2018年 箱根予選 戦力分析 その2(東国、山学、国士、上武)

箱根予選まであと3日・・・引き続き、箱根予選における戦力分析を行っていきます。前回の箱根で17~20位だった4大学、東京国際、山梨学院、国士舘、上武を取り上げます。

 

東京国際大学(前回箱根17位)

前回の箱根では、1区真船が最下位、さらに3区を走ったスタンレイも区間最下位に沈んでしまったのが痛かったですね。往路で大きく出遅れると復路は6,7,10区で一桁順位で走るなど多少は巻き返しましたが、それでも総合17位まで上げるのが精いっぱいという状況でした。

 

1万mで持ちタイムが良い選手が何人か外れており、1万mで30分切りが14人中6人しかいませんが、箱根予選経験者が10人、箱根経験者が6人エントリーされているのは心強いですね。前回の復路で好走した選手もきっちりと入ってきており、大きな心配はいらなそう。

 

順位予想では、11位となっており、ギリギリ通過圏内となっていますね。私も同じくボーダーを争う1校という思いかなあ。前回はしっかりと走れていましたが、それでもギリギリ10位でしたし。。。全日本予選は14位、30位台が4人いたものの、そこまで大崩れした印象は無いんですよね。最も悪かった選手でも32位だったというのが大きいかなあ。

 

ハーフの平均持ちタイムは、14校中9位となっており、通過圏内に位置しています。ここでさらに大きいのは、タイタスが1年時に棄権、前回は走っていないことでハーフのタイムを持っていないんですよね。となると、実質まだまだ順位は上がるでしょうし、タイム上の不安は無さそう。

 

まだ箱根予選で中位以上で通過したことはなく、今回も通過するとすれば下位予想になるのかなあ。通過出来るだけの戦力だとは思いますし、増枠も活かしたいところですが…まだ2年連続の予選通過は果たしたことが無いですからね。今回もしっかりと合わせてくることが得切れば、連続予選突破も見えてきそうです。

 

山梨学院大学(前回箱根18位)

前回の箱根では、ニャイロこそ2区区間賞を獲得しましたが、他の9区間すべてで区間13位という惨敗ぶり、総合で18位とまたしても過去ワースト記録を更新してしまいました。本当にここ2年は苦しい戦いが続いています。さらに、主力卒業の穴も大きく、まさに正念場という状況に。。。

 

そんな中、全日本予選を回避したニャイロがエントリーされているのは大きく、目立ったエントリー漏れが無いのは救いですね。全日本予選もニャイロ抜きで11位と粘ってはいましたし、エース級以外の選手がしっかりと走れたのは箱根予選に向けても収穫だったのでは。

 

順位予想では、8位ということでちょっと評価が低めではありますが、5~9位くらいでの通過予想をする人が多いようです。やはり、ここ2年の箱根や戦力ダウンなどを考えると、上位通過は予想し辛いかなあ。。。久保、片山、出木場といった前回の箱根予選でチーム上位、全日本予選にも出場した選手たちが、さらに力をつけているようで、チームを引っ張っていってくれそう。

 

ハーフの平均持ちタイムは、なんと2位なんですよね~それも3位に20秒近い大差をつけての…ハーフ換算で60分42秒のニャイロ、62分30秒の永戸が抜けてはいますが、63分台が2人、64分1桁が3人と持ちタイムが良い選手がずらっと揃います。こういった選手がしっかりと持ちタイム通りの走りを箱根予選でも魅せられれば、十分に上位通過も狙えることに。。。

 

今回はの箱根予選は通過はまず大丈夫だとは思いますが、何位で通過出来るかというのも今後を見据えては大事になってきそうな気が。全日本には出場できないため、箱根予選を突破出来れば次は箱根のみですしね~総合力が問われることになる箱根予選、箱根でのリベンジに向けて、まずはいい形で終えて欲しいところ。

 

国士舘大学(前回箱根19位)

前回の箱根では、1区こそ15位とまずまずの出だしだったものの、その後はなかなか総合順位を上げられず…過去2度の出場に比べれば、区間最下位が1区間、区間ブービーが2区間と健闘はしましたが、一桁順位の区間は無く、総合でも19位とやはり本戦では厳しいという状況になってしまいました。

 

今回の留学生ではルーキーのヴィンセントがエントリー、長い距離はまだ未知数ですが、1万mの走りを見る限りはやはり期待は出来そう。前回のギトンガはチーム最下位に沈んでしまったため、ここが丸々前回からの上積みとなるのは大きいです。さらに、前回の上位10人のうち8人が残り、その8人全てがエントリーされているのも好材料ですね。

 

順位予想では、9位となっており、通過予想をする人が多いようです。5~10位あたりでの通過という予想が多いでしょうか。ここ2年の国士舘の走りはずば抜けた走りを見せる選手は少ないものの、本当に安定していますからね。前回も80位以内に8人が入るという頼もしさでしたし、同じような走りが出来れば当然前回以上の順位での通過という期待も高まります。

 

ハーフの平均持ちタイムは、14校中6位となっており、持ちタイム上は中位での通過圏内ということに。さらに、まだヴィンセントはハーフを走っていませんから、留学生抜きでのこのタイムというのがまたまた頼もしい。62分台を持つ住吉を筆頭に63分台が2人、64分1桁も3人となっており、このデータを見ても十分期待出来そうです。

 

ここまで見ている限りでは、3年連続の予選通過に向けては大きな懸念材料は無さそうかなあ。前回好走している住吉の状態も問題なさそうですし、4年生に頼もしい選手が揃っていますからね。以前も書いたように、来年度以降に向けては気になるところもありますが、まずは現状のベストメンバーできっちりと予選突破し、今度こそ本選でも結果を残したいところです。

 

上武大学(前回箱根20位)

前回の箱根では、1区こそ8位と好スタートを切ったものの、その後はずるずると順位を下げていき、4区間で区間最下位という苦しすぎる走りで往路、復路ともに最下位に沈んでしまいました。前回の箱根経験者が9人残っているのが救いではありますが、全日本予選でも17位と光明は見えず…連続出場に向けて苦しい状況が続きます。。

 

エントリーは前回の箱根予選で上位10人のうち、卒業生はわずかに1人、エントリーを外れたのも9番手だった関稜汰のみということで、まずまずのエントリーですかね。ただ、抜けたのは前回10位とトップだった坂本、関稜汰は1万mで持ちタイム2番手、箱根でも5区14位とまずまずの走りを見せていたのですが。。。

 

順位予想では、10位となっており、今回もまた、ボーダー争いに巻き込まれると予想する人が多いということで、私も同じような予想ですかねえ。現状の戦力を見る限り上位や中位での通過は難しそうというのが正直な感想ですし、何か少しでも噛み合わないことがあれば、一気に通過圏外に落ちてしまいそうな危うさもあります。前回の箱根予選も10番手と11番手の差が大きく、まさにギリギリという感じでしたし。

 

ハーフの平均持ちタイムは、7位となっており、決して悪くは無いですね。ハーフ63分台こそ太田黒ただ1人ですが、64分台が実に7人もいるんですよね~10番手でも65分20秒ということで、データ上は心強いです。これは、前回の箱根予選でしっかりと走れた選手がそのまま今回もエントリーされていることが大きいですね。多くの選手が箱根予選20kmのハーフ換算が自己ベストとなっていますし。

 

正直、今回の増枠が無ければ本当にギリギリの争いとなっていた恐れもある上武ではありますが、今回は11校通過出来ますからね。これは上武にとってかなりありがたいのでは…今回突破できたとしても、本戦ではまたまた厳しい戦いになるでしょうが、それでも予選突破を果たさないことには何も始まらないですからね。まずはきっちりと箱根予選を突破し、連続出場を伸ばしてほしいものです!!

 

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