2018年 トラックシーズン振り返り ~山梨学院大学~

トラックシーズンの大学ごとの振り返り、続いては山梨学院大学について見ていきます。前年度は全日本で9位でシード落ち、箱根では総合18位で前年度のワースト順位をさらに1つ更新してしまう苦しすぎる結果に終わってしまいました。

 

※自己ベスト更新を以下のルールでポイント化しております。更新した順位と人数(1,2位・・・5pt、3,4位・・・4pt、、、9,10位・・・1pt)から算出され、各部門ごとに30点満点になります。

 

5000m:16点(1~3位、7位)

5000mで16点というのは、全大学中トップのポイントとなっています。なんと言っても、チームトップ3がいずれもベストを更新しているのが大きいですね。ニャイロが13分45秒で14秒、永戸が13分57秒で8秒、清水が14分8秒で8秒ベストを更新し、そのままトップ3を占めることとなりました。

 

まあ、1万mの持ちタイムやこれまでの実績からすれば、ニャイロが13分59秒、永戸が14分5秒というのも、実力に見合わない持ちタイムであり、このくらいのタイムは当然出してくるでしょうし、ニャイロはまだまだ十分に縮められる余地がありますよね。

 

全日本予選ではニャイロの故障欠場が痛すぎましたが、関東インカレでは1万mで2位、ハーフでは3連覇を達成する好走、清水は関東インカレ1500mで2位の快走、全日本予選でも最終組を任されたのはびっくりしました。ニャイロ、永戸は万全であれば駅伝シーズンも心配いらないでしょうし、清水も1万mまでは対応出来るようになってきたのかなあ~

 

他には、黒木が14分23秒でベストを2秒更新し、7番手に入ってきました。高校時代はインターハイ5000mで決勝にも進んでいますし、まずはトラックで高校ベストを更新出来たのは良かったですね。トップ10圏外では同じく2年の齋藤が14分34秒でベストを2秒更新、セカンドベストでは出木場が14分26秒とベストと1秒差で走っていますね。

 

着実にベストを伸ばしては来ているものの、13分台がダブルエースの2人、14分1桁が清水のみなのはともかく、14分10秒台も井上、藤田の二人しかいないというのはちょっと寂しい気もしますね~近年はなかなか、高校ベストが良い即戦力候補が入ってこないことも影響しているかとは思いますが。。。

 

10000m:2点(9位、10位)

5千に比べるとちょっと寂しいポイントとなっており…29分48秒でベストを13秒更新した藤田が9番手、29分49秒で6秒更新した宮地が10番手となっており、トップ10では2人がベスト更新となりました。藤田は箱根でも9区を任されていますし、タイムを伸ばすだけではなく、勝負レースでも結果を残してきてほしい選手。

 

宮地は3大駅伝・予選会通じて初出場となった全日本予選で1組11位と上々の走りを見せたのが大きいですね。ハーフも64分半前後を既に2度マークしていますし、箱根予選会でも楽しみな選手です。トップ10圏外では、5千で3番手に入った清水が30分1秒で初の1万mを走っています。1500mの実績でもスピードは折り紙付きですし、中距離の選手としての初1万mでは上出来かなあ。

 

他にはDB登録している選手で自己ベストやセカンドベストはいなかった模様…5千に比べると寂しいですが、トップ2が27分56秒のニャイロに28分30秒の永戸ですから、特にトップ2はベストがハイレベルすぎて更新するのは容易では無いですよね。

 

前年度の箱根予選でシード落ち、そして全日本も2011年以来、7年ぶりの予選落ちということで、残るは箱根予選に全てを注ぐのみとなりました。前回のチーム上位8人のうち7人が当時の3年生以下となっており、前回の結果との比較では、そこまで大きな戦力ダウンとはなっていないんですよね。

 

戦力的に見ても予選落ちをすることは無いと思うのですが、ここ2年の箱根で大苦戦をしているのが気になるところです。。。まずは前回の箱根予選経験者を中心に臨むこととなるでしょうが、新戦力の台頭にも期待したいところですし、きっちりと予選を突破し、過去2年の借りを返す走りを見せてほしいものです!!

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