日体大記録会1万m(2018/09/22) 雑感 ~川村が28分39秒の爆走~

一昨日、日体大記録会の1万mが行われました。詳細はレース結果をご覧ください。機械トラブルで70分も遅れるハプニング、さらに暑くてなかなか良いコンディションとは言えませんでしたが、そんな中でも結果を出す選手はきっちりと出してきますね。

 

私も観戦に行ってきましたが、終わったのは22時15分くらい…走る方ももちろんでしょうが、見る方もなかなかにハードでした。しかし、久しぶりの観戦でしたが、やはり良いものですね~記録会ならではと言いますか、あの空気感は実際に見に行ってこそです。組ごとに大学生を中心に振り返ります~

 

11組

東海の鈴木雄が29分55秒で組2位の走り、ベストには及ばずですが、あのコンディションで29分台&2位なら上出来でしょうか。2年生も都大路1区の1~3位が加わったことで注目を集めましたが、それ以外の選手も着実に伸びてきていますね。この分厚い選手層の中、どこまで加われるか…

 

3位には駒澤の石川が29分56秒で初の1万mとしては上々の走り。ずっと先頭付近でレースを進めていましたし、一時は先頭に立つなど良い走りでした。ラストこそ及ばずもトップと1秒ちょっとの差ですし。5千もベストを伸ばしていますし、今年度の駒澤の1年の中では一番タイムを伸ばしていますね。

 

全日本8区、箱根9区でともに10位で走っている帝京の小森が29分57秒で続き、ここまでが学生では29分台ですね。明治勢が多く出場していましたが、30分22秒の斉藤がトップともう一歩。。。チームとしても練習の一環ということでしたし、結果はあまり気にしなくてよいのかな?長らく故障に苦しんでいた酒井が31分47秒ながらも、まずは走れたのは収穫かなあ。

 

12組

山梨学院の清水が1500mの選手らしく、ラストの切れ味抜群でトップを最後に逆転し、29分35秒の自己ベストでベストを26秒も更新してきました。全日本予選では転倒するアクシデントもあって4組38位と悔しすぎる結果となりましたが、今回はさすがの走りを見せました。

 

大東大の齋藤も29分39秒、大久保が29分42秒と上位で走っていますね。大久保はベストを17秒更新しています。大久保も4年になって復活してきましたし、今後また戦力として期待出来そう。他の大東大勢の主力も29分台できっちりと走っていますし、箱根予選に向けては上々かなあ。他にも佐藤が29分52秒、服部が29分59秒、阿比留が30分2秒、藤岡が30分16秒でいずれもベストを更新しています。

 

他には中央学院の藤井が29分42秒で5位と良い走りを披露、ベストを一気に38秒更新してきました。中央学院も毎年あらたに台頭してくる選手が出てきますよね。今後に要注目です。

 

13組

駒澤の加藤が29分17秒でベストを31秒も更新してきました。ずっと故障に苦しんでいましたが…完全復活と言っていいでしょう。序盤から先頭付近を走り、すぐに先頭を引っ張る積極的な走りで、久しぶりの記録会で途中で失速してしまうのでは?と不安になりましたが、逆に先頭集団から抜け出しての組トップ、2位に11秒差をつける走りでした。

 

加藤が戻ってきたのはチームにとって大きいですね。この様子ですと、箱根予選からまた戦力として加わってくれそうです。下も29分31秒で3位とまずまずの走り、久しぶりにしっかりと走れた記録会だったかなあ。本来であればエース級の走りが期待される選手ですし、最終学年で悔いの走りを見せてくれれば。

 

明治勢もエース格の1人である中島、期待のルーキー鈴木がともに29分40秒、主力の小袖、角出でが29分44秒と上位できっちりとまとめてきました。箱根予選に向けて故障もあったという阿部や前半の組を走っていた坂口らエース格の状態が気にはなりますが、続く選手はとりあえず心配無さそうかなあ。他には、中央学院のルーキー栗原が29分51秒で自己ベストを出しています。

 

14組

外国人選手に喰らいついていく日本人選手が2人、1人はTOYOTAの窪田が28分35秒で復活の走りを披露、ただ、万全であればこのくらいのタイムは全然出せる実力者なので驚きは無いですが…もう一人、中央学院の川村が28分39秒という驚異的なタイムをマーク、41秒もベストを更新してチーム2番手にまでタイムを伸ばしてきました。

 

今年度、走るたびにベストを更新してきた川村ではありますが…まだ3大駅伝にはエントリーさえされたことも無い選手なんですよね。今年度の飛躍ぶりはもう信じられないレベルですよね。近くで中央学院の選手も応援していましたが、選手たちも驚きを隠せない様子でハイテンションで応援していました(笑)3大駅伝でもこんな走りを見せられるのか楽しいです。

 

川村には及ばずも、2年の高橋も28分54秒でチーム4人目の28分台ランナーとなりました。1年時から安定感抜群で3大駅伝フル出場&一度も崩れることのない走りを披露してきましたが、記録会でもさすがの走りでした。今年度も頼りになりそう。

 

他には東海の西川が29分17秒でベストを1秒ですが更新、湯澤も29分20秒とまずまずの走りを見せています。さらに、山梨学院の首藤が29分24秒はベストを12秒更新する走り、中央学院の石綿も29分28秒でセカンドベストですかねえ。

 

やや気になったのは、他の東海勢、怜利が29分32秒はともかく、郡司が29分47秒、高田や湊谷といった28分台ランナーは30分オーバーでした。また、中央学院勢も市山や福岡といった持ちタイム上位の4年生はともに30分30秒前後と苦戦、山梨学院の新留学生であるオニエゴも今回は30分36秒に留まりました。

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