全日本予選観戦記(2018/06/30) ~法政がトップ通過~

昨日、全日本大学駅伝の関東予選が行われ、私も観戦に行ってきました。レース結果はこのようになっております。レースが開始されてもずっと30度を超えているようなコンディション、観戦している側としては風が強くて涼しかったですが、選手は走りづらかったですよね。

 

1~3組までで最も良かったタイムが30分40秒ですからね。最終組も28分台が1人も出ていませんし…元々タイムが出づらい全日本予選とはいえ、ここ最近では最もタイムが出なかった大会となりました。今日は組ごとに振り返っていきます。

 

~1組~

最初からもうスローペースなのが見ていても分かりました。本当にもう車が渋滞してしまっているかのような…最初の400mは80秒くらいかかっていますからね。72秒ペースで30分ですから、どれだけ遅いかが分かります。その後は代わる代わる先頭に…個人的には大東大の大久保が先頭を引っ張っているのが印象的だったかなあ。最終的には21位とほぼ真ん中という結果に…

 

そんなペースからまず抜け出したのが日大の加藤、やはりペースが遅すぎましたからねえ。ただ、一人抜け出したのは良いですが、早い段階で吸収されてしまい、そのまま遅れてしまって34位に沈んでしまったのは残念でした。満を持して抜け出したのが帝京のルーキー遠藤、今年度ベスト連発ではありますが、凄いですね。そのままどんどん差を広げていき、2位に14秒差をつけつ圧巻の走りでした。末恐ろしい選手ですね。今後、エースと呼ばれる存在になっていくかも。

 

2位以下は大混戦でしたが、法政がともに一桁順位、國學院も揃って10位以内と有力校が1組から力を見せましたね。この2校がそのまま最終的にも1,2フィニッシュですし、上位10人に入ったのはいずれも全日本予選を突破した大学でしたし、やはり1組は大事…

 

そんな中、ラスト1週前で悲劇が。。。中央の関口が走り方が明らかにおかしくなり、残り500mを過ぎたところで転倒してしまい、その後立ち上がるものの進めず…すぐに係の方がきて、手をかけてそのまま連れていき、途中棄権となってしまいました。。。以前、神奈川の山藤の時もそうでしたが、私のちょうど前で倒れてしまったんですよね。本当に、目の前で見たくない光景でした…

 

~2組~

1組で棄権となってしまった中央大学、待っているからちょっと舟津の様子がおかしかったですねえ。ちょっと集中出来ていない印象でした…最初は先頭を引っ張ってハイペースになるかと思いましたが、すぐに2番手以降に下がると、そのままずるずると…結果は組23位、チーム状況を考えればしょうがないですよね。

 

1組よりもスローペースで進む中、順大の野田が集団のペースアップを図ることに。やはり、力のある選手が集団のペースを変えていきますよね。野田はその後も落ちることなく6位でフィニッシュしています。そんな中、またしても強さを見せたのが帝京、岩佐が唯一31分切りの30分57秒で2位に8秒差をつける走りでした。まあ、元々2組を走る選手では無いですしね。

 

帝京は小野寺も8位でまとめ、まさに盤石と言った走りでした。この時点でトップに立つことに。法政も岡原の3位を始め、安定した走りで2位に。國學院はまたしても揃って10位以内で3位に入り、前回といい、今回といい強いですよね。個人的に苦戦するかと思っていた日体大は1組も2組も崩れないですね。特に岩室が2位に入ってきたのはちょっとびっくりで。経験のない選手でも、しっかりと初の勝負レースで結果を残すのはすばらしいです。

 

山梨学院がボーダーで粘り、大東大が10位と苦しい位置、日大が11位で粘っていたのも大きかったですね。拓殖は13位と苦しい位置に…個人的に応援していた明治は6位、1組の坂口も苦しいながらに粘り、2組も1桁&中位と粘れていたのが大きかったです。佐々木はラスト1周でペースが上がらずドキドキしましたが…

 

~3組~

3組はさすがにペースが上がるかと思いましたが、ここでもなかなか3分ペースは保てず…国士舘の住吉、法政の坂東など最終組を上位で走れる選手がいましたからねえ。最初は住吉が引っ張っていましたが、それでもペースとしてはもう一歩。ここでは中央の池田、加井が先頭付近で積極的な走りを見せていました。加井が24位、池田が26位でしたが、ともに今後が楽しみな二人ですね。

 

池田、加井と間に挟まれる坂東との身長差はなかなかで…いつも思いますが、坂東は頭1つ抜けていて、分かりやすくて良いです~その後は、明治の小袖が仕掛けました。ただ、仕掛けるのが早かったのかなあ。小袖、鈴木の明治二人が抜け出したときはおっ?と思いましたが、その後は小袖が集団から遅れてしまい、最終的には23位にまで下がってしまいました。一方で鈴木の6位は素晴らしかったですね。唯一、初1万mとなった鈴木でしたが、大事な場面で結果を残してくれました。これは今後がますます楽しみ。

 

そんな中、坂東がきっちりとトップを確保、力はずば抜けていますよね~もう一人の土井が35位に沈んだのにはちょっと焦りましたが…ここでは、日体大が宮崎7位、池田10位と揃って10位以内の好走でついに3組終了時でトップに立つことに。前回とは違う強さを見せています。帝京は横井が4位とさすがの走りを見せたものの、吉野が30位。。。

 

この組は揃って好走した大学が少なかったかなあ。ともに20位以内で走った上位の大学があまり無く…それだけに、日大、拓殖といった最終組にエースを有する大学がともに10位台で走ってきたのが大きかったですね。最終組に希望をつなぎました。8位に山梨学院がつけていたのも正直ちょっとびっくりでした。それだけに、ニャイロを故障で欠いたのが痛すぎた。。。

 

~4組~

当然のように塩尻とワンブィが先頭を走り、1万mのうち、9000m以上はどちらかが先頭を走っていましたよね。それも代わる代わるに先頭を走るような。まあ、実際に二人の力は抜けていますしね~ただ、他の留学生が先頭付近であまり走っていないのは意外でした。結局、ワンブィがラストの抜群の切れ味で3年連続トップとなったものの、ムイルは8位、デレセは15位ですからね~特にデレセが15位だったのは痛かったかなあ。。。

 

そんな中、これまで勝負レースで苦しんできたギトンガが7位と上々の走り、1学年下にヴィンセントがいる中、先輩の意地を見せてくれました。先頭集団は徐々に絞られていき、ワンブィ、塩尻の他は阿部と佐藤が終盤までついていましたね。佐藤はハーフの方が強いと思っていましたが、トラックでもどんどん強くなってきて…今回も4位と好走でトラック、ロードともに期待できます。

 

ラスト1周の争いは塩尻と阿部となりましたが、やはりラストの切れ味では阿部の方が上でした~ここで2位となる会心の走り、ワンブィとも1秒差ですし、関東インカレといい全日本といい、チームを救う走りを見せています。前田も何とか25位で粘ったのも明治にとって大きかった。見事に4位通過を果たしました。一方で順大は難波が2番目くらいはもう遅れだしていて、2度の周回遅れとなった時はもう駄目かと思いましたが、7位で通過したのはちょっとびっくりしました。

 

法政は佐藤4位だけではなく、青木も6位で盤石のトップ通過、國學院も浦野5位、土方10位ですからねえ。2位通過も順当です。城西も金子が出場せずで厳しいかと思いましたが、荻久保が11位、大石が13位とこれまた安定の走り、1組3位の服部、3組3位の鈴木など、随所に見せ場も作りながらの3位通過はちょっとびっくり。箱根シード以降、好調です。

 

帝京は最終組で島貫が16位、畔上が21位とまずまずの走りでしたが、エースが好走した大学に一気に抜かれてしまうことに。特に畔上にとっては悔しい走りだったのでは?またしても、安定の5位通過となってしまいました。チームの戦力が充実してても、苦しくてもこのくらいで走っているような。。。

 

日体大も山口和が24位、中川が28位と揃って苦しんだことで一気に1→6位と順位を下げてしまいましたが、3組までの貯金がものを言いましたね。そして、最後の8位には日大が逆転で入ることに。ルーキーの北野も32位と最低限の走りは見せてくれました。崩れるところがありながらも、5人が20位以内で走ったのが大きかったですね。

 

拓大は最終組が追い上げきれずに9位で全日本を逃すことに。。。大東大は奈良、川澄の3年生コンビが粘りましたが、3組で新井が39位に沈んだのが痛すぎました。。。10位で全日本連続出場は途切れることに。11位の山梨学院も清水が38位…さすがに最終組は厳しいですよね。それでも、2組で久保が、3組では出木場が5位に入るなど、楽しみな走りも見られました。

 

今回の走りを見ていると、改めて全日本予選に大事なのは総合力とエース力だなあと。エース力も総合力もある法政、國學院が1,2位を占めましたし、総合力では城西、帝京、日体あたりが安定していたかなあと。エース力では日大のワンブィ、明治の阿部、順大の塩尻のトップ3がともにチームを全日本に導きました。

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