦力的にはやはり頭一つ抜け出ているのかなあ。実績のある4年生に、ここにきてグッと伸びてきた2,3年生、加藤も復活してきましたからね。

 

 

ハーフの平均持ちタイムでは14校中トップとなっていますね。それも2位に25秒差をつけてダントツとなっています。61分台に片西、62分台で下、大聖が続き、63分台も5人揃う布陣はやはり強力、順位予想のように、持ちタイムでも抜けていますね。今回は1年生がおらず、14人全員がハーフのベストを持っており、14番手でも65分33秒という層の厚さも魅力的です。

 

 

データ上はトップ通過の最有力候補であることは、間違いないでしょう。エース格、中堅どころ、選手層のいずれも本来であれば箱根予選に出るレベルではないはず。。。ただ、その一方で先述の通り、箱根予選はもう何年も走っておらず、箱根予選の戦い方というのは大丈夫?という一抹の不安はありますが…復活を印象付けるためにも、まずはトップ通過を期待したいところです!!

 

 

神奈川大学(前回箱根13位)

前回の箱根では、全日本で優勝し優勝候補の一角として臨んだものの、5区で最下位に沈んでしまったのが最後まで響き、総合13位でシード落ちに沈んでしまいました。箱根での11~13位はいずれも衝撃的な予選落ちでしたよね。。。

 

 

今年度はさすがに前年度ほどの圧倒的な存在感を示すことは出来ませんでしたが、関東インカレでも山藤や荻野が活躍するなど、主力はきっちりと結果を残してきました。また、下級生からも北崎がタイムを伸ばしてきており、1,2年生がそれぞれ2人ずつメンバー入りを果たしました。

 

 

順位予想では、4位となっており、上位通過を予想する方が多いですね。数値的には2~7位あたりに予想が固まっています。8人全員が箱根にエントリーされた健吾世代が卒業したことで、戦力ダウンはもちろんなのですが、経験者が少なくなってしまい、未知数な部分が増えるのも不安なんですよね。。。箱根経験者、箱根予選経験者はともに5人にとどまっていますし、、、実績のある選手たちは十分に期待出来ますけどね。

 

 

ハーフの平均持ちタイムでは、11位となっており、ギリギリ予選通過圏内なんですね~14人中10人しかハーフのタイムを持っておらず、63分台が山藤ただ1人、64分台も3人しかいないということで、タイム上は苦戦気味。

 

 

ただ、元々神奈川大学はハーフを走ることが少ないですからねえ。例えば、主力の荻野がハーフのタイムを持っていなかったりしますしね。持ちタイム以上の力を持っているであろう選手もずらっと揃っていますので、タイムはあまり参考にはならないのかなあと。

 

 

経験豊富な3,4年生がチームを引っ張っていくでしょうし、山藤、越川、荻野ら主力たちの走りはやはり楽しみ。元々、予選会の戦い方も熟知していますし、経験の少ない選手も集団走で上手くこなしていきますからね~今回も特に通過に向けては心配無いでしょう。まずはきっちりと箱根予選を突破し、前回王者として臨む全日本へと繋げていってくれれば。

 

 

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