2018年 箱根予選 戦力分析 その3(國學院、中央、大東)

箱根予選までいよいよ後2日、引き続き、箱根予選における戦力分析を行っていきます。今回は箱根で14~16位だった3校、國學院、中央、大東文化を取り上げます。

 

國學院大學(前回箱根14位)

前回の箱根では、何度も取り上げているように凸凹のレース、区間5位以内が5区間もあった一方で区間14位以下が5区間というここまで良い悪いがはっきりするレースも珍しく、シードには届きませんでした。しかし、5位以内で走った5人のうち、主要区間3区間を含む4人が健在なのは大きいですね。

 

そんな中、エントリーも土方、浦野、青木ら3本柱を始め主力がきっちりとエントリー、ハーフの持ちタイムで64分前半を持つ4年生らもずらっと入って層の厚さを高める一方、1万mで好タイムを出したルーキーの藤木も入るなど、上級生を中心に良いエントリーとなったのでは。

 

順位予想では、2位となっており、上位通過を予想する人が多いですね。特に2,3位での通過予想が多めになっており、エースも選手層も揃うとなると、やはり期待は高まります。全日本予選でも安定の走りで2位通過、前年度も3位通過と連続上位通過していることも、評価を高めているか。

 

ハーフの平均持ちタイムでも、14校中3位となっており、持ちタイムを見ても、問題は無さそうです。62分台は土方1人、63分台も浦野、江島と2人しかいないのですが…それでいて10番手が64分49秒という層の厚さが順位をグッと押し上げています。

 

気になる点をあげるとすれば、上位通過が予想された過去2大会において、8位→6位となかなか上位で通過出来ていないことくらいでしょうか?それでも、現状の戦力を見てもさすがに予選落ちするとは考えにくく、私もやはり、上位通過を果たす大学の1校だと思っています。

 

中央大学(前回箱根15位)

前回の箱根では、前半から粘り強い走りでシード件を狙える位置でレースを進め、往路こそ10位だったものの、復路は粘り切れずに15位、箱根復帰レースでのシード獲得とはなりませんでした。今年度は有力ルーキーも多数加わり、さらなる戦力アップ…といきたいところですが、ルーキーはなかなか好走とはいかず、さらに全日本予選はまさかの1組棄権となかなかかみ合わない状況が。。。

 

エントリーは、ハーフでチーム4番手の畝、5番手の苗村の2人が外れたのはやはり痛手かなあ。ともに箱根予選、箱根で結果を残していましたからね。また、今回は2年生が畝がいないにも関わらず、5人エントリーと層の厚さを見せています。加井、池田ら実績のある選手以外の走りにも注目。

 

順位予想では、5位ということ中位での通過を予想する選手が多いみたいですね。特に3~7位あたりを予想する声が多く、前回3位で通過を果たしていること、選手層も厚くなってきていることなどが評価されているでしょうか。

 

ハーフの平均持ちタイムでは14校中4位となっており、こちらも上位にランクイン。62分台の中山、63分1桁の舟津、堀尾の3本柱が稼いでいるのが大きいですね。持ちタイム上位の畝、苗村がいなくてこの順位なのはなかなか…池田、岩佐ら前回の箱根予選で好走した選手たちも順位を押し上げています。

 

これまでの実績、データを見ても予選落ちする戦力ではないことは、間違いないのですが、通過はほぼ確実と見られていた全日本予選でもまさかの途中棄権がありましたし、勝負レースで好走した経験のある選手という点で見ても、それほど多くは無いのは気がかりと言えば気がかりかなあ。3本柱は安心して見ていられますが。今後を見据えても、ここで予選落ちするわけにはいかないですし、まずはきっちりと予選突破を果たしてほしいものです。

 

大東文化大学(前回箱根16位)

前回の箱根では、区間1桁が8区9位の山本のみ、他の9区間が二桁順位というなかなか浮上のきっかけを掴めないまま、ずるずると沈んでしまい16位、シード争いに絡むことさえ出来ませんでした。主力も多く卒業し、さらに得意としてきた全日本予選でも10位で本戦出場を逃すなど、ちょっと苦戦が続いています。

 

エントリーでは、川澄、奈良らエース級はきっちりと入っているものの、全日本予選を走った三ツ星、片根らが外れており、決して選手層が厚いとは言えない今年度の大東大にどう影響するか?前回の箱根予選2位通過のメンバーも、前述の三ツ星以外はきっちりと入ってきていますね。

 

順位予想では7位ということで、中位通過予想という位置づけですね。やはり、過去2年に比べると戦力的には劣るという予想なのかなあ。4~8位くらいでの通過予想が多いです。川澄がエースとして台頭し、大久保が復活、1万mで自己ベストを伸ばしてきている中堅どころも多いなどプラス材料もあるのですが、なかなかに厳しめの評価…

 

ハーフの平均持ちタイムは10位ということで持ちタイム上では通過ギリギリということに。ただ、ハーフが63分台が3人、64分台が4人もいるのですが、下級生4人はいずれもハーフのタイムを持っていないはず…なので、10番手が68分台になってしまうんですよね。なので、タイムを額面通りに受け取る必要は無いでしょう。

 

予選での強さを見ても、予選落ちすることはまず無いとは思いますが、通過するであろうと言われていた全日本予選ではややかみ合わずに後一歩届きませんでしたからね。経験豊富な選手とそうではない選手の差は大きく、それが双方にとって負担にならなければ良いのですが。過去2年のように上位通過が理想ではありますが、まずは力を発揮し、きっちりと予選突破を果たしてほしいものです。

 

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